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2020年09月02日

ため込みをやめられない人が1か月で改善する方法 125

この神経症、ノイローゼの迷いの扉を1か月で自分自身で開ける方法へのご質問、またはこころの問題についてのご相談は掲示板またはメッセージBO✕をご利用ください。ボランティア活動でお答えします。

「ため込みをやめられない人が1か月で改善する方法」を述べます。

自分が集めた資料を捨てられない人がいました。ある人は、新聞の「消費税の変更の記事」が捨てられません。もしそれがなくなったら、「変更に関して知ることができなくなる」と考えたのです。そんな理由で、部屋の中は新聞だらけです。それだけではなく週刊誌も、本も捨てられません。部屋の中は新聞に加え週刊誌も、本だらけです。ため込みををやめられない人は将来が心配です。将来にため込んでいるものがないと、心もとないのです。その心配が、ため込みを続けさせます。

将来の心配。それを弱めることが第一歩になります。そのために録音法を用います。心配を録音し、それになれていく方法です。具体的な方法を述べたいと思います。

モデルにより述べます。消費税が導入されるときのことです。3パーセントの消費税導入の時です。新聞に外税なのか、内税なのかはっきりとわかりやすく書かれていない広告が載っていました。本屋でそれを買い求めると、「週刊誌と一般書籍は異なります」と言われました。広告が載っていた本は定価を丁寧に表示してあり、それゆえに混乱したのです。そこでその広告の載っていた新聞を、念の点に読み直したのです。この人の考えていることが正しかったのです。新聞により正しさは、裏付けられました。

その出来事により、この人は「新聞は捨てられない」と考えるようになりました。新聞が無かったら、本当に困ったと考えたのです。その考えは、しみつきました。

ここからため込みは始まります。身動きができないため込みです。新聞は山のようになります。新聞の種類が増えたから、なおさらです。朝日、毎日、読売だけでは気がすみません。スポーツ新聞も買い込み、ため込みます。家の中は新聞の配送所のようです。重みで床が抜けてしまうかもしれません。それほどになりました。引っ越しも考えました。ため込みををやめられない人の中でも、重度の人は引っ越しばかりすることになります。ため込みんだものに、身動きできなくなり引っ越します。引っ越すことにより、身動きできない状況を改めざるを得なくなってしまいます。引っ越しによって、はじめてため込んだものを捨てられます。それほどのピンチにいるのです。

この人の困りごとは予測の中に有りました。それが現実のピンチになったのです。神経症的な人の困りごとは、このようなケースがほとんどです。「予測により不安になる」のです。現実は何もありません。この「予測による不安」が現実にハンドルを切らせ何の心配もない、現実をゆがめていきます。この予測による不安を、弱めていくことは可能です。行動療法的な解決は「不安に慣れれば弱まり消えていく」というものです。これは映画館で私たちが経験することと一致します。

映画館に入ったばかりのときは、真っ暗です。何も見えません。だがしばらくすると目が慣れて、映画館のなかが見えてきます。これは私たちが経験することです。同じような原理は、心配事にも通じます。心配やそれから生まれる不安も慣れれば、適応できるようになります。人にはそんなメカニズムが有ります。

そのメカニズムは「心配や不安は最初の5分をピークに、それに慣れていき20分で消える」と言うものです。心配や不安は、慣れることが解決のポイントです。その心配や不安に、慣れる方法も生み出されています。実践方法も兼ね備えていなければ、意味のないものになってしまいます。その方法を述べます。

その方法はメモ法と録音法があります。メモ法はさらに、二つの方法があります。3種類の方法があると言えます。先ずその中の最もやりやすい方法を行い、それでも効果がなかったら次の方法に進むのが良いでしょう。

最もやりやすい方法はメモ法です。これは心配を打ち消すような言葉をメモし、それを携帯して見直していく方法です。「新聞は捨てられない」と心配する人をモデルに述べていきます。「新聞は捨てられない」と心配する人は、「あとで困る」という連想が続きパニック状態を生んでいきます。そこでメモ法として、適切な言葉を考えていきます。

新聞を捨てられない人は、あとで記事がないとそれを知ることができないから困ると考えるのです。冷静に考えれば、新聞は図書館に保管されています。家に山になるほどため込む必要はありません。いま必要なことはネット検索です。ネット検索により出てきます。それにテレビの坂上忍さんのCMにあるように「5年使わなければ、もう使いません」ね。

以上からメモ法のための適切な言葉を考えていきます。先ずネット検索から、「ネットで検索すれば困らない」という言葉が導き出されます。次はテレビの坂上忍さんのCMの言葉です。「5年使わなければ、もう使いません」という言葉を利用します。テレビのCMは常に放送され、坂上忍さんはいつもテレビに出ています。だから効果的です。そこから「新聞は5週間読まなければ、もう読まない」という言葉を作り、「ネットで検索すれば困らない」という言葉と結びつけます。

こうなります⇓
「新聞は5週間読まなければ、もう読まない。困ってもネットで検索すれば困らない」これをメモします。それをいつも携帯します。それを読み返します。この程度の長さであれば、暗記できます。できるだけ暗記してください。身につけてください。それをこころの中で繰り返せば良いのです。特に不安になったら、読み返してください。読み返すだけでもいいのです。暗記したら、同じようにこころの中で繰り返してください。この方がベターです。ベストは録音し、それを聴くことです。聴くことは、外から入ってくるから効果的です。内的な言葉よりも、外的な言葉の方がストップしやすい、ブレーキが掛かりやすいのです。外側から、言いきかせるようなスタイルの方が効果は有ります。客観性を持ったものとして、印象付けられるからでしょう。多くの場合、このメモ法で改善します。これは最もやりやすい方法です。効果がない人はメモ法を深め、録音法に進めば良いのです。

それでも効果のない人は、長いメモ法を行ってください。長いメモ法は、作文を書くものです。心配の作文を書くものです。あなたの心配事を、作文にしていけばよいのです。いつも心配していることを、そのままに書いていけばよいのです。ため込みをやめられない人の場合の例を、述べていきます。

先ず原稿用紙を用意します。なければレポート用紙でもかまいません。あとはボールペンや鉛筆という筆記用具です。必要ならば消しゴムも用意します。神経症的傾向のある人は、書き直すことが多いのです。それを正す意味で、消しゴムは使わない方が良いのです。だが無理を掛けないことも大切ですから、消しゴムは使ってもかまいません。

「無理をしなくていい」と分かる事も大切です。神経症的傾向のある人は、無理をしがちです。「無理をしなくていい」と分かるだけでも改善する人は多いのです。人によっては最初は消しゴムを使い、慣れたら使わないようにしても良いかもしれません。このように消しゴムの使用に関しても、臨機応変な対応が求められます。カウンセリングには解決のための方法があります。だがそれは妄信されるべきものではありません。妄信された時に最も大切なものを失います。

よってできるだけカウンセラーの指導の下に、この方法は行われるべきです。そのほうが、妄信の迷路に入り込むことが少ないからです。迷路に入り込んでも、すぐに抜け出せます。とにかく紙と鉛筆を用意してください。いつもあなたが心配していることを、そのままに書いてください。できたらオーバーに書ければ、書けるだけ書いてください。心配事に直面します。それも大きな心配事に直面します。その方が効果的だからです。だからできるだけ、オーバーに書ければ、書けるだけ書いてください。オーバーに書けば書くだけでも、心配事に真っ正面から直面します。真っ正面から直面することこそが、大切です。それが解決のポイントです。

神経症的な傾向のある人は、不安から逃げたい。だが逃げれば逃げるほど、まとわりついてくるのが不安というものの性格です。この迷路からの脱出が課題になっています。脱出するためには、不安に直面する事です。行動療法の大きな原則である「不安は最初の5分がピーク。20分で消える」に従います。それにより改善します。

映画館に入ったときに、真っ暗で何も見えません。時間がたてば、自然にその暗さに慣れて見えるようになります。人には、このような適応力があります。行動療法は、この原則の応用です。それを神経症に応用し大きな効果をあげています。きわめて科学的な方法と言えます。科学に裏づけられています。

この方法と日本で生まれた森田療法は、似ています。だが行動療法の方が、合理的な心理療法と言えます。今の日本人には、行動療法の方が受け入れやすいものです。森田療法は、悟った先生がいます。その悟った先生が、指導します。ところがこの指導スタイルが、いまの若い人には受け入れられないのです。そこで問題化しやすいのです。民主化した今の日本では、受け入れられない人が多いのです。それもあって森田療法も民主化する方向に、ハンドルを切っています。行動療法には、悟った先生がいません。そもそもカウンセリングと悟りは、別のものと考えます。ただ科学的に神経症、ノイローゼの改善に向かいます。

だからこそ、現代の若い人に受け入れられやすいのです。「不安は最初の5分がピーク。20分で消える」をマスターし、改善させるカウンセリングが行動療法です。この科学性は、若い人に受け入れられやすいのです。行動療法の先生は、科学者として神経症の人に出会います。ひと言でいえば、近代的な人間関係です。行動療法は協力関係です。権威主義ではありません。だからこそ、行動療法家の暖かさも大切な要素になります。人によっては、行動療法家の暖かさだけで改善してしまう人もいます。神経症に関して、技術的な問題が決定的なものではないと言えます。これは大切です。

とにかく心配の作文を書いてください。書き続けてください。いつも心配しているように心配し、それを紙に書き続けます。そうすると書けなくなる時がやって来ます。どんな心配事にも底があります。底のない心配事はありません。プールで溺れても、プールの底まで沈めば浮かび上がってくるものです。慌てるから、沈んでしまいます。そこ、底まで書き進めてください。そうしただけでも、不安は弱まっています。この次に、録音します。いま書いたものを、録音するのです。自分で録音します。

自分の声で、自分で録音します。それが一番効果的です。自分の声を自分で聴くことは、こころに刻み込まれやすいのです。無意識にまで届きやすいのです。いつもの心配事を書き、それを録音して聴いていきます。途中で聴きたくなくなるかもしれません。それでも聴き続けることが必要です。不安に慣れ、不安を克服するためです。これも「不安は最初の5分がピーク。20分で消える」を利用したものです。それを現実に合わせ、応用して作られた方法です。とても効果的です。

その作文の例をあげます。
ある人は新聞に載った記事が、忘れたら困ると考えると捨てられずため込みます。コロナウィルスに対する記事は、心配であるがゆえに捨てられません。

その人の作文です。
【新聞にまたコロナウィルスの記事が載っていた。「マスクが足りない」というので心配で心配でしょうがなくなった。マスクを買いに行こうと思っても、もう売ってないかもしれない】

【そこでマスクを買いに行ったら、少しもなかった。やっぱり買う時には、買っておかないと困る事になると知ったので、ため込みはやめられない】このように、ため込みをやめられない理由が常に入り込んでくるのが特徴です。その理由に引っ張られて抜け出せなくなっています。

ただし無理に、ため込みをやめられない理由を書く必要はありません。常に入り込んでくる特徴があると述べているだけです。心配を心配のままに書いてください。【マスクを買いに行ったら、少しもなかった。少なくとも記事は取っておこう。忘れたら困る。】この最後の「忘れたら困る」が新聞をため込む人の特徴です。

さらに続きます。
【その新聞をなくしたらどうしよう。それも心配だ】このように続きます。

常に心配する人。
こんな心配の絶えない人が、ため込みをやめられない人です。

さらに続きます。
【その新聞をなくしたらどうしよう。それも心配だ】このように続きます。

さらに突っ走ってしまいます。
【その新聞をなくしたらもうダメだ】このような結論に至ります。

またさらに続きます。
【新聞をなくしたときのために、同じような記事の出ている本も集めよう】このように続きます。

ここから本のため込みも始まります。
それも書いていきます。

【本も集めようと思いました】さらに
【図書館でもいいかもしれないと思いました】

ここでも、不安は積もります。
【ほかに借りる人がいたら】

その結果、こうなります。
【本を集めよう】

【できるだけ本を集めよう】
このように、また悪循環は深まります。

さらにここでも、不安は積もります。
【無くしたらどうしよう】

そこで次のようになります。
【何冊も、同じものを買う】

また悪循環は深まります。
それも書いていきます。

【心配だから何冊も、同じものを買ってしまう】
これがこの人の気持ちです。

その心配は、止まらなくなります。
【同じものを買っても、心配は続く】

【無くすかもしれないので、心配は続く】
悪循環です。

この悪循環を書き続けます。
【心配をなくすために、また買う】

【買って買って、買いまくる】
このように書きます。

その気持ちも書き続けます。
【心配で心配で、どうしようもできない】

さらに続けます。
【買えば心配はなくなる】

【だが買っても買ってもだめ】
こう書きました。

だめさかげんを書きます。
人によっては、それだけで効果が出る人もいます。

自分の不安を書き続けます。
それだけで、効果が出る人もいます。

出ない人もいます。
効果が出た人も、出ない人も書き続けてください。

この人はこう続けました。
【部屋中は新聞と本だらけ】

【困ったものだ】
自分の気持ちに戻ります。

【自分では、どうしようもできない】
もう抜け出せない状態です。

【本の重みで、床は抜ける】
このように心配は、広がります。

【もう床も抜けます】
このように心配の結末まで書きます。

【床は抜けすべて終わります】
これが最悪の結末です。

これは一例です。
このように、いつもの心配を書き続けてください。

人によっては、書いているうちに内容の愚かさに気づく人もいます。
考えていることが、あまりにもオーバーだと気づきます。

軽い人、葛藤の少ない人はそれだけで改善します。
そうでない人は、次に進みます。

ただし軽い人で改善しても、最後まで行った方が良いのです。
そこは頑張ってください。

この人は、ため込んだ本の重みで床が抜けます。
そこで心配は終わります。

次は録音です。
この作文を録音します。

録音するもの、スマートホンでもなんでもいいですから録音します。
自分で吹き込んでください。

自分の声で吹き込むことが大切です。
意味があります。

人は、言葉で考えます。
内的な言葉で考えます。

だからこそ、自分の声で吹き込むことが大切です。
効果もあります。

自分の声で吹き込むことだけでも、効果があります。
それを聴けば、さらに効果があります。

とにかく録音してください。
じっくり聴いてください。

聞くのではありません。
聴くのです。

ぼんやり聞くのではありません。
身を入れて聴くのです。

気持ちを入れて聴くのです。
それにより不安を高めます。

不安を高め、直面します。
直面することにより、克服します。

不安から、逃げない。
逃げるから、追いかけられます。

1か月で改善するためには、2時間聴き続けることが必要です。
あとはほかの方法も行うことです。

それを踏まえ、ため込みをやめられない人が1か月で改善するプログラムを紹介します。
それは10日間を一区切りにして、30日で終了します。

先ず、録音したものを2時間聴き続けることです。
これは最初から、最後まで30日間行います。

さらに協力する人もいた方がいいのです。
いなくてもできますが、いた方がいいです。

その理由を述べます。
ため込みをやめられない人が、ため込んだものを捨てていくのがその方法です。

そのため込んだものを捨てていくことを、自分でできれば理想的です。
だが多くの場合、不可能です。

そこで協力する人もいた方がいいのです。
協力する人は、あなたを励ましてもくれます。

協力する人の条件は、あなたを励ましてもくれる人です。
あともう一つ条件があります。

さらに述べます。
  

Posted by counsellor at 10:00カウンセリング

2020年09月03日

ため込みをやめられない人が1か月で改善する方法 126

この神経症、ノイローゼの迷いの扉を1か月で自分自身で開ける方法へのご質問、またはこころの問題についてのご相談は掲示板またはメッセージBO✕をご利用ください。ボランティア活動でお答えします。

「ため込みをやめられない人が1か月で改善する方法」を述べます。

自分が集めた資料を捨てられない人がいました。ある人は、新聞の「消費税の変更の記事」が捨てられません。もしそれがなくなったら、「変更に関して知ることができなくなる」と考えたのです。そんな理由で、部屋の中は新聞だらけです。それだけではなく週刊誌も、本も捨てられません。部屋の中は新聞に加え週刊誌も、本だらけです。ため込みををやめられない人は将来が心配です。将来にため込んでいるものがないと、心もとないのです。その心配が、ため込みを続けさせます。

将来の心配。それを弱めることが第一歩になります。そのために録音法を用います。心配を録音し、それになれていく方法です。具体的な方法を述べたいと思います。

モデルにより述べます。消費税が導入されるときのことです。3パーセントの消費税導入の時です。新聞に外税なのか、内税なのかはっきりとわかりやすく書かれていない広告が載っていました。本屋でそれを買い求めると、「週刊誌と一般書籍は異なります」と言われました。広告が載っていた本は定価を丁寧に表示してあり、それゆえに混乱したのです。そこでその広告の載っていた新聞を、念の点に読み直したのです。この人の考えていることが正しかったのです。新聞により正しさは、裏付けられました。

その出来事により、この人は「新聞は捨てられない」と考えるようになりました。新聞が無かったら、本当に困ったと考えたのです。その考えは、しみつきました。

ここからため込みは始まります。身動きができないため込みです。新聞は山のようになります。新聞の種類が増えたから、なおさらです。朝日、毎日、読売だけでは気がすみません。スポーツ新聞も買い込み、ため込みます。家の中は新聞の配送所のようです。重みで床が抜けてしまうかもしれません。それほどになりました。引っ越しも考えました。ため込みををやめられない人の中でも、重度の人は引っ越しばかりすることになります。ため込みんだものに、身動きできなくなり引っ越します。引っ越すことにより、身動きできない状況を改めざるを得なくなってしまいます。引っ越しによって、はじめてため込んだものを捨てられます。それほどのピンチにいるのです。

この人の困りごとは予測の中に有りました。それが現実のピンチになったのです。神経症的な人の困りごとは、このようなケースがほとんどです。「予測により不安になる」のです。現実は何もありません。この「予測による不安」が現実にハンドルを切らせ何の心配もない、現実をゆがめていきます。この予測による不安を、弱めていくことは可能です。行動療法的な解決は「不安に慣れれば弱まり消えていく」というものです。これは映画館で私たちが経験することと一致します。

映画館に入ったばかりのときは、真っ暗です。何も見えません。だがしばらくすると目が慣れて、映画館のなかが見えてきます。これは私たちが経験することです。同じような原理は、心配事にも通じます。心配やそれから生まれる不安も慣れれば、適応できるようになります。人にはそんなメカニズムが有ります。

そのメカニズムは「心配や不安は最初の5分をピークに、それに慣れていき20分で消える」と言うものです。心配や不安は、慣れることが解決のポイントです。その心配や不安に、慣れる方法も生み出されています。実践方法も兼ね備えていなければ、意味のないものになってしまいます。その方法を述べます。

その方法はメモ法と録音法があります。メモ法はさらに、二つの方法があります。3種類の方法があると言えます。先ずその中の最もやりやすい方法を行い、それでも効果がなかったら次の方法に進むのが良いでしょう。

最もやりやすい方法はメモ法です。これは心配を打ち消すような言葉をメモし、それを携帯して見直していく方法です。「新聞は捨てられない」と心配する人をモデルに述べていきます。「新聞は捨てられない」と心配する人は、「あとで困る」という連想が続きパニック状態を生んでいきます。そこでメモ法として、適切な言葉を考えていきます。

新聞を捨てられない人は、あとで記事がないとそれを知ることができないから困ると考えるのです。冷静に考えれば、新聞は図書館に保管されています。家に山になるほどため込む必要はありません。いま必要なことはネット検索です。ネット検索により出てきます。それにテレビの坂上忍さんのCMにあるように「5年使わなければ、もう使いません」ね。

以上からメモ法のための適切な言葉を考えていきます。先ずネット検索から、「ネットで検索すれば困らない」という言葉が導き出されます。次はテレビの坂上忍さんのCMの言葉です。「5年使わなければ、もう使いません」という言葉を利用します。テレビのCMは常に放送され、坂上忍さんはいつもテレビに出ています。だから効果的です。そこから「新聞は5週間読まなければ、もう読まない」という言葉を作り、「ネットで検索すれば困らない」という言葉と結びつけます。

こうなります⇓
「新聞は5週間読まなければ、もう読まない。困ってもネットで検索すれば困らない」これをメモします。それをいつも携帯します。それを読み返します。この程度の長さであれば、暗記できます。できるだけ暗記してください。身につけてください。それをこころの中で繰り返せば良いのです。特に不安になったら、読み返してください。読み返すだけでもいいのです。暗記したら、同じようにこころの中で繰り返してください。この方がベターです。ベストは録音し、それを聴くことです。聴くことは、外から入ってくるから効果的です。内的な言葉よりも、外的な言葉の方がストップしやすい、ブレーキが掛かりやすいのです。外側から、言いきかせるようなスタイルの方が効果は有ります。客観性を持ったものとして、印象付けられるからでしょう。多くの場合、このメモ法で改善します。これは最もやりやすい方法です。効果がない人はメモ法を深め、録音法に進めば良いのです。

それでも効果のない人は、長いメモ法を行ってください。長いメモ法は、作文を書くものです。心配の作文を書くものです。あなたの心配事を、作文にしていけばよいのです。いつも心配していることを、そのままに書いていけばよいのです。ため込みをやめられない人の場合の例を、述べていきます。

先ず原稿用紙を用意します。なければレポート用紙でもかまいません。あとはボールペンや鉛筆という筆記用具です。必要ならば消しゴムも用意します。神経症的傾向のある人は、書き直すことが多いのです。それを正す意味で、消しゴムは使わない方が良いのです。だが無理を掛けないことも大切ですから、消しゴムは使ってもかまいません。

「無理をしなくていい」と分かる事も大切です。神経症的傾向のある人は、無理をしがちです。「無理をしなくていい」と分かるだけでも改善する人は多いのです。人によっては最初は消しゴムを使い、慣れたら使わないようにしても良いかもしれません。このように消しゴムの使用に関しても、臨機応変な対応が求められます。カウンセリングには解決のための方法があります。だがそれは妄信されるべきものではありません。妄信された時に最も大切なものを失います。

よってできるだけカウンセラーの指導の下に、この方法は行われるべきです。そのほうが、妄信の迷路に入り込むことが少ないからです。迷路に入り込んでも、すぐに抜け出せます。とにかく紙と鉛筆を用意してください。いつもあなたが心配していることを、そのままに書いてください。できたらオーバーに書ければ、書けるだけ書いてください。心配事に直面します。それも大きな心配事に直面します。その方が効果的だからです。だからできるだけ、オーバーに書ければ、書けるだけ書いてください。オーバーに書けば書くだけでも、心配事に真っ正面から直面します。真っ正面から直面することこそが、大切です。それが解決のポイントです。

神経症的な傾向のある人は、不安から逃げたい。だが逃げれば逃げるほど、まとわりついてくるのが不安というものの性格です。この迷路からの脱出が課題になっています。脱出するためには、不安に直面する事です。行動療法の大きな原則である「不安は最初の5分がピーク。20分で消える」に従います。それにより改善します。

映画館に入ったときに、真っ暗で何も見えません。時間がたてば、自然にその暗さに慣れて見えるようになります。人には、このような適応力があります。行動療法は、この原則の応用です。それを神経症に応用し大きな効果をあげています。きわめて科学的な方法と言えます。科学に裏づけられています。

この方法と日本で生まれた森田療法は、似ています。だが行動療法の方が、合理的な心理療法と言えます。今の日本人には、行動療法の方が受け入れやすいものです。森田療法は、悟った先生がいます。その悟った先生が、指導します。ところがこの指導スタイルが、いまの若い人には受け入れられないのです。そこで問題化しやすいのです。民主化した今の日本では、受け入れられない人が多いのです。それもあって森田療法も民主化する方向に、ハンドルを切っています。行動療法には、悟った先生がいません。そもそもカウンセリングと悟りは、別のものと考えます。ただ科学的に神経症、ノイローゼの改善に向かいます。

だからこそ、現代の若い人に受け入れられやすいのです。「不安は最初の5分がピーク。20分で消える」をマスターし、改善させるカウンセリングが行動療法です。この科学性は、若い人に受け入れられやすいのです。行動療法の先生は、科学者として神経症の人に出会います。ひと言でいえば、近代的な人間関係です。行動療法は協力関係です。権威主義ではありません。だからこそ、行動療法家の暖かさも大切な要素になります。人によっては、行動療法家の暖かさだけで改善してしまう人もいます。神経症に関して、技術的な問題が決定的なものではないと言えます。これは大切です。

とにかく心配の作文を書いてください。書き続けてください。いつも心配しているように心配し、それを紙に書き続けます。そうすると書けなくなる時がやって来ます。どんな心配事にも底があります。底のない心配事はありません。プールで溺れても、プールの底まで沈めば浮かび上がってくるものです。慌てるから、沈んでしまいます。そこ、底まで書き進めてください。そうしただけでも、不安は弱まっています。この次に、録音します。いま書いたものを、録音するのです。自分で録音します。

自分の声で、自分で録音します。それが一番効果的です。自分の声を自分で聴くことは、こころに刻み込まれやすいのです。無意識にまで届きやすいのです。いつもの心配事を書き、それを録音して聴いていきます。途中で聴きたくなくなるかもしれません。それでも聴き続けることが必要です。不安に慣れ、不安を克服するためです。これも「不安は最初の5分がピーク。20分で消える」を利用したものです。それを現実に合わせ、応用して作られた方法です。とても効果的です。

その作文の例をあげます。
ある人は新聞に載った記事が、忘れたら困ると考えると捨てられずため込みます。コロナウィルスに対する記事は、心配であるがゆえに捨てられません。

その人の作文です。
【新聞にまたコロナウィルスの記事が載っていた。「マスクが足りない」というので心配で心配でしょうがなくなった。マスクを買いに行こうと思っても、もう売ってないかもしれない】

【そこでマスクを買いに行ったら、少しもなかった。やっぱり買う時には、買っておかないと困る事になると知ったので、ため込みはやめられない】このように、ため込みをやめられない理由が常に入り込んでくるのが特徴です。その理由に引っ張られて抜け出せなくなっています。

ただし無理に、ため込みをやめられない理由を書く必要はありません。常に入り込んでくる特徴があると述べているだけです。心配を心配のままに書いてください。【マスクを買いに行ったら、少しもなかった。少なくとも記事は取っておこう。忘れたら困る。】この最後の「忘れたら困る」が新聞をため込む人の特徴です。

さらに続きます。
【その新聞をなくしたらどうしよう。それも心配だ】このように続きます。

常に心配する人。
こんな心配の絶えない人が、ため込みをやめられない人です。

さらに続きます。
【その新聞をなくしたらどうしよう。それも心配だ】このように続きます。

さらに突っ走ってしまいます。
【その新聞をなくしたらもうダメだ】このような結論に至ります。

またさらに続きます。
【新聞をなくしたときのために、同じような記事の出ている本も集めよう】このように続きます。

ここから本のため込みも始まります。
それも書いていきます。

【本も集めようと思いました】さらに
【図書館でもいいかもしれないと思いました】

ここでも、不安は積もります。
【ほかに借りる人がいたら】

その結果、こうなります。
【本を集めよう】

【できるだけ本を集めよう】
このように、また悪循環は深まります。

さらにここでも、不安は積もります。
【無くしたらどうしよう】

そこで次のようになります。
【何冊も、同じものを買う】

また悪循環は深まります。
それも書いていきます。

【心配だから何冊も、同じものを買ってしまう】
これがこの人の気持ちです。

その心配は、止まらなくなります。
【同じものを買っても、心配は続く】

【無くすかもしれないので、心配は続く】
悪循環です。

この悪循環を書き続けます。
【心配をなくすために、また買う】

【買って買って、買いまくる】
このように書きます。

その気持ちも書き続けます。
【心配で心配で、どうしようもできない】

さらに続けます。
【買えば心配はなくなる】

【だが買っても買ってもだめ】
こう書きました。

だめさかげんを書きます。
人によっては、それだけで効果が出る人もいます。

自分の不安を書き続けます。
それだけで、効果が出る人もいます。

出ない人もいます。
効果が出た人も、出ない人も書き続けてください。

この人はこう続けました。
【部屋中は新聞と本だらけ】

【困ったものだ】
自分の気持ちに戻ります。

【自分では、どうしようもできない】
もう抜け出せない状態です。

【本の重みで、床は抜ける】
このように心配は、広がります。

【もう床も抜けます】
このように心配の結末まで書きます。

【床は抜けすべて終わります】
これが最悪の結末です。

これは一例です。
このように、いつもの心配を書き続けてください。

人によっては、書いているうちに内容の愚かさに気づく人もいます。
考えていることが、あまりにもオーバーだと気づきます。

軽い人、葛藤の少ない人はそれだけで改善します。
そうでない人は、次に進みます。

ただし軽い人で改善しても、最後まで行った方が良いのです。
そこは頑張ってください。

この人は、ため込んだ本の重みで床が抜けます。
そこで心配は終わります。

次は録音です。
この作文を録音します。

録音するもの、スマートホンでもなんでもいいですから録音します。
自分で吹き込んでください。

自分の声で吹き込むことが大切です。
意味があります。

人は、言葉で考えます。
内的な言葉で考えます。

だからこそ、自分の声で吹き込むことが大切です。
効果もあります。

自分の声で吹き込むことだけでも、効果があります。
それを聴けば、さらに効果があります。

とにかく録音してください。
じっくり聴いてください。

聞くのではありません。
聴くのです。

ぼんやり聞くのではありません。
身を入れて聴くのです。

気持ちを入れて聴くのです。
それにより不安を高めます。

不安を高め、直面します。
直面することにより、克服します。

不安から、逃げない。
逃げるから、追いかけられます。

1か月で改善するためには、2時間聴き続けることが必要です。
あとはほかの方法も行うことです。

それを踏まえ、ため込みをやめられない人が1か月で改善するプログラムを紹介します。
それは10日間を一区切りにして、30日で終了します。

先ず、録音したものを2時間聴き続けることです。
これは最初から、最後まで30日間行います。

さらに協力する人もいた方がいいのです。
いなくてもできますが、いた方がいいです。

その理由を述べます。
ため込みをやめられない人が、ため込んだものを捨てていくのがその方法です。

そのため込んだものを捨てていくことを、自分でできれば理想的です。
だが多くの場合、不可能です。

そこで協力する人もいた方がいいのです。
協力する人は、あなたを励ましてもくれます。

協力する人の条件は、あなたを励ましてもくれる人です。
あともう一つ条件があります。

協力する人はあなたを励ましながらも、ため込んだものを捨てることができる人です。
多くのため込みの人は、捨てる時に抵抗します。

さらに述べます。
  

Posted by counsellor at 09:59カウンセリング

2020年09月04日

ため込みをやめられない人が1か月で改善する方法 127

この神経症、ノイローゼの迷いの扉を1か月で自分自身で開ける方法へのご質問、またはこころの問題についてのご相談は掲示板またはメッセージBO✕をご利用ください。ボランティア活動でお答えします。

「ため込みをやめられない人が1か月で改善する方法」を述べます。

自分が集めた資料を捨てられない人がいました。ある人は、新聞の「消費税の変更の記事」が捨てられません。もしそれがなくなったら、「変更に関して知ることができなくなる」と考えたのです。そんな理由で、部屋の中は新聞だらけです。それだけではなく週刊誌も、本も捨てられません。部屋の中は新聞に加え週刊誌も、本だらけです。ため込みををやめられない人は将来が心配です。将来にため込んでいるものがないと、心もとないのです。その心配が、ため込みを続けさせます。

将来の心配。それを弱めることが第一歩になります。そのために録音法を用います。心配を録音し、それになれていく方法です。具体的な方法を述べたいと思います。

モデルにより述べます。消費税が導入されるときのことです。3パーセントの消費税導入の時です。新聞に外税なのか、内税なのかはっきりとわかりやすく書かれていない広告が載っていました。本屋でそれを買い求めると、「週刊誌と一般書籍は異なります」と言われました。広告が載っていた本は定価を丁寧に表示してあり、それゆえに混乱したのです。そこでその広告の載っていた新聞を、念の点に読み直したのです。この人の考えていることが正しかったのです。新聞により正しさは、裏付けられました。

その出来事により、この人は「新聞は捨てられない」と考えるようになりました。新聞が無かったら、本当に困ったと考えたのです。その考えは、しみつきました。

ここからため込みは始まります。身動きができないため込みです。新聞は山のようになります。新聞の種類が増えたから、なおさらです。朝日、毎日、読売だけでは気がすみません。スポーツ新聞も買い込み、ため込みます。家の中は新聞の配送所のようです。重みで床が抜けてしまうかもしれません。それほどになりました。引っ越しも考えました。ため込みををやめられない人の中でも、重度の人は引っ越しばかりすることになります。ため込みんだものに、身動きできなくなり引っ越します。引っ越すことにより、身動きできない状況を改めざるを得なくなってしまいます。引っ越しによって、はじめてため込んだものを捨てられます。それほどのピンチにいるのです。

この人の困りごとは予測の中に有りました。それが現実のピンチになったのです。神経症的な人の困りごとは、このようなケースがほとんどです。「予測により不安になる」のです。現実は何もありません。この「予測による不安」が現実にハンドルを切らせ何の心配もない、現実をゆがめていきます。この予測による不安を、弱めていくことは可能です。行動療法的な解決は「不安に慣れれば弱まり消えていく」というものです。これは映画館で私たちが経験することと一致します。

映画館に入ったばかりのときは、真っ暗です。何も見えません。だがしばらくすると目が慣れて、映画館のなかが見えてきます。これは私たちが経験することです。同じような原理は、心配事にも通じます。心配やそれから生まれる不安も慣れれば、適応できるようになります。人にはそんなメカニズムが有ります。

そのメカニズムは「心配や不安は最初の5分をピークに、それに慣れていき20分で消える」と言うものです。心配や不安は、慣れることが解決のポイントです。その心配や不安に、慣れる方法も生み出されています。実践方法も兼ね備えていなければ、意味のないものになってしまいます。その方法を述べます。

その方法はメモ法と録音法があります。メモ法はさらに、二つの方法があります。3種類の方法があると言えます。先ずその中の最もやりやすい方法を行い、それでも効果がなかったら次の方法に進むのが良いでしょう。

最もやりやすい方法はメモ法です。これは心配を打ち消すような言葉をメモし、それを携帯して見直していく方法です。「新聞は捨てられない」と心配する人をモデルに述べていきます。「新聞は捨てられない」と心配する人は、「あとで困る」という連想が続きパニック状態を生んでいきます。そこでメモ法として、適切な言葉を考えていきます。

新聞を捨てられない人は、あとで記事がないとそれを知ることができないから困ると考えるのです。冷静に考えれば、新聞は図書館に保管されています。家に山になるほどため込む必要はありません。いま必要なことはネット検索です。ネット検索により出てきます。それにテレビの坂上忍さんのCMにあるように「5年使わなければ、もう使いません」ね。

以上からメモ法のための適切な言葉を考えていきます。先ずネット検索から、「ネットで検索すれば困らない」という言葉が導き出されます。次はテレビの坂上忍さんのCMの言葉です。「5年使わなければ、もう使いません」という言葉を利用します。テレビのCMは常に放送され、坂上忍さんはいつもテレビに出ています。だから効果的です。そこから「新聞は5週間読まなければ、もう読まない」という言葉を作り、「ネットで検索すれば困らない」という言葉と結びつけます。

こうなります⇓
「新聞は5週間読まなければ、もう読まない。困ってもネットで検索すれば困らない」これをメモします。それをいつも携帯します。それを読み返します。この程度の長さであれば、暗記できます。できるだけ暗記してください。身につけてください。それをこころの中で繰り返せば良いのです。特に不安になったら、読み返してください。読み返すだけでもいいのです。暗記したら、同じようにこころの中で繰り返してください。この方がベターです。ベストは録音し、それを聴くことです。聴くことは、外から入ってくるから効果的です。内的な言葉よりも、外的な言葉の方がストップしやすい、ブレーキが掛かりやすいのです。外側から、言いきかせるようなスタイルの方が効果は有ります。客観性を持ったものとして、印象付けられるからでしょう。多くの場合、このメモ法で改善します。これは最もやりやすい方法です。効果がない人はメモ法を深め、録音法に進めば良いのです。

それでも効果のない人は、長いメモ法を行ってください。長いメモ法は、作文を書くものです。心配の作文を書くものです。あなたの心配事を、作文にしていけばよいのです。いつも心配していることを、そのままに書いていけばよいのです。ため込みをやめられない人の場合の例を、述べていきます。

先ず原稿用紙を用意します。なければレポート用紙でもかまいません。あとはボールペンや鉛筆という筆記用具です。必要ならば消しゴムも用意します。神経症的傾向のある人は、書き直すことが多いのです。それを正す意味で、消しゴムは使わない方が良いのです。だが無理を掛けないことも大切ですから、消しゴムは使ってもかまいません。

「無理をしなくていい」と分かる事も大切です。神経症的傾向のある人は、無理をしがちです。「無理をしなくていい」と分かるだけでも改善する人は多いのです。人によっては最初は消しゴムを使い、慣れたら使わないようにしても良いかもしれません。このように消しゴムの使用に関しても、臨機応変な対応が求められます。カウンセリングには解決のための方法があります。だがそれは妄信されるべきものではありません。妄信された時に最も大切なものを失います。

よってできるだけカウンセラーの指導の下に、この方法は行われるべきです。そのほうが、妄信の迷路に入り込むことが少ないからです。迷路に入り込んでも、すぐに抜け出せます。とにかく紙と鉛筆を用意してください。いつもあなたが心配していることを、そのままに書いてください。できたらオーバーに書ければ、書けるだけ書いてください。心配事に直面します。それも大きな心配事に直面します。その方が効果的だからです。だからできるだけ、オーバーに書ければ、書けるだけ書いてください。オーバーに書けば書くだけでも、心配事に真っ正面から直面します。真っ正面から直面することこそが、大切です。それが解決のポイントです。

神経症的な傾向のある人は、不安から逃げたい。だが逃げれば逃げるほど、まとわりついてくるのが不安というものの性格です。この迷路からの脱出が課題になっています。脱出するためには、不安に直面する事です。行動療法の大きな原則である「不安は最初の5分がピーク。20分で消える」に従います。それにより改善します。

映画館に入ったときに、真っ暗で何も見えません。時間がたてば、自然にその暗さに慣れて見えるようになります。人には、このような適応力があります。行動療法は、この原則の応用です。それを神経症に応用し大きな効果をあげています。きわめて科学的な方法と言えます。科学に裏づけられています。

この方法と日本で生まれた森田療法は、似ています。だが行動療法の方が、合理的な心理療法と言えます。今の日本人には、行動療法の方が受け入れやすいものです。森田療法は、悟った先生がいます。その悟った先生が、指導します。ところがこの指導スタイルが、いまの若い人には受け入れられないのです。そこで問題化しやすいのです。民主化した今の日本では、受け入れられない人が多いのです。それもあって森田療法も民主化する方向に、ハンドルを切っています。行動療法には、悟った先生がいません。そもそもカウンセリングと悟りは、別のものと考えます。ただ科学的に神経症、ノイローゼの改善に向かいます。

だからこそ、現代の若い人に受け入れられやすいのです。「不安は最初の5分がピーク。20分で消える」をマスターし、改善させるカウンセリングが行動療法です。この科学性は、若い人に受け入れられやすいのです。行動療法の先生は、科学者として神経症の人に出会います。ひと言でいえば、近代的な人間関係です。行動療法は協力関係です。権威主義ではありません。だからこそ、行動療法家の暖かさも大切な要素になります。人によっては、行動療法家の暖かさだけで改善してしまう人もいます。神経症に関して、技術的な問題が決定的なものではないと言えます。これは大切です。

とにかく心配の作文を書いてください。書き続けてください。いつも心配しているように心配し、それを紙に書き続けます。そうすると書けなくなる時がやって来ます。どんな心配事にも底があります。底のない心配事はありません。プールで溺れても、プールの底まで沈めば浮かび上がってくるものです。慌てるから、沈んでしまいます。そこ、底まで書き進めてください。そうしただけでも、不安は弱まっています。この次に、録音します。いま書いたものを、録音するのです。自分で録音します。

自分の声で、自分で録音します。それが一番効果的です。自分の声を自分で聴くことは、こころに刻み込まれやすいのです。無意識にまで届きやすいのです。いつもの心配事を書き、それを録音して聴いていきます。途中で聴きたくなくなるかもしれません。それでも聴き続けることが必要です。不安に慣れ、不安を克服するためです。これも「不安は最初の5分がピーク。20分で消える」を利用したものです。それを現実に合わせ、応用して作られた方法です。とても効果的です。

その作文の例をあげます。
ある人は新聞に載った記事が、忘れたら困ると考えると捨てられずため込みます。コロナウィルスに対する記事は、心配であるがゆえに捨てられません。

その人の作文です。
【新聞にまたコロナウィルスの記事が載っていた。「マスクが足りない」というので心配で心配でしょうがなくなった。マスクを買いに行こうと思っても、もう売ってないかもしれない】

【そこでマスクを買いに行ったら、少しもなかった。やっぱり買う時には、買っておかないと困る事になると知ったので、ため込みはやめられない】このように、ため込みをやめられない理由が常に入り込んでくるのが特徴です。その理由に引っ張られて抜け出せなくなっています。

ただし無理に、ため込みをやめられない理由を書く必要はありません。常に入り込んでくる特徴があると述べているだけです。心配を心配のままに書いてください。【マスクを買いに行ったら、少しもなかった。少なくとも記事は取っておこう。忘れたら困る。】この最後の「忘れたら困る」が新聞をため込む人の特徴です。

さらに続きます。
【その新聞をなくしたらどうしよう。それも心配だ】このように続きます。

常に心配する人。
こんな心配の絶えない人が、ため込みをやめられない人です。

さらに続きます。
【その新聞をなくしたらどうしよう。それも心配だ】このように続きます。

さらに突っ走ってしまいます。
【その新聞をなくしたらもうダメだ】このような結論に至ります。

またさらに続きます。
【新聞をなくしたときのために、同じような記事の出ている本も集めよう】このように続きます。

ここから本のため込みも始まります。
それも書いていきます。

【本も集めようと思いました】さらに
【図書館でもいいかもしれないと思いました】

ここでも、不安は積もります。
【ほかに借りる人がいたら】

その結果、こうなります。
【本を集めよう】

【できるだけ本を集めよう】
このように、また悪循環は深まります。

さらにここでも、不安は積もります。
【無くしたらどうしよう】

そこで次のようになります。
【何冊も、同じものを買う】

また悪循環は深まります。
それも書いていきます。

【心配だから何冊も、同じものを買ってしまう】
これがこの人の気持ちです。

その心配は、止まらなくなります。
【同じものを買っても、心配は続く】

【無くすかもしれないので、心配は続く】
悪循環です。

この悪循環を書き続けます。
【心配をなくすために、また買う】

【買って買って、買いまくる】
このように書きます。

その気持ちも書き続けます。
【心配で心配で、どうしようもできない】

さらに続けます。
【買えば心配はなくなる】

【だが買っても買ってもだめ】
こう書きました。

だめさかげんを書きます。
人によっては、それだけで効果が出る人もいます。

自分の不安を書き続けます。
それだけで、効果が出る人もいます。

出ない人もいます。
効果が出た人も、出ない人も書き続けてください。

この人はこう続けました。
【部屋中は新聞と本だらけ】

【困ったものだ】
自分の気持ちに戻ります。

【自分では、どうしようもできない】
もう抜け出せない状態です。

【本の重みで、床は抜ける】
このように心配は、広がります。

【もう床も抜けます】
このように心配の結末まで書きます。

【床は抜けすべて終わります】
これが最悪の結末です。

これは一例です。
このように、いつもの心配を書き続けてください。

人によっては、書いているうちに内容の愚かさに気づく人もいます。
考えていることが、あまりにもオーバーだと気づきます。

軽い人、葛藤の少ない人はそれだけで改善します。
そうでない人は、次に進みます。

ただし軽い人で改善しても、最後まで行った方が良いのです。
そこは頑張ってください。

この人は、ため込んだ本の重みで床が抜けます。
そこで心配は終わります。

次は録音です。
この作文を録音します。

録音するもの、スマートホンでもなんでもいいですから録音します。
自分で吹き込んでください。

自分の声で吹き込むことが大切です。
意味があります。

人は、言葉で考えます。
内的な言葉で考えます。

だからこそ、自分の声で吹き込むことが大切です。
効果もあります。

自分の声で吹き込むことだけでも、効果があります。
それを聴けば、さらに効果があります。

とにかく録音してください。
じっくり聴いてください。

聞くのではありません。
聴くのです。

ぼんやり聞くのではありません。
身を入れて聴くのです。

気持ちを入れて聴くのです。
それにより不安を高めます。

不安を高め、直面します。
直面することにより、克服します。

不安から、逃げない。
逃げるから、追いかけられます。

1か月で改善するためには、2時間聴き続けることが必要です。
あとはほかの方法も行うことです。

それを踏まえ、ため込みをやめられない人が1か月で改善するプログラムを紹介します。
それは10日間を一区切りにして、30日で終了します。

先ず、録音したものを2時間聴き続けることです。
これは最初から、最後まで30日間行います。

さらに協力する人もいた方がいいのです。
いなくてもできますが、いた方がいいです。

その理由を述べます。
ため込みをやめられない人が、ため込んだものを捨てていくのがその方法です。

そのため込んだものを捨てていくことを、自分でできれば理想的です。
だが多くの場合、不可能です。

そこで協力する人もいた方がいいのです。
協力する人は、あなたを励ましてもくれます。

協力する人の条件は、あなたを励ましてもくれる人です。
あともう一つ条件があります。

協力する人はあなたを励ましながらも、ため込んだものを捨てることができる人です。
多くのため込みの人は、捨てる時に抵抗します。

その抵抗に負けない事。
これが最大のポイントです。

さらに述べます。
  

Posted by counsellor at 09:55カウンセリング

2020年09月07日

ため込みをやめられない人が1か月で改善する方法 128

この神経症、ノイローゼの迷いの扉を1か月で自分自身で開ける方法へのご質問、またはこころの問題についてのご相談は掲示板またはメッセージBO✕をご利用ください。ボランティア活動でお答えします。

「ため込みをやめられない人が1か月で改善する方法」を述べます。

自分が集めた資料を捨てられない人がいました。ある人は、新聞の「消費税の変更の記事」が捨てられません。もしそれがなくなったら、「変更に関して知ることができなくなる」と考えたのです。そんな理由で、部屋の中は新聞だらけです。それだけではなく週刊誌も、本も捨てられません。部屋の中は新聞に加え週刊誌も、本だらけです。ため込みををやめられない人は将来が心配です。将来にため込んでいるものがないと、心もとないのです。その心配が、ため込みを続けさせます。

将来の心配。それを弱めることが第一歩になります。そのために録音法を用います。心配を録音し、それになれていく方法です。具体的な方法を述べたいと思います。

モデルにより述べます。消費税が導入されるときのことです。3パーセントの消費税導入の時です。新聞に外税なのか、内税なのかはっきりとわかりやすく書かれていない広告が載っていました。本屋でそれを買い求めると、「週刊誌と一般書籍は異なります」と言われました。広告が載っていた本は定価を丁寧に表示してあり、それゆえに混乱したのです。そこでその広告の載っていた新聞を、念の点に読み直したのです。この人の考えていることが正しかったのです。新聞により正しさは、裏付けられました。

その出来事により、この人は「新聞は捨てられない」と考えるようになりました。新聞が無かったら、本当に困ったと考えたのです。その考えは、しみつきました。

ここからため込みは始まります。身動きができないため込みです。新聞は山のようになります。新聞の種類が増えたから、なおさらです。朝日、毎日、読売だけでは気がすみません。スポーツ新聞も買い込み、ため込みます。家の中は新聞の配送所のようです。重みで床が抜けてしまうかもしれません。それほどになりました。引っ越しも考えました。ため込みををやめられない人の中でも、重度の人は引っ越しばかりすることになります。ため込みんだものに、身動きできなくなり引っ越します。引っ越すことにより、身動きできない状況を改めざるを得なくなってしまいます。引っ越しによって、はじめてため込んだものを捨てられます。それほどのピンチにいるのです。

この人の困りごとは予測の中に有りました。それが現実のピンチになったのです。神経症的な人の困りごとは、このようなケースがほとんどです。「予測により不安になる」のです。現実は何もありません。この「予測による不安」が現実にハンドルを切らせ何の心配もない、現実をゆがめていきます。この予測による不安を、弱めていくことは可能です。行動療法的な解決は「不安に慣れれば弱まり消えていく」というものです。これは映画館で私たちが経験することと一致します。

映画館に入ったばかりのときは、真っ暗です。何も見えません。だがしばらくすると目が慣れて、映画館のなかが見えてきます。これは私たちが経験することです。同じような原理は、心配事にも通じます。心配やそれから生まれる不安も慣れれば、適応できるようになります。人にはそんなメカニズムが有ります。

そのメカニズムは「心配や不安は最初の5分をピークに、それに慣れていき20分で消える」と言うものです。心配や不安は、慣れることが解決のポイントです。その心配や不安に、慣れる方法も生み出されています。実践方法も兼ね備えていなければ、意味のないものになってしまいます。その方法を述べます。

その方法はメモ法と録音法があります。メモ法はさらに、二つの方法があります。3種類の方法があると言えます。先ずその中の最もやりやすい方法を行い、それでも効果がなかったら次の方法に進むのが良いでしょう。

最もやりやすい方法はメモ法です。これは心配を打ち消すような言葉をメモし、それを携帯して見直していく方法です。「新聞は捨てられない」と心配する人をモデルに述べていきます。「新聞は捨てられない」と心配する人は、「あとで困る」という連想が続きパニック状態を生んでいきます。そこでメモ法として、適切な言葉を考えていきます。

新聞を捨てられない人は、あとで記事がないとそれを知ることができないから困ると考えるのです。冷静に考えれば、新聞は図書館に保管されています。家に山になるほどため込む必要はありません。いま必要なことはネット検索です。ネット検索により出てきます。それにテレビの坂上忍さんのCMにあるように「5年使わなければ、もう使いません」ね。

以上からメモ法のための適切な言葉を考えていきます。先ずネット検索から、「ネットで検索すれば困らない」という言葉が導き出されます。次はテレビの坂上忍さんのCMの言葉です。「5年使わなければ、もう使いません」という言葉を利用します。テレビのCMは常に放送され、坂上忍さんはいつもテレビに出ています。だから効果的です。そこから「新聞は5週間読まなければ、もう読まない」という言葉を作り、「ネットで検索すれば困らない」という言葉と結びつけます。

こうなります⇓
「新聞は5週間読まなければ、もう読まない。困ってもネットで検索すれば困らない」これをメモします。それをいつも携帯します。それを読み返します。この程度の長さであれば、暗記できます。できるだけ暗記してください。身につけてください。それをこころの中で繰り返せば良いのです。特に不安になったら、読み返してください。読み返すだけでもいいのです。暗記したら、同じようにこころの中で繰り返してください。この方がベターです。ベストは録音し、それを聴くことです。聴くことは、外から入ってくるから効果的です。内的な言葉よりも、外的な言葉の方がストップしやすい、ブレーキが掛かりやすいのです。外側から、言いきかせるようなスタイルの方が効果は有ります。客観性を持ったものとして、印象付けられるからでしょう。多くの場合、このメモ法で改善します。これは最もやりやすい方法です。効果がない人はメモ法を深め、録音法に進めば良いのです。

それでも効果のない人は、長いメモ法を行ってください。長いメモ法は、作文を書くものです。心配の作文を書くものです。あなたの心配事を、作文にしていけばよいのです。いつも心配していることを、そのままに書いていけばよいのです。ため込みをやめられない人の場合の例を、述べていきます。

先ず原稿用紙を用意します。なければレポート用紙でもかまいません。あとはボールペンや鉛筆という筆記用具です。必要ならば消しゴムも用意します。神経症的傾向のある人は、書き直すことが多いのです。それを正す意味で、消しゴムは使わない方が良いのです。だが無理を掛けないことも大切ですから、消しゴムは使ってもかまいません。

「無理をしなくていい」と分かる事も大切です。神経症的傾向のある人は、無理をしがちです。「無理をしなくていい」と分かるだけでも改善する人は多いのです。人によっては最初は消しゴムを使い、慣れたら使わないようにしても良いかもしれません。このように消しゴムの使用に関しても、臨機応変な対応が求められます。カウンセリングには解決のための方法があります。だがそれは妄信されるべきものではありません。妄信された時に最も大切なものを失います。

よってできるだけカウンセラーの指導の下に、この方法は行われるべきです。そのほうが、妄信の迷路に入り込むことが少ないからです。迷路に入り込んでも、すぐに抜け出せます。とにかく紙と鉛筆を用意してください。いつもあなたが心配していることを、そのままに書いてください。できたらオーバーに書ければ、書けるだけ書いてください。心配事に直面します。それも大きな心配事に直面します。その方が効果的だからです。だからできるだけ、オーバーに書ければ、書けるだけ書いてください。オーバーに書けば書くだけでも、心配事に真っ正面から直面します。真っ正面から直面することこそが、大切です。それが解決のポイントです。

神経症的な傾向のある人は、不安から逃げたい。だが逃げれば逃げるほど、まとわりついてくるのが不安というものの性格です。この迷路からの脱出が課題になっています。脱出するためには、不安に直面する事です。行動療法の大きな原則である「不安は最初の5分がピーク。20分で消える」に従います。それにより改善します。

映画館に入ったときに、真っ暗で何も見えません。時間がたてば、自然にその暗さに慣れて見えるようになります。人には、このような適応力があります。行動療法は、この原則の応用です。それを神経症に応用し大きな効果をあげています。きわめて科学的な方法と言えます。科学に裏づけられています。

この方法と日本で生まれた森田療法は、似ています。だが行動療法の方が、合理的な心理療法と言えます。今の日本人には、行動療法の方が受け入れやすいものです。森田療法は、悟った先生がいます。その悟った先生が、指導します。ところがこの指導スタイルが、いまの若い人には受け入れられないのです。そこで問題化しやすいのです。民主化した今の日本では、受け入れられない人が多いのです。それもあって森田療法も民主化する方向に、ハンドルを切っています。行動療法には、悟った先生がいません。そもそもカウンセリングと悟りは、別のものと考えます。ただ科学的に神経症、ノイローゼの改善に向かいます。

だからこそ、現代の若い人に受け入れられやすいのです。「不安は最初の5分がピーク。20分で消える」をマスターし、改善させるカウンセリングが行動療法です。この科学性は、若い人に受け入れられやすいのです。行動療法の先生は、科学者として神経症の人に出会います。ひと言でいえば、近代的な人間関係です。行動療法は協力関係です。権威主義ではありません。だからこそ、行動療法家の暖かさも大切な要素になります。人によっては、行動療法家の暖かさだけで改善してしまう人もいます。神経症に関して、技術的な問題が決定的なものではないと言えます。これは大切です。

とにかく心配の作文を書いてください。書き続けてください。いつも心配しているように心配し、それを紙に書き続けます。そうすると書けなくなる時がやって来ます。どんな心配事にも底があります。底のない心配事はありません。プールで溺れても、プールの底まで沈めば浮かび上がってくるものです。慌てるから、沈んでしまいます。そこ、底まで書き進めてください。そうしただけでも、不安は弱まっています。この次に、録音します。いま書いたものを、録音するのです。自分で録音します。

自分の声で、自分で録音します。それが一番効果的です。自分の声を自分で聴くことは、こころに刻み込まれやすいのです。無意識にまで届きやすいのです。いつもの心配事を書き、それを録音して聴いていきます。途中で聴きたくなくなるかもしれません。それでも聴き続けることが必要です。不安に慣れ、不安を克服するためです。これも「不安は最初の5分がピーク。20分で消える」を利用したものです。それを現実に合わせ、応用して作られた方法です。とても効果的です。

その作文の例をあげます。
ある人は新聞に載った記事が、忘れたら困ると考えると捨てられずため込みます。コロナウィルスに対する記事は、心配であるがゆえに捨てられません。

その人の作文です。
【新聞にまたコロナウィルスの記事が載っていた。「マスクが足りない」というので心配で心配でしょうがなくなった。マスクを買いに行こうと思っても、もう売ってないかもしれない】

【そこでマスクを買いに行ったら、少しもなかった。やっぱり買う時には、買っておかないと困る事になると知ったので、ため込みはやめられない】このように、ため込みをやめられない理由が常に入り込んでくるのが特徴です。その理由に引っ張られて抜け出せなくなっています。

ただし無理に、ため込みをやめられない理由を書く必要はありません。常に入り込んでくる特徴があると述べているだけです。心配を心配のままに書いてください。【マスクを買いに行ったら、少しもなかった。少なくとも記事は取っておこう。忘れたら困る。】この最後の「忘れたら困る」が新聞をため込む人の特徴です。

さらに続きます。
【その新聞をなくしたらどうしよう。それも心配だ】このように続きます。

常に心配する人。
こんな心配の絶えない人が、ため込みをやめられない人です。

さらに続きます。
【その新聞をなくしたらどうしよう。それも心配だ】このように続きます。

さらに突っ走ってしまいます。
【その新聞をなくしたらもうダメだ】このような結論に至ります。

またさらに続きます。
【新聞をなくしたときのために、同じような記事の出ている本も集めよう】このように続きます。

ここから本のため込みも始まります。
それも書いていきます。

【本も集めようと思いました】さらに
【図書館でもいいかもしれないと思いました】

ここでも、不安は積もります。
【ほかに借りる人がいたら】

その結果、こうなります。
【本を集めよう】

【できるだけ本を集めよう】
このように、また悪循環は深まります。

さらにここでも、不安は積もります。
【無くしたらどうしよう】

そこで次のようになります。
【何冊も、同じものを買う】

また悪循環は深まります。
それも書いていきます。

【心配だから何冊も、同じものを買ってしまう】
これがこの人の気持ちです。

その心配は、止まらなくなります。
【同じものを買っても、心配は続く】

【無くすかもしれないので、心配は続く】
悪循環です。

この悪循環を書き続けます。
【心配をなくすために、また買う】

【買って買って、買いまくる】
このように書きます。

その気持ちも書き続けます。
【心配で心配で、どうしようもできない】

さらに続けます。
【買えば心配はなくなる】

【だが買っても買ってもだめ】
こう書きました。

だめさかげんを書きます。
人によっては、それだけで効果が出る人もいます。

自分の不安を書き続けます。
それだけで、効果が出る人もいます。

出ない人もいます。
効果が出た人も、出ない人も書き続けてください。

この人はこう続けました。
【部屋中は新聞と本だらけ】

【困ったものだ】
自分の気持ちに戻ります。

【自分では、どうしようもできない】
もう抜け出せない状態です。

【本の重みで、床は抜ける】
このように心配は、広がります。

【もう床も抜けます】
このように心配の結末まで書きます。

【床は抜けすべて終わります】
これが最悪の結末です。

これは一例です。
このように、いつもの心配を書き続けてください。

人によっては、書いているうちに内容の愚かさに気づく人もいます。
考えていることが、あまりにもオーバーだと気づきます。

軽い人、葛藤の少ない人はそれだけで改善します。
そうでない人は、次に進みます。

ただし軽い人で改善しても、最後まで行った方が良いのです。
そこは頑張ってください。

この人は、ため込んだ本の重みで床が抜けます。
そこで心配は終わります。

次は録音です。
この作文を録音します。

録音するもの、スマートホンでもなんでもいいですから録音します。
自分で吹き込んでください。

自分の声で吹き込むことが大切です。
意味があります。

人は、言葉で考えます。
内的な言葉で考えます。

だからこそ、自分の声で吹き込むことが大切です。
効果もあります。

自分の声で吹き込むことだけでも、効果があります。
それを聴けば、さらに効果があります。

とにかく録音してください。
じっくり聴いてください。

聞くのではありません。
聴くのです。

ぼんやり聞くのではありません。
身を入れて聴くのです。

気持ちを入れて聴くのです。
それにより不安を高めます。

不安を高め、直面します。
直面することにより、克服します。

不安から、逃げない。
逃げるから、追いかけられます。

1か月で改善するためには、2時間聴き続けることが必要です。
あとはほかの方法も行うことです。

それを踏まえ、ため込みをやめられない人が1か月で改善するプログラムを紹介します。
それは10日間を一区切りにして、30日で終了します。

先ず、録音したものを2時間聴き続けることです。
これは最初から、最後まで30日間行います。

さらに協力する人もいた方がいいのです。
いなくてもできますが、いた方がいいです。

その理由を述べます。
ため込みをやめられない人が、ため込んだものを捨てていくのがその方法です。

そのため込んだものを捨てていくことを、自分でできれば理想的です。
だが多くの場合、不可能です。

そこで協力する人もいた方がいいのです。
協力する人は、あなたを励ましてもくれます。

協力する人の条件は、あなたを励ましてもくれる人です。
あともう一つ条件があります。

協力する人はあなたを励ましながらも、ため込んだものを捨てることができる人です。
多くのため込みの人は、捨てる時に抵抗します。

その抵抗に負けない事。
これが最大のポイントです。

励ます、優しさも必要。
抵抗に負けない、厳しさも必要。

さらに述べます。
  

Posted by counsellor at 10:17カウンセリング

2020年09月08日

ため込みをやめられない人が1か月で改善する方法 129

この神経症、ノイローゼの迷いの扉を1か月で自分自身で開ける方法へのご質問、またはこころの問題についてのご相談は掲示板またはメッセージBO✕をご利用ください。ボランティア活動でお答えします。

「ため込みをやめられない人が1か月で改善する方法」を述べます。

自分が集めた資料を捨てられない人がいました。ある人は、新聞の「消費税の変更の記事」が捨てられません。もしそれがなくなったら、「変更に関して知ることができなくなる」と考えたのです。そんな理由で、部屋の中は新聞だらけです。それだけではなく週刊誌も、本も捨てられません。部屋の中は新聞に加え週刊誌も、本だらけです。ため込みををやめられない人は将来が心配です。将来にため込んでいるものがないと、心もとないのです。その心配が、ため込みを続けさせます。

将来の心配。それを弱めることが第一歩になります。そのために録音法を用います。心配を録音し、それになれていく方法です。具体的な方法を述べたいと思います。

モデルにより述べます。消費税が導入されるときのことです。3パーセントの消費税導入の時です。新聞に外税なのか、内税なのかはっきりとわかりやすく書かれていない広告が載っていました。本屋でそれを買い求めると、「週刊誌と一般書籍は異なります」と言われました。広告が載っていた本は定価を丁寧に表示してあり、それゆえに混乱したのです。そこでその広告の載っていた新聞を、念の点に読み直したのです。この人の考えていることが正しかったのです。新聞により正しさは、裏付けられました。

その出来事により、この人は「新聞は捨てられない」と考えるようになりました。新聞が無かったら、本当に困ったと考えたのです。その考えは、しみつきました。

ここからため込みは始まります。身動きができないため込みです。新聞は山のようになります。新聞の種類が増えたから、なおさらです。朝日、毎日、読売だけでは気がすみません。スポーツ新聞も買い込み、ため込みます。家の中は新聞の配送所のようです。重みで床が抜けてしまうかもしれません。それほどになりました。引っ越しも考えました。ため込みををやめられない人の中でも、重度の人は引っ越しばかりすることになります。ため込みんだものに、身動きできなくなり引っ越します。引っ越すことにより、身動きできない状況を改めざるを得なくなってしまいます。引っ越しによって、はじめてため込んだものを捨てられます。それほどのピンチにいるのです。

この人の困りごとは予測の中に有りました。それが現実のピンチになったのです。神経症的な人の困りごとは、このようなケースがほとんどです。「予測により不安になる」のです。現実は何もありません。この「予測による不安」が現実にハンドルを切らせ何の心配もない、現実をゆがめていきます。この予測による不安を、弱めていくことは可能です。行動療法的な解決は「不安に慣れれば弱まり消えていく」というものです。これは映画館で私たちが経験することと一致します。

映画館に入ったばかりのときは、真っ暗です。何も見えません。だがしばらくすると目が慣れて、映画館のなかが見えてきます。これは私たちが経験することです。同じような原理は、心配事にも通じます。心配やそれから生まれる不安も慣れれば、適応できるようになります。人にはそんなメカニズムが有ります。

そのメカニズムは「心配や不安は最初の5分をピークに、それに慣れていき20分で消える」と言うものです。心配や不安は、慣れることが解決のポイントです。その心配や不安に、慣れる方法も生み出されています。実践方法も兼ね備えていなければ、意味のないものになってしまいます。その方法を述べます。

その方法はメモ法と録音法があります。メモ法はさらに、二つの方法があります。3種類の方法があると言えます。先ずその中の最もやりやすい方法を行い、それでも効果がなかったら次の方法に進むのが良いでしょう。

最もやりやすい方法はメモ法です。これは心配を打ち消すような言葉をメモし、それを携帯して見直していく方法です。「新聞は捨てられない」と心配する人をモデルに述べていきます。「新聞は捨てられない」と心配する人は、「あとで困る」という連想が続きパニック状態を生んでいきます。そこでメモ法として、適切な言葉を考えていきます。

新聞を捨てられない人は、あとで記事がないとそれを知ることができないから困ると考えるのです。冷静に考えれば、新聞は図書館に保管されています。家に山になるほどため込む必要はありません。いま必要なことはネット検索です。ネット検索により出てきます。それにテレビの坂上忍さんのCMにあるように「5年使わなければ、もう使いません」ね。

以上からメモ法のための適切な言葉を考えていきます。先ずネット検索から、「ネットで検索すれば困らない」という言葉が導き出されます。次はテレビの坂上忍さんのCMの言葉です。「5年使わなければ、もう使いません」という言葉を利用します。テレビのCMは常に放送され、坂上忍さんはいつもテレビに出ています。だから効果的です。そこから「新聞は5週間読まなければ、もう読まない」という言葉を作り、「ネットで検索すれば困らない」という言葉と結びつけます。

こうなります⇓
「新聞は5週間読まなければ、もう読まない。困ってもネットで検索すれば困らない」これをメモします。それをいつも携帯します。それを読み返します。この程度の長さであれば、暗記できます。できるだけ暗記してください。身につけてください。それをこころの中で繰り返せば良いのです。特に不安になったら、読み返してください。読み返すだけでもいいのです。暗記したら、同じようにこころの中で繰り返してください。この方がベターです。ベストは録音し、それを聴くことです。聴くことは、外から入ってくるから効果的です。内的な言葉よりも、外的な言葉の方がストップしやすい、ブレーキが掛かりやすいのです。外側から、言いきかせるようなスタイルの方が効果は有ります。客観性を持ったものとして、印象付けられるからでしょう。多くの場合、このメモ法で改善します。これは最もやりやすい方法です。効果がない人はメモ法を深め、録音法に進めば良いのです。

それでも効果のない人は、長いメモ法を行ってください。長いメモ法は、作文を書くものです。心配の作文を書くものです。あなたの心配事を、作文にしていけばよいのです。いつも心配していることを、そのままに書いていけばよいのです。ため込みをやめられない人の場合の例を、述べていきます。

先ず原稿用紙を用意します。なければレポート用紙でもかまいません。あとはボールペンや鉛筆という筆記用具です。必要ならば消しゴムも用意します。神経症的傾向のある人は、書き直すことが多いのです。それを正す意味で、消しゴムは使わない方が良いのです。だが無理を掛けないことも大切ですから、消しゴムは使ってもかまいません。

「無理をしなくていい」と分かる事も大切です。神経症的傾向のある人は、無理をしがちです。「無理をしなくていい」と分かるだけでも改善する人は多いのです。人によっては最初は消しゴムを使い、慣れたら使わないようにしても良いかもしれません。このように消しゴムの使用に関しても、臨機応変な対応が求められます。カウンセリングには解決のための方法があります。だがそれは妄信されるべきものではありません。妄信された時に最も大切なものを失います。

よってできるだけカウンセラーの指導の下に、この方法は行われるべきです。そのほうが、妄信の迷路に入り込むことが少ないからです。迷路に入り込んでも、すぐに抜け出せます。とにかく紙と鉛筆を用意してください。いつもあなたが心配していることを、そのままに書いてください。できたらオーバーに書ければ、書けるだけ書いてください。心配事に直面します。それも大きな心配事に直面します。その方が効果的だからです。だからできるだけ、オーバーに書ければ、書けるだけ書いてください。オーバーに書けば書くだけでも、心配事に真っ正面から直面します。真っ正面から直面することこそが、大切です。それが解決のポイントです。

神経症的な傾向のある人は、不安から逃げたい。だが逃げれば逃げるほど、まとわりついてくるのが不安というものの性格です。この迷路からの脱出が課題になっています。脱出するためには、不安に直面する事です。行動療法の大きな原則である「不安は最初の5分がピーク。20分で消える」に従います。それにより改善します。

映画館に入ったときに、真っ暗で何も見えません。時間がたてば、自然にその暗さに慣れて見えるようになります。人には、このような適応力があります。行動療法は、この原則の応用です。それを神経症に応用し大きな効果をあげています。きわめて科学的な方法と言えます。科学に裏づけられています。

この方法と日本で生まれた森田療法は、似ています。だが行動療法の方が、合理的な心理療法と言えます。今の日本人には、行動療法の方が受け入れやすいものです。森田療法は、悟った先生がいます。その悟った先生が、指導します。ところがこの指導スタイルが、いまの若い人には受け入れられないのです。そこで問題化しやすいのです。民主化した今の日本では、受け入れられない人が多いのです。それもあって森田療法も民主化する方向に、ハンドルを切っています。行動療法には、悟った先生がいません。そもそもカウンセリングと悟りは、別のものと考えます。ただ科学的に神経症、ノイローゼの改善に向かいます。

だからこそ、現代の若い人に受け入れられやすいのです。「不安は最初の5分がピーク。20分で消える」をマスターし、改善させるカウンセリングが行動療法です。この科学性は、若い人に受け入れられやすいのです。行動療法の先生は、科学者として神経症の人に出会います。ひと言でいえば、近代的な人間関係です。行動療法は協力関係です。権威主義ではありません。だからこそ、行動療法家の暖かさも大切な要素になります。人によっては、行動療法家の暖かさだけで改善してしまう人もいます。神経症に関して、技術的な問題が決定的なものではないと言えます。これは大切です。

とにかく心配の作文を書いてください。書き続けてください。いつも心配しているように心配し、それを紙に書き続けます。そうすると書けなくなる時がやって来ます。どんな心配事にも底があります。底のない心配事はありません。プールで溺れても、プールの底まで沈めば浮かび上がってくるものです。慌てるから、沈んでしまいます。そこ、底まで書き進めてください。そうしただけでも、不安は弱まっています。この次に、録音します。いま書いたものを、録音するのです。自分で録音します。

自分の声で、自分で録音します。それが一番効果的です。自分の声を自分で聴くことは、こころに刻み込まれやすいのです。無意識にまで届きやすいのです。いつもの心配事を書き、それを録音して聴いていきます。途中で聴きたくなくなるかもしれません。それでも聴き続けることが必要です。不安に慣れ、不安を克服するためです。これも「不安は最初の5分がピーク。20分で消える」を利用したものです。それを現実に合わせ、応用して作られた方法です。とても効果的です。

その作文の例をあげます。
ある人は新聞に載った記事が、忘れたら困ると考えると捨てられずため込みます。コロナウィルスに対する記事は、心配であるがゆえに捨てられません。

その人の作文です。
【新聞にまたコロナウィルスの記事が載っていた。「マスクが足りない」というので心配で心配でしょうがなくなった。マスクを買いに行こうと思っても、もう売ってないかもしれない】

【そこでマスクを買いに行ったら、少しもなかった。やっぱり買う時には、買っておかないと困る事になると知ったので、ため込みはやめられない】このように、ため込みをやめられない理由が常に入り込んでくるのが特徴です。その理由に引っ張られて抜け出せなくなっています。

ただし無理に、ため込みをやめられない理由を書く必要はありません。常に入り込んでくる特徴があると述べているだけです。心配を心配のままに書いてください。【マスクを買いに行ったら、少しもなかった。少なくとも記事は取っておこう。忘れたら困る。】この最後の「忘れたら困る」が新聞をため込む人の特徴です。

さらに続きます。
【その新聞をなくしたらどうしよう。それも心配だ】このように続きます。

常に心配する人。
こんな心配の絶えない人が、ため込みをやめられない人です。

さらに続きます。
【その新聞をなくしたらどうしよう。それも心配だ】このように続きます。

さらに突っ走ってしまいます。
【その新聞をなくしたらもうダメだ】このような結論に至ります。

またさらに続きます。
【新聞をなくしたときのために、同じような記事の出ている本も集めよう】このように続きます。

ここから本のため込みも始まります。
それも書いていきます。

【本も集めようと思いました】さらに
【図書館でもいいかもしれないと思いました】

ここでも、不安は積もります。
【ほかに借りる人がいたら】

その結果、こうなります。
【本を集めよう】

【できるだけ本を集めよう】
このように、また悪循環は深まります。

さらにここでも、不安は積もります。
【無くしたらどうしよう】

そこで次のようになります。
【何冊も、同じものを買う】

また悪循環は深まります。
それも書いていきます。

【心配だから何冊も、同じものを買ってしまう】
これがこの人の気持ちです。

その心配は、止まらなくなります。
【同じものを買っても、心配は続く】

【無くすかもしれないので、心配は続く】
悪循環です。

この悪循環を書き続けます。
【心配をなくすために、また買う】

【買って買って、買いまくる】
このように書きます。

その気持ちも書き続けます。
【心配で心配で、どうしようもできない】

さらに続けます。
【買えば心配はなくなる】

【だが買っても買ってもだめ】
こう書きました。

だめさかげんを書きます。
人によっては、それだけで効果が出る人もいます。

自分の不安を書き続けます。
それだけで、効果が出る人もいます。

出ない人もいます。
効果が出た人も、出ない人も書き続けてください。

この人はこう続けました。
【部屋中は新聞と本だらけ】

【困ったものだ】
自分の気持ちに戻ります。

【自分では、どうしようもできない】
もう抜け出せない状態です。

【本の重みで、床は抜ける】
このように心配は、広がります。

【もう床も抜けます】
このように心配の結末まで書きます。

【床は抜けすべて終わります】
これが最悪の結末です。

これは一例です。
このように、いつもの心配を書き続けてください。

人によっては、書いているうちに内容の愚かさに気づく人もいます。
考えていることが、あまりにもオーバーだと気づきます。

軽い人、葛藤の少ない人はそれだけで改善します。
そうでない人は、次に進みます。

ただし軽い人で改善しても、最後まで行った方が良いのです。
そこは頑張ってください。

この人は、ため込んだ本の重みで床が抜けます。
そこで心配は終わります。

次は録音です。
この作文を録音します。

録音するもの、スマートホンでもなんでもいいですから録音します。
自分で吹き込んでください。

自分の声で吹き込むことが大切です。
意味があります。

人は、言葉で考えます。
内的な言葉で考えます。

だからこそ、自分の声で吹き込むことが大切です。
効果もあります。

自分の声で吹き込むことだけでも、効果があります。
それを聴けば、さらに効果があります。

とにかく録音してください。
じっくり聴いてください。

聞くのではありません。
聴くのです。

ぼんやり聞くのではありません。
身を入れて聴くのです。

気持ちを入れて聴くのです。
それにより不安を高めます。

不安を高め、直面します。
直面することにより、克服します。

不安から、逃げない。
逃げるから、追いかけられます。

1か月で改善するためには、2時間聴き続けることが必要です。
あとはほかの方法も行うことです。

それを踏まえ、ため込みをやめられない人が1か月で改善するプログラムを紹介します。
それは10日間を一区切りにして、30日で終了します。

先ず、録音したものを2時間聴き続けることです。
これは最初から、最後まで30日間行います。

さらに協力する人もいた方がいいのです。
いなくてもできますが、いた方がいいです。

その理由を述べます。
ため込みをやめられない人が、ため込んだものを捨てていくのがその方法です。

そのため込んだものを捨てていくことを、自分でできれば理想的です。
だが多くの場合、不可能です。

そこで協力する人もいた方がいいのです。
協力する人は、あなたを励ましてもくれます。

協力する人の条件は、あなたを励ましてもくれる人です。
あともう一つ条件があります。

協力する人はあなたを励ましながらも、ため込んだものを捨てることができる人です。
多くのため込みの人は、捨てる時に抵抗します。

その抵抗に負けない事。
これが最大のポイントです。

励ます、優しさも必要。
抵抗に負けない、厳しさも必要。

この二つの相矛盾する条件が有ります。
それを満たす人です。

さらに述べます。
  

Posted by counsellor at 10:14カウンセリング

2020年09月09日

ため込みをやめられない人が1か月で改善する方法 130

この神経症、ノイローゼの迷いの扉を1か月で自分自身で開ける方法へのご質問、またはこころの問題についてのご相談は掲示板またはメッセージBO✕をご利用ください。ボランティア活動でお答えします。

「ため込みをやめられない人が1か月で改善する方法」を述べます。

自分が集めた資料を捨てられない人がいました。ある人は、新聞の「消費税の変更の記事」が捨てられません。もしそれがなくなったら、「変更に関して知ることができなくなる」と考えたのです。そんな理由で、部屋の中は新聞だらけです。それだけではなく週刊誌も、本も捨てられません。部屋の中は新聞に加え週刊誌も、本だらけです。ため込みををやめられない人は将来が心配です。将来にため込んでいるものがないと、心もとないのです。その心配が、ため込みを続けさせます。

将来の心配。それを弱めることが第一歩になります。そのために録音法を用います。心配を録音し、それになれていく方法です。具体的な方法を述べたいと思います。

モデルにより述べます。消費税が導入されるときのことです。3パーセントの消費税導入の時です。新聞に外税なのか、内税なのかはっきりとわかりやすく書かれていない広告が載っていました。本屋でそれを買い求めると、「週刊誌と一般書籍は異なります」と言われました。広告が載っていた本は定価を丁寧に表示してあり、それゆえに混乱したのです。そこでその広告の載っていた新聞を、念の点に読み直したのです。この人の考えていることが正しかったのです。新聞により正しさは、裏付けられました。

その出来事により、この人は「新聞は捨てられない」と考えるようになりました。新聞が無かったら、本当に困ったと考えたのです。その考えは、しみつきました。

ここからため込みは始まります。身動きができないため込みです。新聞は山のようになります。新聞の種類が増えたから、なおさらです。朝日、毎日、読売だけでは気がすみません。スポーツ新聞も買い込み、ため込みます。家の中は新聞の配送所のようです。重みで床が抜けてしまうかもしれません。それほどになりました。引っ越しも考えました。ため込みををやめられない人の中でも、重度の人は引っ越しばかりすることになります。ため込みんだものに、身動きできなくなり引っ越します。引っ越すことにより、身動きできない状況を改めざるを得なくなってしまいます。引っ越しによって、はじめてため込んだものを捨てられます。それほどのピンチにいるのです。

この人の困りごとは予測の中に有りました。それが現実のピンチになったのです。神経症的な人の困りごとは、このようなケースがほとんどです。「予測により不安になる」のです。現実は何もありません。この「予測による不安」が現実にハンドルを切らせ何の心配もない、現実をゆがめていきます。この予測による不安を、弱めていくことは可能です。行動療法的な解決は「不安に慣れれば弱まり消えていく」というものです。これは映画館で私たちが経験することと一致します。

映画館に入ったばかりのときは、真っ暗です。何も見えません。だがしばらくすると目が慣れて、映画館のなかが見えてきます。これは私たちが経験することです。同じような原理は、心配事にも通じます。心配やそれから生まれる不安も慣れれば、適応できるようになります。人にはそんなメカニズムが有ります。

そのメカニズムは「心配や不安は最初の5分をピークに、それに慣れていき20分で消える」と言うものです。心配や不安は、慣れることが解決のポイントです。その心配や不安に、慣れる方法も生み出されています。実践方法も兼ね備えていなければ、意味のないものになってしまいます。その方法を述べます。

その方法はメモ法と録音法があります。メモ法はさらに、二つの方法があります。3種類の方法があると言えます。先ずその中の最もやりやすい方法を行い、それでも効果がなかったら次の方法に進むのが良いでしょう。

最もやりやすい方法はメモ法です。これは心配を打ち消すような言葉をメモし、それを携帯して見直していく方法です。「新聞は捨てられない」と心配する人をモデルに述べていきます。「新聞は捨てられない」と心配する人は、「あとで困る」という連想が続きパニック状態を生んでいきます。そこでメモ法として、適切な言葉を考えていきます。

新聞を捨てられない人は、あとで記事がないとそれを知ることができないから困ると考えるのです。冷静に考えれば、新聞は図書館に保管されています。家に山になるほどため込む必要はありません。いま必要なことはネット検索です。ネット検索により出てきます。それにテレビの坂上忍さんのCMにあるように「5年使わなければ、もう使いません」ね。

以上からメモ法のための適切な言葉を考えていきます。先ずネット検索から、「ネットで検索すれば困らない」という言葉が導き出されます。次はテレビの坂上忍さんのCMの言葉です。「5年使わなければ、もう使いません」という言葉を利用します。テレビのCMは常に放送され、坂上忍さんはいつもテレビに出ています。だから効果的です。そこから「新聞は5週間読まなければ、もう読まない」という言葉を作り、「ネットで検索すれば困らない」という言葉と結びつけます。

こうなります⇓
「新聞は5週間読まなければ、もう読まない。困ってもネットで検索すれば困らない」これをメモします。それをいつも携帯します。それを読み返します。この程度の長さであれば、暗記できます。できるだけ暗記してください。身につけてください。それをこころの中で繰り返せば良いのです。特に不安になったら、読み返してください。読み返すだけでもいいのです。暗記したら、同じようにこころの中で繰り返してください。この方がベターです。ベストは録音し、それを聴くことです。聴くことは、外から入ってくるから効果的です。内的な言葉よりも、外的な言葉の方がストップしやすい、ブレーキが掛かりやすいのです。外側から、言いきかせるようなスタイルの方が効果は有ります。客観性を持ったものとして、印象付けられるからでしょう。多くの場合、このメモ法で改善します。これは最もやりやすい方法です。効果がない人はメモ法を深め、録音法に進めば良いのです。

それでも効果のない人は、長いメモ法を行ってください。長いメモ法は、作文を書くものです。心配の作文を書くものです。あなたの心配事を、作文にしていけばよいのです。いつも心配していることを、そのままに書いていけばよいのです。ため込みをやめられない人の場合の例を、述べていきます。

先ず原稿用紙を用意します。なければレポート用紙でもかまいません。あとはボールペンや鉛筆という筆記用具です。必要ならば消しゴムも用意します。神経症的傾向のある人は、書き直すことが多いのです。それを正す意味で、消しゴムは使わない方が良いのです。だが無理を掛けないことも大切ですから、消しゴムは使ってもかまいません。

「無理をしなくていい」と分かる事も大切です。神経症的傾向のある人は、無理をしがちです。「無理をしなくていい」と分かるだけでも改善する人は多いのです。人によっては最初は消しゴムを使い、慣れたら使わないようにしても良いかもしれません。このように消しゴムの使用に関しても、臨機応変な対応が求められます。カウンセリングには解決のための方法があります。だがそれは妄信されるべきものではありません。妄信された時に最も大切なものを失います。

よってできるだけカウンセラーの指導の下に、この方法は行われるべきです。そのほうが、妄信の迷路に入り込むことが少ないからです。迷路に入り込んでも、すぐに抜け出せます。とにかく紙と鉛筆を用意してください。いつもあなたが心配していることを、そのままに書いてください。できたらオーバーに書ければ、書けるだけ書いてください。心配事に直面します。それも大きな心配事に直面します。その方が効果的だからです。だからできるだけ、オーバーに書ければ、書けるだけ書いてください。オーバーに書けば書くだけでも、心配事に真っ正面から直面します。真っ正面から直面することこそが、大切です。それが解決のポイントです。

神経症的な傾向のある人は、不安から逃げたい。だが逃げれば逃げるほど、まとわりついてくるのが不安というものの性格です。この迷路からの脱出が課題になっています。脱出するためには、不安に直面する事です。行動療法の大きな原則である「不安は最初の5分がピーク。20分で消える」に従います。それにより改善します。

映画館に入ったときに、真っ暗で何も見えません。時間がたてば、自然にその暗さに慣れて見えるようになります。人には、このような適応力があります。行動療法は、この原則の応用です。それを神経症に応用し大きな効果をあげています。きわめて科学的な方法と言えます。科学に裏づけられています。

この方法と日本で生まれた森田療法は、似ています。だが行動療法の方が、合理的な心理療法と言えます。今の日本人には、行動療法の方が受け入れやすいものです。森田療法は、悟った先生がいます。その悟った先生が、指導します。ところがこの指導スタイルが、いまの若い人には受け入れられないのです。そこで問題化しやすいのです。民主化した今の日本では、受け入れられない人が多いのです。それもあって森田療法も民主化する方向に、ハンドルを切っています。行動療法には、悟った先生がいません。そもそもカウンセリングと悟りは、別のものと考えます。ただ科学的に神経症、ノイローゼの改善に向かいます。

だからこそ、現代の若い人に受け入れられやすいのです。「不安は最初の5分がピーク。20分で消える」をマスターし、改善させるカウンセリングが行動療法です。この科学性は、若い人に受け入れられやすいのです。行動療法の先生は、科学者として神経症の人に出会います。ひと言でいえば、近代的な人間関係です。行動療法は協力関係です。権威主義ではありません。だからこそ、行動療法家の暖かさも大切な要素になります。人によっては、行動療法家の暖かさだけで改善してしまう人もいます。神経症に関して、技術的な問題が決定的なものではないと言えます。これは大切です。

とにかく心配の作文を書いてください。書き続けてください。いつも心配しているように心配し、それを紙に書き続けます。そうすると書けなくなる時がやって来ます。どんな心配事にも底があります。底のない心配事はありません。プールで溺れても、プールの底まで沈めば浮かび上がってくるものです。慌てるから、沈んでしまいます。そこ、底まで書き進めてください。そうしただけでも、不安は弱まっています。この次に、録音します。いま書いたものを、録音するのです。自分で録音します。

自分の声で、自分で録音します。それが一番効果的です。自分の声を自分で聴くことは、こころに刻み込まれやすいのです。無意識にまで届きやすいのです。いつもの心配事を書き、それを録音して聴いていきます。途中で聴きたくなくなるかもしれません。それでも聴き続けることが必要です。不安に慣れ、不安を克服するためです。これも「不安は最初の5分がピーク。20分で消える」を利用したものです。それを現実に合わせ、応用して作られた方法です。とても効果的です。

その作文の例をあげます。
ある人は新聞に載った記事が、忘れたら困ると考えると捨てられずため込みます。コロナウィルスに対する記事は、心配であるがゆえに捨てられません。

その人の作文です。
【新聞にまたコロナウィルスの記事が載っていた。「マスクが足りない」というので心配で心配でしょうがなくなった。マスクを買いに行こうと思っても、もう売ってないかもしれない】

【そこでマスクを買いに行ったら、少しもなかった。やっぱり買う時には、買っておかないと困る事になると知ったので、ため込みはやめられない】このように、ため込みをやめられない理由が常に入り込んでくるのが特徴です。その理由に引っ張られて抜け出せなくなっています。

ただし無理に、ため込みをやめられない理由を書く必要はありません。常に入り込んでくる特徴があると述べているだけです。心配を心配のままに書いてください。【マスクを買いに行ったら、少しもなかった。少なくとも記事は取っておこう。忘れたら困る。】この最後の「忘れたら困る」が新聞をため込む人の特徴です。

さらに続きます。
【その新聞をなくしたらどうしよう。それも心配だ】このように続きます。

常に心配する人。
こんな心配の絶えない人が、ため込みをやめられない人です。

さらに続きます。
【その新聞をなくしたらどうしよう。それも心配だ】このように続きます。

さらに突っ走ってしまいます。
【その新聞をなくしたらもうダメだ】このような結論に至ります。

またさらに続きます。
【新聞をなくしたときのために、同じような記事の出ている本も集めよう】このように続きます。

ここから本のため込みも始まります。
それも書いていきます。

【本も集めようと思いました】さらに
【図書館でもいいかもしれないと思いました】

ここでも、不安は積もります。
【ほかに借りる人がいたら】

その結果、こうなります。
【本を集めよう】

【できるだけ本を集めよう】
このように、また悪循環は深まります。

さらにここでも、不安は積もります。
【無くしたらどうしよう】

そこで次のようになります。
【何冊も、同じものを買う】

また悪循環は深まります。
それも書いていきます。

【心配だから何冊も、同じものを買ってしまう】
これがこの人の気持ちです。

その心配は、止まらなくなります。
【同じものを買っても、心配は続く】

【無くすかもしれないので、心配は続く】
悪循環です。

この悪循環を書き続けます。
【心配をなくすために、また買う】

【買って買って、買いまくる】
このように書きます。

その気持ちも書き続けます。
【心配で心配で、どうしようもできない】

さらに続けます。
【買えば心配はなくなる】

【だが買っても買ってもだめ】
こう書きました。

だめさかげんを書きます。
人によっては、それだけで効果が出る人もいます。

自分の不安を書き続けます。
それだけで、効果が出る人もいます。

出ない人もいます。
効果が出た人も、出ない人も書き続けてください。

この人はこう続けました。
【部屋中は新聞と本だらけ】

【困ったものだ】
自分の気持ちに戻ります。

【自分では、どうしようもできない】
もう抜け出せない状態です。

【本の重みで、床は抜ける】
このように心配は、広がります。

【もう床も抜けます】
このように心配の結末まで書きます。

【床は抜けすべて終わります】
これが最悪の結末です。

これは一例です。
このように、いつもの心配を書き続けてください。

人によっては、書いているうちに内容の愚かさに気づく人もいます。
考えていることが、あまりにもオーバーだと気づきます。

軽い人、葛藤の少ない人はそれだけで改善します。
そうでない人は、次に進みます。

ただし軽い人で改善しても、最後まで行った方が良いのです。
そこは頑張ってください。

この人は、ため込んだ本の重みで床が抜けます。
そこで心配は終わります。

次は録音です。
この作文を録音します。

録音するもの、スマートホンでもなんでもいいですから録音します。
自分で吹き込んでください。

自分の声で吹き込むことが大切です。
意味があります。

人は、言葉で考えます。
内的な言葉で考えます。

だからこそ、自分の声で吹き込むことが大切です。
効果もあります。

自分の声で吹き込むことだけでも、効果があります。
それを聴けば、さらに効果があります。

とにかく録音してください。
じっくり聴いてください。

聞くのではありません。
聴くのです。

ぼんやり聞くのではありません。
身を入れて聴くのです。

気持ちを入れて聴くのです。
それにより不安を高めます。

不安を高め、直面します。
直面することにより、克服します。

不安から、逃げない。
逃げるから、追いかけられます。

1か月で改善するためには、2時間聴き続けることが必要です。
あとはほかの方法も行うことです。

それを踏まえ、ため込みをやめられない人が1か月で改善するプログラムを紹介します。
それは10日間を一区切りにして、30日で終了します。

先ず、録音したものを2時間聴き続けることです。
これは最初から、最後まで30日間行います。

さらに協力する人もいた方がいいのです。
いなくてもできますが、いた方がいいです。

その理由を述べます。
ため込みをやめられない人が、ため込んだものを捨てていくのがその方法です。

そのため込んだものを捨てていくことを、自分でできれば理想的です。
だが多くの場合、不可能です。

そこで協力する人もいた方がいいのです。
協力する人は、あなたを励ましてもくれます。

協力する人の条件は、あなたを励ましてもくれる人です。
あともう一つ条件があります。

協力する人はあなたを励ましながらも、ため込んだものを捨てることができる人です。
多くのため込みの人は、捨てる時に抵抗します。

その抵抗に負けない事。
これが最大のポイントです。

励ます、優しさも必要。
抵抗に負けない、厳しさも必要。

この二つの相矛盾する条件が有ります。
それを満たす人です。

その人こそが、協力する人です。
これは全てに通じます。

さらに述べます。
  

Posted by counsellor at 10:03カウンセリング

2020年09月10日

ため込みをやめられない人が1か月で改善する方法 131

この神経症、ノイローゼの迷いの扉を1か月で自分自身で開ける方法へのご質問、またはこころの問題についてのご相談は掲示板またはメッセージBO✕をご利用ください。ボランティア活動でお答えします。

「ため込みをやめられない人が1か月で改善する方法」を述べます。

自分が集めた資料を捨てられない人がいました。ある人は、新聞の「消費税の変更の記事」が捨てられません。もしそれがなくなったら、「変更に関して知ることができなくなる」と考えたのです。そんな理由で、部屋の中は新聞だらけです。それだけではなく週刊誌も、本も捨てられません。部屋の中は新聞に加え週刊誌も、本だらけです。ため込みををやめられない人は将来が心配です。将来にため込んでいるものがないと、心もとないのです。その心配が、ため込みを続けさせます。

将来の心配。それを弱めることが第一歩になります。そのために録音法を用います。心配を録音し、それになれていく方法です。具体的な方法を述べたいと思います。

モデルにより述べます。消費税が導入されるときのことです。3パーセントの消費税導入の時です。新聞に外税なのか、内税なのかはっきりとわかりやすく書かれていない広告が載っていました。本屋でそれを買い求めると、「週刊誌と一般書籍は異なります」と言われました。広告が載っていた本は定価を丁寧に表示してあり、それゆえに混乱したのです。そこでその広告の載っていた新聞を、念の点に読み直したのです。この人の考えていることが正しかったのです。新聞により正しさは、裏付けられました。

その出来事により、この人は「新聞は捨てられない」と考えるようになりました。新聞が無かったら、本当に困ったと考えたのです。その考えは、しみつきました。

ここからため込みは始まります。身動きができないため込みです。新聞は山のようになります。新聞の種類が増えたから、なおさらです。朝日、毎日、読売だけでは気がすみません。スポーツ新聞も買い込み、ため込みます。家の中は新聞の配送所のようです。重みで床が抜けてしまうかもしれません。それほどになりました。引っ越しも考えました。ため込みををやめられない人の中でも、重度の人は引っ越しばかりすることになります。ため込みんだものに、身動きできなくなり引っ越します。引っ越すことにより、身動きできない状況を改めざるを得なくなってしまいます。引っ越しによって、はじめてため込んだものを捨てられます。それほどのピンチにいるのです。

この人の困りごとは予測の中に有りました。それが現実のピンチになったのです。神経症的な人の困りごとは、このようなケースがほとんどです。「予測により不安になる」のです。現実は何もありません。この「予測による不安」が現実にハンドルを切らせ何の心配もない、現実をゆがめていきます。この予測による不安を、弱めていくことは可能です。行動療法的な解決は「不安に慣れれば弱まり消えていく」というものです。これは映画館で私たちが経験することと一致します。

映画館に入ったばかりのときは、真っ暗です。何も見えません。だがしばらくすると目が慣れて、映画館のなかが見えてきます。これは私たちが経験することです。同じような原理は、心配事にも通じます。心配やそれから生まれる不安も慣れれば、適応できるようになります。人にはそんなメカニズムが有ります。

そのメカニズムは「心配や不安は最初の5分をピークに、それに慣れていき20分で消える」と言うものです。心配や不安は、慣れることが解決のポイントです。その心配や不安に、慣れる方法も生み出されています。実践方法も兼ね備えていなければ、意味のないものになってしまいます。その方法を述べます。

その方法はメモ法と録音法があります。メモ法はさらに、二つの方法があります。3種類の方法があると言えます。先ずその中の最もやりやすい方法を行い、それでも効果がなかったら次の方法に進むのが良いでしょう。

最もやりやすい方法はメモ法です。これは心配を打ち消すような言葉をメモし、それを携帯して見直していく方法です。「新聞は捨てられない」と心配する人をモデルに述べていきます。「新聞は捨てられない」と心配する人は、「あとで困る」という連想が続きパニック状態を生んでいきます。そこでメモ法として、適切な言葉を考えていきます。

新聞を捨てられない人は、あとで記事がないとそれを知ることができないから困ると考えるのです。冷静に考えれば、新聞は図書館に保管されています。家に山になるほどため込む必要はありません。いま必要なことはネット検索です。ネット検索により出てきます。それにテレビの坂上忍さんのCMにあるように「5年使わなければ、もう使いません」ね。

以上からメモ法のための適切な言葉を考えていきます。先ずネット検索から、「ネットで検索すれば困らない」という言葉が導き出されます。次はテレビの坂上忍さんのCMの言葉です。「5年使わなければ、もう使いません」という言葉を利用します。テレビのCMは常に放送され、坂上忍さんはいつもテレビに出ています。だから効果的です。そこから「新聞は5週間読まなければ、もう読まない」という言葉を作り、「ネットで検索すれば困らない」という言葉と結びつけます。

こうなります⇓
「新聞は5週間読まなければ、もう読まない。困ってもネットで検索すれば困らない」これをメモします。それをいつも携帯します。それを読み返します。この程度の長さであれば、暗記できます。できるだけ暗記してください。身につけてください。それをこころの中で繰り返せば良いのです。特に不安になったら、読み返してください。読み返すだけでもいいのです。暗記したら、同じようにこころの中で繰り返してください。この方がベターです。ベストは録音し、それを聴くことです。聴くことは、外から入ってくるから効果的です。内的な言葉よりも、外的な言葉の方がストップしやすい、ブレーキが掛かりやすいのです。外側から、言いきかせるようなスタイルの方が効果は有ります。客観性を持ったものとして、印象付けられるからでしょう。多くの場合、このメモ法で改善します。これは最もやりやすい方法です。効果がない人はメモ法を深め、録音法に進めば良いのです。

それでも効果のない人は、長いメモ法を行ってください。長いメモ法は、作文を書くものです。心配の作文を書くものです。あなたの心配事を、作文にしていけばよいのです。いつも心配していることを、そのままに書いていけばよいのです。ため込みをやめられない人の場合の例を、述べていきます。

先ず原稿用紙を用意します。なければレポート用紙でもかまいません。あとはボールペンや鉛筆という筆記用具です。必要ならば消しゴムも用意します。神経症的傾向のある人は、書き直すことが多いのです。それを正す意味で、消しゴムは使わない方が良いのです。だが無理を掛けないことも大切ですから、消しゴムは使ってもかまいません。

「無理をしなくていい」と分かる事も大切です。神経症的傾向のある人は、無理をしがちです。「無理をしなくていい」と分かるだけでも改善する人は多いのです。人によっては最初は消しゴムを使い、慣れたら使わないようにしても良いかもしれません。このように消しゴムの使用に関しても、臨機応変な対応が求められます。カウンセリングには解決のための方法があります。だがそれは妄信されるべきものではありません。妄信された時に最も大切なものを失います。

よってできるだけカウンセラーの指導の下に、この方法は行われるべきです。そのほうが、妄信の迷路に入り込むことが少ないからです。迷路に入り込んでも、すぐに抜け出せます。とにかく紙と鉛筆を用意してください。いつもあなたが心配していることを、そのままに書いてください。できたらオーバーに書ければ、書けるだけ書いてください。心配事に直面します。それも大きな心配事に直面します。その方が効果的だからです。だからできるだけ、オーバーに書ければ、書けるだけ書いてください。オーバーに書けば書くだけでも、心配事に真っ正面から直面します。真っ正面から直面することこそが、大切です。それが解決のポイントです。

神経症的な傾向のある人は、不安から逃げたい。だが逃げれば逃げるほど、まとわりついてくるのが不安というものの性格です。この迷路からの脱出が課題になっています。脱出するためには、不安に直面する事です。行動療法の大きな原則である「不安は最初の5分がピーク。20分で消える」に従います。それにより改善します。

映画館に入ったときに、真っ暗で何も見えません。時間がたてば、自然にその暗さに慣れて見えるようになります。人には、このような適応力があります。行動療法は、この原則の応用です。それを神経症に応用し大きな効果をあげています。きわめて科学的な方法と言えます。科学に裏づけられています。

この方法と日本で生まれた森田療法は、似ています。だが行動療法の方が、合理的な心理療法と言えます。今の日本人には、行動療法の方が受け入れやすいものです。森田療法は、悟った先生がいます。その悟った先生が、指導します。ところがこの指導スタイルが、いまの若い人には受け入れられないのです。そこで問題化しやすいのです。民主化した今の日本では、受け入れられない人が多いのです。それもあって森田療法も民主化する方向に、ハンドルを切っています。行動療法には、悟った先生がいません。そもそもカウンセリングと悟りは、別のものと考えます。ただ科学的に神経症、ノイローゼの改善に向かいます。

だからこそ、現代の若い人に受け入れられやすいのです。「不安は最初の5分がピーク。20分で消える」をマスターし、改善させるカウンセリングが行動療法です。この科学性は、若い人に受け入れられやすいのです。行動療法の先生は、科学者として神経症の人に出会います。ひと言でいえば、近代的な人間関係です。行動療法は協力関係です。権威主義ではありません。だからこそ、行動療法家の暖かさも大切な要素になります。人によっては、行動療法家の暖かさだけで改善してしまう人もいます。神経症に関して、技術的な問題が決定的なものではないと言えます。これは大切です。

とにかく心配の作文を書いてください。書き続けてください。いつも心配しているように心配し、それを紙に書き続けます。そうすると書けなくなる時がやって来ます。どんな心配事にも底があります。底のない心配事はありません。プールで溺れても、プールの底まで沈めば浮かび上がってくるものです。慌てるから、沈んでしまいます。そこ、底まで書き進めてください。そうしただけでも、不安は弱まっています。この次に、録音します。いま書いたものを、録音するのです。自分で録音します。

自分の声で、自分で録音します。それが一番効果的です。自分の声を自分で聴くことは、こころに刻み込まれやすいのです。無意識にまで届きやすいのです。いつもの心配事を書き、それを録音して聴いていきます。途中で聴きたくなくなるかもしれません。それでも聴き続けることが必要です。不安に慣れ、不安を克服するためです。これも「不安は最初の5分がピーク。20分で消える」を利用したものです。それを現実に合わせ、応用して作られた方法です。とても効果的です。

その作文の例をあげます。
ある人は新聞に載った記事が、忘れたら困ると考えると捨てられずため込みます。コロナウィルスに対する記事は、心配であるがゆえに捨てられません。

その人の作文です。
【新聞にまたコロナウィルスの記事が載っていた。「マスクが足りない」というので心配で心配でしょうがなくなった。マスクを買いに行こうと思っても、もう売ってないかもしれない】

【そこでマスクを買いに行ったら、少しもなかった。やっぱり買う時には、買っておかないと困る事になると知ったので、ため込みはやめられない】このように、ため込みをやめられない理由が常に入り込んでくるのが特徴です。その理由に引っ張られて抜け出せなくなっています。

ただし無理に、ため込みをやめられない理由を書く必要はありません。常に入り込んでくる特徴があると述べているだけです。心配を心配のままに書いてください。【マスクを買いに行ったら、少しもなかった。少なくとも記事は取っておこう。忘れたら困る。】この最後の「忘れたら困る」が新聞をため込む人の特徴です。

さらに続きます。
【その新聞をなくしたらどうしよう。それも心配だ】このように続きます。

常に心配する人。
こんな心配の絶えない人が、ため込みをやめられない人です。

さらに続きます。
【その新聞をなくしたらどうしよう。それも心配だ】このように続きます。

さらに突っ走ってしまいます。
【その新聞をなくしたらもうダメだ】このような結論に至ります。

またさらに続きます。
【新聞をなくしたときのために、同じような記事の出ている本も集めよう】このように続きます。

ここから本のため込みも始まります。
それも書いていきます。

【本も集めようと思いました】さらに
【図書館でもいいかもしれないと思いました】

ここでも、不安は積もります。
【ほかに借りる人がいたら】

その結果、こうなります。
【本を集めよう】

【できるだけ本を集めよう】
このように、また悪循環は深まります。

さらにここでも、不安は積もります。
【無くしたらどうしよう】

そこで次のようになります。
【何冊も、同じものを買う】

また悪循環は深まります。
それも書いていきます。

【心配だから何冊も、同じものを買ってしまう】
これがこの人の気持ちです。

その心配は、止まらなくなります。
【同じものを買っても、心配は続く】

【無くすかもしれないので、心配は続く】
悪循環です。

この悪循環を書き続けます。
【心配をなくすために、また買う】

【買って買って、買いまくる】
このように書きます。

その気持ちも書き続けます。
【心配で心配で、どうしようもできない】

さらに続けます。
【買えば心配はなくなる】

【だが買っても買ってもだめ】
こう書きました。

だめさかげんを書きます。
人によっては、それだけで効果が出る人もいます。

自分の不安を書き続けます。
それだけで、効果が出る人もいます。

出ない人もいます。
効果が出た人も、出ない人も書き続けてください。

この人はこう続けました。
【部屋中は新聞と本だらけ】

【困ったものだ】
自分の気持ちに戻ります。

【自分では、どうしようもできない】
もう抜け出せない状態です。

【本の重みで、床は抜ける】
このように心配は、広がります。

【もう床も抜けます】
このように心配の結末まで書きます。

【床は抜けすべて終わります】
これが最悪の結末です。

これは一例です。
このように、いつもの心配を書き続けてください。

人によっては、書いているうちに内容の愚かさに気づく人もいます。
考えていることが、あまりにもオーバーだと気づきます。

軽い人、葛藤の少ない人はそれだけで改善します。
そうでない人は、次に進みます。

ただし軽い人で改善しても、最後まで行った方が良いのです。
そこは頑張ってください。

この人は、ため込んだ本の重みで床が抜けます。
そこで心配は終わります。

次は録音です。
この作文を録音します。

録音するもの、スマートホンでもなんでもいいですから録音します。
自分で吹き込んでください。

自分の声で吹き込むことが大切です。
意味があります。

人は、言葉で考えます。
内的な言葉で考えます。

だからこそ、自分の声で吹き込むことが大切です。
効果もあります。

自分の声で吹き込むことだけでも、効果があります。
それを聴けば、さらに効果があります。

とにかく録音してください。
じっくり聴いてください。

聞くのではありません。
聴くのです。

ぼんやり聞くのではありません。
身を入れて聴くのです。

気持ちを入れて聴くのです。
それにより不安を高めます。

不安を高め、直面します。
直面することにより、克服します。

不安から、逃げない。
逃げるから、追いかけられます。

1か月で改善するためには、2時間聴き続けることが必要です。
あとはほかの方法も行うことです。

それを踏まえ、ため込みをやめられない人が1か月で改善するプログラムを紹介します。
それは10日間を一区切りにして、30日で終了します。

先ず、録音したものを2時間聴き続けることです。
これは最初から、最後まで30日間行います。

さらに協力する人もいた方がいいのです。
いなくてもできますが、いた方がいいです。

その理由を述べます。
ため込みをやめられない人が、ため込んだものを捨てていくのがその方法です。

そのため込んだものを捨てていくことを、自分でできれば理想的です。
だが多くの場合、不可能です。

そこで協力する人もいた方がいいのです。
協力する人は、あなたを励ましてもくれます。

協力する人の条件は、あなたを励ましてもくれる人です。
あともう一つ条件があります。

協力する人はあなたを励ましながらも、ため込んだものを捨てることができる人です。
多くのため込みの人は、捨てる時に抵抗します。

その抵抗に負けない事。
これが最大のポイントです。

励ます、優しさも必要。
抵抗に負けない、厳しさも必要。

この二つの相矛盾する条件が有ります。
それを満たす人です。

その人こそが、協力する人です。
これは全てに通じます。

その協力者は、捨てるもののリストを作ります。
より正確には、捨てるもののリストを作るのを手伝います。

さらに述べます。
  

Posted by counsellor at 10:09カウンセリング

2020年09月11日

ため込みをやめられない人が1か月で改善する方法 132

この神経症、ノイローゼの迷いの扉を1か月で自分自身で開ける方法へのご質問、またはこころの問題についてのご相談は掲示板またはメッセージBO✕をご利用ください。ボランティア活動でお答えします。

「ため込みをやめられない人が1か月で改善する方法」を述べます。

自分が集めた資料を捨てられない人がいました。ある人は、新聞の「消費税の変更の記事」が捨てられません。もしそれがなくなったら、「変更に関して知ることができなくなる」と考えたのです。そんな理由で、部屋の中は新聞だらけです。それだけではなく週刊誌も、本も捨てられません。部屋の中は新聞に加え週刊誌も、本だらけです。ため込みををやめられない人は将来が心配です。将来にため込んでいるものがないと、心もとないのです。その心配が、ため込みを続けさせます。

将来の心配。それを弱めることが第一歩になります。そのために録音法を用います。心配を録音し、それになれていく方法です。具体的な方法を述べたいと思います。

モデルにより述べます。消費税が導入されるときのことです。3パーセントの消費税導入の時です。新聞に外税なのか、内税なのかはっきりとわかりやすく書かれていない広告が載っていました。本屋でそれを買い求めると、「週刊誌と一般書籍は異なります」と言われました。広告が載っていた本は定価を丁寧に表示してあり、それゆえに混乱したのです。そこでその広告の載っていた新聞を、念の点に読み直したのです。この人の考えていることが正しかったのです。新聞により正しさは、裏付けられました。

その出来事により、この人は「新聞は捨てられない」と考えるようになりました。新聞が無かったら、本当に困ったと考えたのです。その考えは、しみつきました。

ここからため込みは始まります。身動きができないため込みです。新聞は山のようになります。新聞の種類が増えたから、なおさらです。朝日、毎日、読売だけでは気がすみません。スポーツ新聞も買い込み、ため込みます。家の中は新聞の配送所のようです。重みで床が抜けてしまうかもしれません。それほどになりました。引っ越しも考えました。ため込みををやめられない人の中でも、重度の人は引っ越しばかりすることになります。ため込みんだものに、身動きできなくなり引っ越します。引っ越すことにより、身動きできない状況を改めざるを得なくなってしまいます。引っ越しによって、はじめてため込んだものを捨てられます。それほどのピンチにいるのです。

この人の困りごとは予測の中に有りました。それが現実のピンチになったのです。神経症的な人の困りごとは、このようなケースがほとんどです。「予測により不安になる」のです。現実は何もありません。この「予測による不安」が現実にハンドルを切らせ何の心配もない、現実をゆがめていきます。この予測による不安を、弱めていくことは可能です。行動療法的な解決は「不安に慣れれば弱まり消えていく」というものです。これは映画館で私たちが経験することと一致します。

映画館に入ったばかりのときは、真っ暗です。何も見えません。だがしばらくすると目が慣れて、映画館のなかが見えてきます。これは私たちが経験することです。同じような原理は、心配事にも通じます。心配やそれから生まれる不安も慣れれば、適応できるようになります。人にはそんなメカニズムが有ります。

そのメカニズムは「心配や不安は最初の5分をピークに、それに慣れていき20分で消える」と言うものです。心配や不安は、慣れることが解決のポイントです。その心配や不安に、慣れる方法も生み出されています。実践方法も兼ね備えていなければ、意味のないものになってしまいます。その方法を述べます。

その方法はメモ法と録音法があります。メモ法はさらに、二つの方法があります。3種類の方法があると言えます。先ずその中の最もやりやすい方法を行い、それでも効果がなかったら次の方法に進むのが良いでしょう。

最もやりやすい方法はメモ法です。これは心配を打ち消すような言葉をメモし、それを携帯して見直していく方法です。「新聞は捨てられない」と心配する人をモデルに述べていきます。「新聞は捨てられない」と心配する人は、「あとで困る」という連想が続きパニック状態を生んでいきます。そこでメモ法として、適切な言葉を考えていきます。

新聞を捨てられない人は、あとで記事がないとそれを知ることができないから困ると考えるのです。冷静に考えれば、新聞は図書館に保管されています。家に山になるほどため込む必要はありません。いま必要なことはネット検索です。ネット検索により出てきます。それにテレビの坂上忍さんのCMにあるように「5年使わなければ、もう使いません」ね。

以上からメモ法のための適切な言葉を考えていきます。先ずネット検索から、「ネットで検索すれば困らない」という言葉が導き出されます。次はテレビの坂上忍さんのCMの言葉です。「5年使わなければ、もう使いません」という言葉を利用します。テレビのCMは常に放送され、坂上忍さんはいつもテレビに出ています。だから効果的です。そこから「新聞は5週間読まなければ、もう読まない」という言葉を作り、「ネットで検索すれば困らない」という言葉と結びつけます。

こうなります⇓
「新聞は5週間読まなければ、もう読まない。困ってもネットで検索すれば困らない」これをメモします。それをいつも携帯します。それを読み返します。この程度の長さであれば、暗記できます。できるだけ暗記してください。身につけてください。それをこころの中で繰り返せば良いのです。特に不安になったら、読み返してください。読み返すだけでもいいのです。暗記したら、同じようにこころの中で繰り返してください。この方がベターです。ベストは録音し、それを聴くことです。聴くことは、外から入ってくるから効果的です。内的な言葉よりも、外的な言葉の方がストップしやすい、ブレーキが掛かりやすいのです。外側から、言いきかせるようなスタイルの方が効果は有ります。客観性を持ったものとして、印象付けられるからでしょう。多くの場合、このメモ法で改善します。これは最もやりやすい方法です。効果がない人はメモ法を深め、録音法に進めば良いのです。

それでも効果のない人は、長いメモ法を行ってください。長いメモ法は、作文を書くものです。心配の作文を書くものです。あなたの心配事を、作文にしていけばよいのです。いつも心配していることを、そのままに書いていけばよいのです。ため込みをやめられない人の場合の例を、述べていきます。

先ず原稿用紙を用意します。なければレポート用紙でもかまいません。あとはボールペンや鉛筆という筆記用具です。必要ならば消しゴムも用意します。神経症的傾向のある人は、書き直すことが多いのです。それを正す意味で、消しゴムは使わない方が良いのです。だが無理を掛けないことも大切ですから、消しゴムは使ってもかまいません。

「無理をしなくていい」と分かる事も大切です。神経症的傾向のある人は、無理をしがちです。「無理をしなくていい」と分かるだけでも改善する人は多いのです。人によっては最初は消しゴムを使い、慣れたら使わないようにしても良いかもしれません。このように消しゴムの使用に関しても、臨機応変な対応が求められます。カウンセリングには解決のための方法があります。だがそれは妄信されるべきものではありません。妄信された時に最も大切なものを失います。

よってできるだけカウンセラーの指導の下に、この方法は行われるべきです。そのほうが、妄信の迷路に入り込むことが少ないからです。迷路に入り込んでも、すぐに抜け出せます。とにかく紙と鉛筆を用意してください。いつもあなたが心配していることを、そのままに書いてください。できたらオーバーに書ければ、書けるだけ書いてください。心配事に直面します。それも大きな心配事に直面します。その方が効果的だからです。だからできるだけ、オーバーに書ければ、書けるだけ書いてください。オーバーに書けば書くだけでも、心配事に真っ正面から直面します。真っ正面から直面することこそが、大切です。それが解決のポイントです。

神経症的な傾向のある人は、不安から逃げたい。だが逃げれば逃げるほど、まとわりついてくるのが不安というものの性格です。この迷路からの脱出が課題になっています。脱出するためには、不安に直面する事です。行動療法の大きな原則である「不安は最初の5分がピーク。20分で消える」に従います。それにより改善します。

映画館に入ったときに、真っ暗で何も見えません。時間がたてば、自然にその暗さに慣れて見えるようになります。人には、このような適応力があります。行動療法は、この原則の応用です。それを神経症に応用し大きな効果をあげています。きわめて科学的な方法と言えます。科学に裏づけられています。

この方法と日本で生まれた森田療法は、似ています。だが行動療法の方が、合理的な心理療法と言えます。今の日本人には、行動療法の方が受け入れやすいものです。森田療法は、悟った先生がいます。その悟った先生が、指導します。ところがこの指導スタイルが、いまの若い人には受け入れられないのです。そこで問題化しやすいのです。民主化した今の日本では、受け入れられない人が多いのです。それもあって森田療法も民主化する方向に、ハンドルを切っています。行動療法には、悟った先生がいません。そもそもカウンセリングと悟りは、別のものと考えます。ただ科学的に神経症、ノイローゼの改善に向かいます。

だからこそ、現代の若い人に受け入れられやすいのです。「不安は最初の5分がピーク。20分で消える」をマスターし、改善させるカウンセリングが行動療法です。この科学性は、若い人に受け入れられやすいのです。行動療法の先生は、科学者として神経症の人に出会います。ひと言でいえば、近代的な人間関係です。行動療法は協力関係です。権威主義ではありません。だからこそ、行動療法家の暖かさも大切な要素になります。人によっては、行動療法家の暖かさだけで改善してしまう人もいます。神経症に関して、技術的な問題が決定的なものではないと言えます。これは大切です。

とにかく心配の作文を書いてください。書き続けてください。いつも心配しているように心配し、それを紙に書き続けます。そうすると書けなくなる時がやって来ます。どんな心配事にも底があります。底のない心配事はありません。プールで溺れても、プールの底まで沈めば浮かび上がってくるものです。慌てるから、沈んでしまいます。そこ、底まで書き進めてください。そうしただけでも、不安は弱まっています。この次に、録音します。いま書いたものを、録音するのです。自分で録音します。

自分の声で、自分で録音します。それが一番効果的です。自分の声を自分で聴くことは、こころに刻み込まれやすいのです。無意識にまで届きやすいのです。いつもの心配事を書き、それを録音して聴いていきます。途中で聴きたくなくなるかもしれません。それでも聴き続けることが必要です。不安に慣れ、不安を克服するためです。これも「不安は最初の5分がピーク。20分で消える」を利用したものです。それを現実に合わせ、応用して作られた方法です。とても効果的です。

その作文の例をあげます。
ある人は新聞に載った記事が、忘れたら困ると考えると捨てられずため込みます。コロナウィルスに対する記事は、心配であるがゆえに捨てられません。

その人の作文です。
【新聞にまたコロナウィルスの記事が載っていた。「マスクが足りない」というので心配で心配でしょうがなくなった。マスクを買いに行こうと思っても、もう売ってないかもしれない】

【そこでマスクを買いに行ったら、少しもなかった。やっぱり買う時には、買っておかないと困る事になると知ったので、ため込みはやめられない】このように、ため込みをやめられない理由が常に入り込んでくるのが特徴です。その理由に引っ張られて抜け出せなくなっています。

ただし無理に、ため込みをやめられない理由を書く必要はありません。常に入り込んでくる特徴があると述べているだけです。心配を心配のままに書いてください。【マスクを買いに行ったら、少しもなかった。少なくとも記事は取っておこう。忘れたら困る。】この最後の「忘れたら困る」が新聞をため込む人の特徴です。

さらに続きます。
【その新聞をなくしたらどうしよう。それも心配だ】このように続きます。

常に心配する人。
こんな心配の絶えない人が、ため込みをやめられない人です。

さらに続きます。
【その新聞をなくしたらどうしよう。それも心配だ】このように続きます。

さらに突っ走ってしまいます。
【その新聞をなくしたらもうダメだ】このような結論に至ります。

またさらに続きます。
【新聞をなくしたときのために、同じような記事の出ている本も集めよう】このように続きます。

ここから本のため込みも始まります。
それも書いていきます。

【本も集めようと思いました】さらに
【図書館でもいいかもしれないと思いました】

ここでも、不安は積もります。
【ほかに借りる人がいたら】

その結果、こうなります。
【本を集めよう】

【できるだけ本を集めよう】
このように、また悪循環は深まります。

さらにここでも、不安は積もります。
【無くしたらどうしよう】

そこで次のようになります。
【何冊も、同じものを買う】

また悪循環は深まります。
それも書いていきます。

【心配だから何冊も、同じものを買ってしまう】
これがこの人の気持ちです。

その心配は、止まらなくなります。
【同じものを買っても、心配は続く】

【無くすかもしれないので、心配は続く】
悪循環です。

この悪循環を書き続けます。
【心配をなくすために、また買う】

【買って買って、買いまくる】
このように書きます。

その気持ちも書き続けます。
【心配で心配で、どうしようもできない】

さらに続けます。
【買えば心配はなくなる】

【だが買っても買ってもだめ】
こう書きました。

だめさかげんを書きます。
人によっては、それだけで効果が出る人もいます。

自分の不安を書き続けます。
それだけで、効果が出る人もいます。

出ない人もいます。
効果が出た人も、出ない人も書き続けてください。

この人はこう続けました。
【部屋中は新聞と本だらけ】

【困ったものだ】
自分の気持ちに戻ります。

【自分では、どうしようもできない】
もう抜け出せない状態です。

【本の重みで、床は抜ける】
このように心配は、広がります。

【もう床も抜けます】
このように心配の結末まで書きます。

【床は抜けすべて終わります】
これが最悪の結末です。

これは一例です。
このように、いつもの心配を書き続けてください。

人によっては、書いているうちに内容の愚かさに気づく人もいます。
考えていることが、あまりにもオーバーだと気づきます。

軽い人、葛藤の少ない人はそれだけで改善します。
そうでない人は、次に進みます。

ただし軽い人で改善しても、最後まで行った方が良いのです。
そこは頑張ってください。

この人は、ため込んだ本の重みで床が抜けます。
そこで心配は終わります。

次は録音です。
この作文を録音します。

録音するもの、スマートホンでもなんでもいいですから録音します。
自分で吹き込んでください。

自分の声で吹き込むことが大切です。
意味があります。

人は、言葉で考えます。
内的な言葉で考えます。

だからこそ、自分の声で吹き込むことが大切です。
効果もあります。

自分の声で吹き込むことだけでも、効果があります。
それを聴けば、さらに効果があります。

とにかく録音してください。
じっくり聴いてください。

聞くのではありません。
聴くのです。

ぼんやり聞くのではありません。
身を入れて聴くのです。

気持ちを入れて聴くのです。
それにより不安を高めます。

不安を高め、直面します。
直面することにより、克服します。

不安から、逃げない。
逃げるから、追いかけられます。

1か月で改善するためには、2時間聴き続けることが必要です。
あとはほかの方法も行うことです。

それを踏まえ、ため込みをやめられない人が1か月で改善するプログラムを紹介します。
それは10日間を一区切りにして、30日で終了します。

先ず、録音したものを2時間聴き続けることです。
これは最初から、最後まで30日間行います。

さらに協力する人もいた方がいいのです。
いなくてもできますが、いた方がいいです。

その理由を述べます。
ため込みをやめられない人が、ため込んだものを捨てていくのがその方法です。

そのため込んだものを捨てていくことを、自分でできれば理想的です。
だが多くの場合、不可能です。

そこで協力する人もいた方がいいのです。
協力する人は、あなたを励ましてもくれます。

協力する人の条件は、あなたを励ましてもくれる人です。
あともう一つ条件があります。

協力する人はあなたを励ましながらも、ため込んだものを捨てることができる人です。
多くのため込みの人は、捨てる時に抵抗します。

その抵抗に負けない事。
これが最大のポイントです。

励ます、優しさも必要。
抵抗に負けない、厳しさも必要。

この二つの相矛盾する条件が有ります。
それを満たす人です。

その人こそが、協力する人です。
これは全てに通じます。

その協力者は、捨てるもののリストを作ります。
より正確には、捨てるもののリストを作るのを手伝います。

リストは、本人が作ります。
本人は、それだけでもたいへんです。

さらに述べます。
  

Posted by counsellor at 10:11カウンセリング

2020年09月14日

ため込みをやめられない人が1か月で改善する方法 133

この神経症、ノイローゼの迷いの扉を1か月で自分自身で開ける方法へのご質問、またはこころの問題についてのご相談は掲示板またはメッセージBO✕をご利用ください。ボランティア活動でお答えします。

「ため込みをやめられない人が1か月で改善する方法」を述べます。

自分が集めた資料を捨てられない人がいました。ある人は、新聞の「消費税の変更の記事」が捨てられません。もしそれがなくなったら、「変更に関して知ることができなくなる」と考えたのです。そんな理由で、部屋の中は新聞だらけです。それだけではなく週刊誌も、本も捨てられません。部屋の中は新聞に加え週刊誌も、本だらけです。ため込みををやめられない人は将来が心配です。将来にため込んでいるものがないと、心もとないのです。その心配が、ため込みを続けさせます。

将来の心配。それを弱めることが第一歩になります。そのために録音法を用います。心配を録音し、それになれていく方法です。具体的な方法を述べたいと思います。

モデルにより述べます。消費税が導入されるときのことです。3パーセントの消費税導入の時です。新聞に外税なのか、内税なのかはっきりとわかりやすく書かれていない広告が載っていました。本屋でそれを買い求めると、「週刊誌と一般書籍は異なります」と言われました。広告が載っていた本は定価を丁寧に表示してあり、それゆえに混乱したのです。そこでその広告の載っていた新聞を、念の点に読み直したのです。この人の考えていることが正しかったのです。新聞により正しさは、裏付けられました。

その出来事により、この人は「新聞は捨てられない」と考えるようになりました。新聞が無かったら、本当に困ったと考えたのです。その考えは、しみつきました。

ここからため込みは始まります。身動きができないため込みです。新聞は山のようになります。新聞の種類が増えたから、なおさらです。朝日、毎日、読売だけでは気がすみません。スポーツ新聞も買い込み、ため込みます。家の中は新聞の配送所のようです。重みで床が抜けてしまうかもしれません。それほどになりました。引っ越しも考えました。ため込みををやめられない人の中でも、重度の人は引っ越しばかりすることになります。ため込みんだものに、身動きできなくなり引っ越します。引っ越すことにより、身動きできない状況を改めざるを得なくなってしまいます。引っ越しによって、はじめてため込んだものを捨てられます。それほどのピンチにいるのです。

この人の困りごとは予測の中に有りました。それが現実のピンチになったのです。神経症的な人の困りごとは、このようなケースがほとんどです。「予測により不安になる」のです。現実は何もありません。この「予測による不安」が現実にハンドルを切らせ何の心配もない、現実をゆがめていきます。この予測による不安を、弱めていくことは可能です。行動療法的な解決は「不安に慣れれば弱まり消えていく」というものです。これは映画館で私たちが経験することと一致します。

映画館に入ったばかりのときは、真っ暗です。何も見えません。だがしばらくすると目が慣れて、映画館のなかが見えてきます。これは私たちが経験することです。同じような原理は、心配事にも通じます。心配やそれから生まれる不安も慣れれば、適応できるようになります。人にはそんなメカニズムが有ります。

そのメカニズムは「心配や不安は最初の5分をピークに、それに慣れていき20分で消える」と言うものです。心配や不安は、慣れることが解決のポイントです。その心配や不安に、慣れる方法も生み出されています。実践方法も兼ね備えていなければ、意味のないものになってしまいます。その方法を述べます。

その方法はメモ法と録音法があります。メモ法はさらに、二つの方法があります。3種類の方法があると言えます。先ずその中の最もやりやすい方法を行い、それでも効果がなかったら次の方法に進むのが良いでしょう。

最もやりやすい方法はメモ法です。これは心配を打ち消すような言葉をメモし、それを携帯して見直していく方法です。「新聞は捨てられない」と心配する人をモデルに述べていきます。「新聞は捨てられない」と心配する人は、「あとで困る」という連想が続きパニック状態を生んでいきます。そこでメモ法として、適切な言葉を考えていきます。

新聞を捨てられない人は、あとで記事がないとそれを知ることができないから困ると考えるのです。冷静に考えれば、新聞は図書館に保管されています。家に山になるほどため込む必要はありません。いま必要なことはネット検索です。ネット検索により出てきます。それにテレビの坂上忍さんのCMにあるように「5年使わなければ、もう使いません」ね。

以上からメモ法のための適切な言葉を考えていきます。先ずネット検索から、「ネットで検索すれば困らない」という言葉が導き出されます。次はテレビの坂上忍さんのCMの言葉です。「5年使わなければ、もう使いません」という言葉を利用します。テレビのCMは常に放送され、坂上忍さんはいつもテレビに出ています。だから効果的です。そこから「新聞は5週間読まなければ、もう読まない」という言葉を作り、「ネットで検索すれば困らない」という言葉と結びつけます。

こうなります⇓
「新聞は5週間読まなければ、もう読まない。困ってもネットで検索すれば困らない」これをメモします。それをいつも携帯します。それを読み返します。この程度の長さであれば、暗記できます。できるだけ暗記してください。身につけてください。それをこころの中で繰り返せば良いのです。特に不安になったら、読み返してください。読み返すだけでもいいのです。暗記したら、同じようにこころの中で繰り返してください。この方がベターです。ベストは録音し、それを聴くことです。聴くことは、外から入ってくるから効果的です。内的な言葉よりも、外的な言葉の方がストップしやすい、ブレーキが掛かりやすいのです。外側から、言いきかせるようなスタイルの方が効果は有ります。客観性を持ったものとして、印象付けられるからでしょう。多くの場合、このメモ法で改善します。これは最もやりやすい方法です。効果がない人はメモ法を深め、録音法に進めば良いのです。

それでも効果のない人は、長いメモ法を行ってください。長いメモ法は、作文を書くものです。心配の作文を書くものです。あなたの心配事を、作文にしていけばよいのです。いつも心配していることを、そのままに書いていけばよいのです。ため込みをやめられない人の場合の例を、述べていきます。

先ず原稿用紙を用意します。なければレポート用紙でもかまいません。あとはボールペンや鉛筆という筆記用具です。必要ならば消しゴムも用意します。神経症的傾向のある人は、書き直すことが多いのです。それを正す意味で、消しゴムは使わない方が良いのです。だが無理を掛けないことも大切ですから、消しゴムは使ってもかまいません。

「無理をしなくていい」と分かる事も大切です。神経症的傾向のある人は、無理をしがちです。「無理をしなくていい」と分かるだけでも改善する人は多いのです。人によっては最初は消しゴムを使い、慣れたら使わないようにしても良いかもしれません。このように消しゴムの使用に関しても、臨機応変な対応が求められます。カウンセリングには解決のための方法があります。だがそれは妄信されるべきものではありません。妄信された時に最も大切なものを失います。

よってできるだけカウンセラーの指導の下に、この方法は行われるべきです。そのほうが、妄信の迷路に入り込むことが少ないからです。迷路に入り込んでも、すぐに抜け出せます。とにかく紙と鉛筆を用意してください。いつもあなたが心配していることを、そのままに書いてください。できたらオーバーに書ければ、書けるだけ書いてください。心配事に直面します。それも大きな心配事に直面します。その方が効果的だからです。だからできるだけ、オーバーに書ければ、書けるだけ書いてください。オーバーに書けば書くだけでも、心配事に真っ正面から直面します。真っ正面から直面することこそが、大切です。それが解決のポイントです。

神経症的な傾向のある人は、不安から逃げたい。だが逃げれば逃げるほど、まとわりついてくるのが不安というものの性格です。この迷路からの脱出が課題になっています。脱出するためには、不安に直面する事です。行動療法の大きな原則である「不安は最初の5分がピーク。20分で消える」に従います。それにより改善します。

映画館に入ったときに、真っ暗で何も見えません。時間がたてば、自然にその暗さに慣れて見えるようになります。人には、このような適応力があります。行動療法は、この原則の応用です。それを神経症に応用し大きな効果をあげています。きわめて科学的な方法と言えます。科学に裏づけられています。

この方法と日本で生まれた森田療法は、似ています。だが行動療法の方が、合理的な心理療法と言えます。今の日本人には、行動療法の方が受け入れやすいものです。森田療法は、悟った先生がいます。その悟った先生が、指導します。ところがこの指導スタイルが、いまの若い人には受け入れられないのです。そこで問題化しやすいのです。民主化した今の日本では、受け入れられない人が多いのです。それもあって森田療法も民主化する方向に、ハンドルを切っています。行動療法には、悟った先生がいません。そもそもカウンセリングと悟りは、別のものと考えます。ただ科学的に神経症、ノイローゼの改善に向かいます。

だからこそ、現代の若い人に受け入れられやすいのです。「不安は最初の5分がピーク。20分で消える」をマスターし、改善させるカウンセリングが行動療法です。この科学性は、若い人に受け入れられやすいのです。行動療法の先生は、科学者として神経症の人に出会います。ひと言でいえば、近代的な人間関係です。行動療法は協力関係です。権威主義ではありません。だからこそ、行動療法家の暖かさも大切な要素になります。人によっては、行動療法家の暖かさだけで改善してしまう人もいます。神経症に関して、技術的な問題が決定的なものではないと言えます。これは大切です。

とにかく心配の作文を書いてください。書き続けてください。いつも心配しているように心配し、それを紙に書き続けます。そうすると書けなくなる時がやって来ます。どんな心配事にも底があります。底のない心配事はありません。プールで溺れても、プールの底まで沈めば浮かび上がってくるものです。慌てるから、沈んでしまいます。そこ、底まで書き進めてください。そうしただけでも、不安は弱まっています。この次に、録音します。いま書いたものを、録音するのです。自分で録音します。

自分の声で、自分で録音します。それが一番効果的です。自分の声を自分で聴くことは、こころに刻み込まれやすいのです。無意識にまで届きやすいのです。いつもの心配事を書き、それを録音して聴いていきます。途中で聴きたくなくなるかもしれません。それでも聴き続けることが必要です。不安に慣れ、不安を克服するためです。これも「不安は最初の5分がピーク。20分で消える」を利用したものです。それを現実に合わせ、応用して作られた方法です。とても効果的です。

その作文の例をあげます。
ある人は新聞に載った記事が、忘れたら困ると考えると捨てられずため込みます。コロナウィルスに対する記事は、心配であるがゆえに捨てられません。

その人の作文です。
【新聞にまたコロナウィルスの記事が載っていた。「マスクが足りない」というので心配で心配でしょうがなくなった。マスクを買いに行こうと思っても、もう売ってないかもしれない】

【そこでマスクを買いに行ったら、少しもなかった。やっぱり買う時には、買っておかないと困る事になると知ったので、ため込みはやめられない】このように、ため込みをやめられない理由が常に入り込んでくるのが特徴です。その理由に引っ張られて抜け出せなくなっています。

ただし無理に、ため込みをやめられない理由を書く必要はありません。常に入り込んでくる特徴があると述べているだけです。心配を心配のままに書いてください。【マスクを買いに行ったら、少しもなかった。少なくとも記事は取っておこう。忘れたら困る。】この最後の「忘れたら困る」が新聞をため込む人の特徴です。

さらに続きます。
【その新聞をなくしたらどうしよう。それも心配だ】このように続きます。

常に心配する人。
こんな心配の絶えない人が、ため込みをやめられない人です。

さらに続きます。
【その新聞をなくしたらどうしよう。それも心配だ】このように続きます。

さらに突っ走ってしまいます。
【その新聞をなくしたらもうダメだ】このような結論に至ります。

またさらに続きます。
【新聞をなくしたときのために、同じような記事の出ている本も集めよう】このように続きます。

ここから本のため込みも始まります。
それも書いていきます。

【本も集めようと思いました】さらに
【図書館でもいいかもしれないと思いました】

ここでも、不安は積もります。
【ほかに借りる人がいたら】

その結果、こうなります。
【本を集めよう】

【できるだけ本を集めよう】
このように、また悪循環は深まります。

さらにここでも、不安は積もります。
【無くしたらどうしよう】

そこで次のようになります。
【何冊も、同じものを買う】

また悪循環は深まります。
それも書いていきます。

【心配だから何冊も、同じものを買ってしまう】
これがこの人の気持ちです。

その心配は、止まらなくなります。
【同じものを買っても、心配は続く】

【無くすかもしれないので、心配は続く】
悪循環です。

この悪循環を書き続けます。
【心配をなくすために、また買う】

【買って買って、買いまくる】
このように書きます。

その気持ちも書き続けます。
【心配で心配で、どうしようもできない】

さらに続けます。
【買えば心配はなくなる】

【だが買っても買ってもだめ】
こう書きました。

だめさかげんを書きます。
人によっては、それだけで効果が出る人もいます。

自分の不安を書き続けます。
それだけで、効果が出る人もいます。

出ない人もいます。
効果が出た人も、出ない人も書き続けてください。

この人はこう続けました。
【部屋中は新聞と本だらけ】

【困ったものだ】
自分の気持ちに戻ります。

【自分では、どうしようもできない】
もう抜け出せない状態です。

【本の重みで、床は抜ける】
このように心配は、広がります。

【もう床も抜けます】
このように心配の結末まで書きます。

【床は抜けすべて終わります】
これが最悪の結末です。

これは一例です。
このように、いつもの心配を書き続けてください。

人によっては、書いているうちに内容の愚かさに気づく人もいます。
考えていることが、あまりにもオーバーだと気づきます。

軽い人、葛藤の少ない人はそれだけで改善します。
そうでない人は、次に進みます。

ただし軽い人で改善しても、最後まで行った方が良いのです。
そこは頑張ってください。

この人は、ため込んだ本の重みで床が抜けます。
そこで心配は終わります。

次は録音です。
この作文を録音します。

録音するもの、スマートホンでもなんでもいいですから録音します。
自分で吹き込んでください。

自分の声で吹き込むことが大切です。
意味があります。

人は、言葉で考えます。
内的な言葉で考えます。

だからこそ、自分の声で吹き込むことが大切です。
効果もあります。

自分の声で吹き込むことだけでも、効果があります。
それを聴けば、さらに効果があります。

とにかく録音してください。
じっくり聴いてください。

聞くのではありません。
聴くのです。

ぼんやり聞くのではありません。
身を入れて聴くのです。

気持ちを入れて聴くのです。
それにより不安を高めます。

不安を高め、直面します。
直面することにより、克服します。

不安から、逃げない。
逃げるから、追いかけられます。

1か月で改善するためには、2時間聴き続けることが必要です。
あとはほかの方法も行うことです。

それを踏まえ、ため込みをやめられない人が1か月で改善するプログラムを紹介します。
それは10日間を一区切りにして、30日で終了します。

先ず、録音したものを2時間聴き続けることです。
これは最初から、最後まで30日間行います。

さらに協力する人もいた方がいいのです。
いなくてもできますが、いた方がいいです。

その理由を述べます。
ため込みをやめられない人が、ため込んだものを捨てていくのがその方法です。

そのため込んだものを捨てていくことを、自分でできれば理想的です。
だが多くの場合、不可能です。

そこで協力する人もいた方がいいのです。
協力する人は、あなたを励ましてもくれます。

協力する人の条件は、あなたを励ましてもくれる人です。
あともう一つ条件があります。

協力する人はあなたを励ましながらも、ため込んだものを捨てることができる人です。
多くのため込みの人は、捨てる時に抵抗します。

その抵抗に負けない事。
これが最大のポイントです。

励ます、優しさも必要。
抵抗に負けない、厳しさも必要。

この二つの相矛盾する条件が有ります。
それを満たす人です。

その人こそが、協力する人です。
これは全てに通じます。

その協力者は、捨てるもののリストを作ります。
より正確には、捨てるもののリストを作るのを手伝います。

リストは、本人が作ります。
本人は、それだけでもたいへんです。

それを励ます。
くじけないように導きます。

さらに述べます。
  

Posted by counsellor at 10:22カウンセリング

2020年09月15日

ため込みをやめられない人が1か月で改善する方法  134

この神経症、ノイローゼの迷いの扉を1か月で自分自身で開ける方法へのご質問、またはこころの問題についてのご相談は掲示板またはメッセージBO✕をご利用ください。ボランティア活動でお答えします。

「ため込みをやめられない人が1か月で改善する方法」を述べます。

自分が集めた資料を捨てられない人がいました。ある人は、新聞の「消費税の変更の記事」が捨てられません。もしそれがなくなったら、「変更に関して知ることができなくなる」と考えたのです。そんな理由で、部屋の中は新聞だらけです。それだけではなく週刊誌も、本も捨てられません。部屋の中は新聞に加え週刊誌も、本だらけです。ため込みををやめられない人は将来が心配です。将来にため込んでいるものがないと、心もとないのです。その心配が、ため込みを続けさせます。

将来の心配。それを弱めることが第一歩になります。そのために録音法を用います。心配を録音し、それになれていく方法です。具体的な方法を述べたいと思います。

モデルにより述べます。消費税が導入されるときのことです。3パーセントの消費税導入の時です。新聞に外税なのか、内税なのかはっきりとわかりやすく書かれていない広告が載っていました。本屋でそれを買い求めると、「週刊誌と一般書籍は異なります」と言われました。広告が載っていた本は定価を丁寧に表示してあり、それゆえに混乱したのです。そこでその広告の載っていた新聞を、念の点に読み直したのです。この人の考えていることが正しかったのです。新聞により正しさは、裏付けられました。

その出来事により、この人は「新聞は捨てられない」と考えるようになりました。新聞が無かったら、本当に困ったと考えたのです。その考えは、しみつきました。

ここからため込みは始まります。身動きができないため込みです。新聞は山のようになります。新聞の種類が増えたから、なおさらです。朝日、毎日、読売だけでは気がすみません。スポーツ新聞も買い込み、ため込みます。家の中は新聞の配送所のようです。重みで床が抜けてしまうかもしれません。それほどになりました。引っ越しも考えました。ため込みををやめられない人の中でも、重度の人は引っ越しばかりすることになります。ため込みんだものに、身動きできなくなり引っ越します。引っ越すことにより、身動きできない状況を改めざるを得なくなってしまいます。引っ越しによって、はじめてため込んだものを捨てられます。それほどのピンチにいるのです。

この人の困りごとは予測の中に有りました。それが現実のピンチになったのです。神経症的な人の困りごとは、このようなケースがほとんどです。「予測により不安になる」のです。現実は何もありません。この「予測による不安」が現実にハンドルを切らせ何の心配もない、現実をゆがめていきます。この予測による不安を、弱めていくことは可能です。行動療法的な解決は「不安に慣れれば弱まり消えていく」というものです。これは映画館で私たちが経験することと一致します。

映画館に入ったばかりのときは、真っ暗です。何も見えません。だがしばらくすると目が慣れて、映画館のなかが見えてきます。これは私たちが経験することです。同じような原理は、心配事にも通じます。心配やそれから生まれる不安も慣れれば、適応できるようになります。人にはそんなメカニズムが有ります。

そのメカニズムは「心配や不安は最初の5分をピークに、それに慣れていき20分で消える」と言うものです。心配や不安は、慣れることが解決のポイントです。その心配や不安に、慣れる方法も生み出されています。実践方法も兼ね備えていなければ、意味のないものになってしまいます。その方法を述べます。

その方法はメモ法と録音法があります。メモ法はさらに、二つの方法があります。3種類の方法があると言えます。先ずその中の最もやりやすい方法を行い、それでも効果がなかったら次の方法に進むのが良いでしょう。

最もやりやすい方法はメモ法です。これは心配を打ち消すような言葉をメモし、それを携帯して見直していく方法です。「新聞は捨てられない」と心配する人をモデルに述べていきます。「新聞は捨てられない」と心配する人は、「あとで困る」という連想が続きパニック状態を生んでいきます。そこでメモ法として、適切な言葉を考えていきます。

新聞を捨てられない人は、あとで記事がないとそれを知ることができないから困ると考えるのです。冷静に考えれば、新聞は図書館に保管されています。家に山になるほどため込む必要はありません。いま必要なことはネット検索です。ネット検索により出てきます。それにテレビの坂上忍さんのCMにあるように「5年使わなければ、もう使いません」ね。

以上からメモ法のための適切な言葉を考えていきます。先ずネット検索から、「ネットで検索すれば困らない」という言葉が導き出されます。次はテレビの坂上忍さんのCMの言葉です。「5年使わなければ、もう使いません」という言葉を利用します。テレビのCMは常に放送され、坂上忍さんはいつもテレビに出ています。だから効果的です。そこから「新聞は5週間読まなければ、もう読まない」という言葉を作り、「ネットで検索すれば困らない」という言葉と結びつけます。

こうなります⇓
「新聞は5週間読まなければ、もう読まない。困ってもネットで検索すれば困らない」これをメモします。それをいつも携帯します。それを読み返します。この程度の長さであれば、暗記できます。できるだけ暗記してください。身につけてください。それをこころの中で繰り返せば良いのです。特に不安になったら、読み返してください。読み返すだけでもいいのです。暗記したら、同じようにこころの中で繰り返してください。この方がベターです。ベストは録音し、それを聴くことです。聴くことは、外から入ってくるから効果的です。内的な言葉よりも、外的な言葉の方がストップしやすい、ブレーキが掛かりやすいのです。外側から、言いきかせるようなスタイルの方が効果は有ります。客観性を持ったものとして、印象付けられるからでしょう。多くの場合、このメモ法で改善します。これは最もやりやすい方法です。効果がない人はメモ法を深め、録音法に進めば良いのです。

それでも効果のない人は、長いメモ法を行ってください。長いメモ法は、作文を書くものです。心配の作文を書くものです。あなたの心配事を、作文にしていけばよいのです。いつも心配していることを、そのままに書いていけばよいのです。ため込みをやめられない人の場合の例を、述べていきます。

先ず原稿用紙を用意します。なければレポート用紙でもかまいません。あとはボールペンや鉛筆という筆記用具です。必要ならば消しゴムも用意します。神経症的傾向のある人は、書き直すことが多いのです。それを正す意味で、消しゴムは使わない方が良いのです。だが無理を掛けないことも大切ですから、消しゴムは使ってもかまいません。

「無理をしなくていい」と分かる事も大切です。神経症的傾向のある人は、無理をしがちです。「無理をしなくていい」と分かるだけでも改善する人は多いのです。人によっては最初は消しゴムを使い、慣れたら使わないようにしても良いかもしれません。このように消しゴムの使用に関しても、臨機応変な対応が求められます。カウンセリングには解決のための方法があります。だがそれは妄信されるべきものではありません。妄信された時に最も大切なものを失います。

よってできるだけカウンセラーの指導の下に、この方法は行われるべきです。そのほうが、妄信の迷路に入り込むことが少ないからです。迷路に入り込んでも、すぐに抜け出せます。とにかく紙と鉛筆を用意してください。いつもあなたが心配していることを、そのままに書いてください。できたらオーバーに書ければ、書けるだけ書いてください。心配事に直面します。それも大きな心配事に直面します。その方が効果的だからです。だからできるだけ、オーバーに書ければ、書けるだけ書いてください。オーバーに書けば書くだけでも、心配事に真っ正面から直面します。真っ正面から直面することこそが、大切です。それが解決のポイントです。

神経症的な傾向のある人は、不安から逃げたい。だが逃げれば逃げるほど、まとわりついてくるのが不安というものの性格です。この迷路からの脱出が課題になっています。脱出するためには、不安に直面する事です。行動療法の大きな原則である「不安は最初の5分がピーク。20分で消える」に従います。それにより改善します。

映画館に入ったときに、真っ暗で何も見えません。時間がたてば、自然にその暗さに慣れて見えるようになります。人には、このような適応力があります。行動療法は、この原則の応用です。それを神経症に応用し大きな効果をあげています。きわめて科学的な方法と言えます。科学に裏づけられています。

この方法と日本で生まれた森田療法は、似ています。だが行動療法の方が、合理的な心理療法と言えます。今の日本人には、行動療法の方が受け入れやすいものです。森田療法は、悟った先生がいます。その悟った先生が、指導します。ところがこの指導スタイルが、いまの若い人には受け入れられないのです。そこで問題化しやすいのです。民主化した今の日本では、受け入れられない人が多いのです。それもあって森田療法も民主化する方向に、ハンドルを切っています。行動療法には、悟った先生がいません。そもそもカウンセリングと悟りは、別のものと考えます。ただ科学的に神経症、ノイローゼの改善に向かいます。

だからこそ、現代の若い人に受け入れられやすいのです。「不安は最初の5分がピーク。20分で消える」をマスターし、改善させるカウンセリングが行動療法です。この科学性は、若い人に受け入れられやすいのです。行動療法の先生は、科学者として神経症の人に出会います。ひと言でいえば、近代的な人間関係です。行動療法は協力関係です。権威主義ではありません。だからこそ、行動療法家の暖かさも大切な要素になります。人によっては、行動療法家の暖かさだけで改善してしまう人もいます。神経症に関して、技術的な問題が決定的なものではないと言えます。これは大切です。

とにかく心配の作文を書いてください。書き続けてください。いつも心配しているように心配し、それを紙に書き続けます。そうすると書けなくなる時がやって来ます。どんな心配事にも底があります。底のない心配事はありません。プールで溺れても、プールの底まで沈めば浮かび上がってくるものです。慌てるから、沈んでしまいます。そこ、底まで書き進めてください。そうしただけでも、不安は弱まっています。この次に、録音します。いま書いたものを、録音するのです。自分で録音します。

自分の声で、自分で録音します。それが一番効果的です。自分の声を自分で聴くことは、こころに刻み込まれやすいのです。無意識にまで届きやすいのです。いつもの心配事を書き、それを録音して聴いていきます。途中で聴きたくなくなるかもしれません。それでも聴き続けることが必要です。不安に慣れ、不安を克服するためです。これも「不安は最初の5分がピーク。20分で消える」を利用したものです。それを現実に合わせ、応用して作られた方法です。とても効果的です。

その作文の例をあげます。
ある人は新聞に載った記事が、忘れたら困ると考えると捨てられずため込みます。コロナウィルスに対する記事は、心配であるがゆえに捨てられません。

その人の作文です。
【新聞にまたコロナウィルスの記事が載っていた。「マスクが足りない」というので心配で心配でしょうがなくなった。マスクを買いに行こうと思っても、もう売ってないかもしれない】

【そこでマスクを買いに行ったら、少しもなかった。やっぱり買う時には、買っておかないと困る事になると知ったので、ため込みはやめられない】このように、ため込みをやめられない理由が常に入り込んでくるのが特徴です。その理由に引っ張られて抜け出せなくなっています。

ただし無理に、ため込みをやめられない理由を書く必要はありません。常に入り込んでくる特徴があると述べているだけです。心配を心配のままに書いてください。【マスクを買いに行ったら、少しもなかった。少なくとも記事は取っておこう。忘れたら困る。】この最後の「忘れたら困る」が新聞をため込む人の特徴です。

さらに続きます。
【その新聞をなくしたらどうしよう。それも心配だ】このように続きます。

常に心配する人。
こんな心配の絶えない人が、ため込みをやめられない人です。

さらに続きます。
【その新聞をなくしたらどうしよう。それも心配だ】このように続きます。

さらに突っ走ってしまいます。
【その新聞をなくしたらもうダメだ】このような結論に至ります。

またさらに続きます。
【新聞をなくしたときのために、同じような記事の出ている本も集めよう】このように続きます。

ここから本のため込みも始まります。
それも書いていきます。

【本も集めようと思いました】さらに
【図書館でもいいかもしれないと思いました】

ここでも、不安は積もります。
【ほかに借りる人がいたら】

その結果、こうなります。
【本を集めよう】

【できるだけ本を集めよう】
このように、また悪循環は深まります。

さらにここでも、不安は積もります。
【無くしたらどうしよう】

そこで次のようになります。
【何冊も、同じものを買う】

また悪循環は深まります。
それも書いていきます。

【心配だから何冊も、同じものを買ってしまう】
これがこの人の気持ちです。

その心配は、止まらなくなります。
【同じものを買っても、心配は続く】

【無くすかもしれないので、心配は続く】
悪循環です。

この悪循環を書き続けます。
【心配をなくすために、また買う】

【買って買って、買いまくる】
このように書きます。

その気持ちも書き続けます。
【心配で心配で、どうしようもできない】

さらに続けます。
【買えば心配はなくなる】

【だが買っても買ってもだめ】
こう書きました。

だめさかげんを書きます。
人によっては、それだけで効果が出る人もいます。

自分の不安を書き続けます。
それだけで、効果が出る人もいます。

出ない人もいます。
効果が出た人も、出ない人も書き続けてください。

この人はこう続けました。
【部屋中は新聞と本だらけ】

【困ったものだ】
自分の気持ちに戻ります。

【自分では、どうしようもできない】
もう抜け出せない状態です。

【本の重みで、床は抜ける】
このように心配は、広がります。

【もう床も抜けます】
このように心配の結末まで書きます。

【床は抜けすべて終わります】
これが最悪の結末です。

これは一例です。
このように、いつもの心配を書き続けてください。

人によっては、書いているうちに内容の愚かさに気づく人もいます。
考えていることが、あまりにもオーバーだと気づきます。

軽い人、葛藤の少ない人はそれだけで改善します。
そうでない人は、次に進みます。

ただし軽い人で改善しても、最後まで行った方が良いのです。
そこは頑張ってください。

この人は、ため込んだ本の重みで床が抜けます。
そこで心配は終わります。

次は録音です。
この作文を録音します。

録音するもの、スマートホンでもなんでもいいですから録音します。
自分で吹き込んでください。

自分の声で吹き込むことが大切です。
意味があります。

人は、言葉で考えます。
内的な言葉で考えます。

だからこそ、自分の声で吹き込むことが大切です。
効果もあります。

自分の声で吹き込むことだけでも、効果があります。
それを聴けば、さらに効果があります。

とにかく録音してください。
じっくり聴いてください。

聞くのではありません。
聴くのです。

ぼんやり聞くのではありません。
身を入れて聴くのです。

気持ちを入れて聴くのです。
それにより不安を高めます。

不安を高め、直面します。
直面することにより、克服します。

不安から、逃げない。
逃げるから、追いかけられます。

1か月で改善するためには、2時間聴き続けることが必要です。
あとはほかの方法も行うことです。

それを踏まえ、ため込みをやめられない人が1か月で改善するプログラムを紹介します。
それは10日間を一区切りにして、30日で終了します。

先ず、録音したものを2時間聴き続けることです。
これは最初から、最後まで30日間行います。

さらに協力する人もいた方がいいのです。
いなくてもできますが、いた方がいいです。

その理由を述べます。
ため込みをやめられない人が、ため込んだものを捨てていくのがその方法です。

そのため込んだものを捨てていくことを、自分でできれば理想的です。
だが多くの場合、不可能です。

そこで協力する人もいた方がいいのです。
協力する人は、あなたを励ましてもくれます。

協力する人の条件は、あなたを励ましてもくれる人です。
あともう一つ条件があります。

協力する人はあなたを励ましながらも、ため込んだものを捨てることができる人です。
多くのため込みの人は、捨てる時に抵抗します。

その抵抗に負けない事。
これが最大のポイントです。

励ます、優しさも必要。
抵抗に負けない、厳しさも必要。

この二つの相矛盾する条件が有ります。
それを満たす人です。

その人こそが、協力する人です。
これは全てに通じます。

その協力者は、捨てるもののリストを作ります。
より正確には、捨てるもののリストを作るのを手伝います。

リストは、本人が作ります。
本人は、それだけでもたいへんです。

それを励ます。
くじけないように導きます。

そのリストは、捨てても差しさわりがないと思える順です。
ゴミのようなものが一番になります。

さらに述べます。
  

Posted by counsellor at 10:19カウンセリング

2020年09月16日

ため込みをやめられない人が1か月で改善する方法 135

この神経症、ノイローゼの迷いの扉を1か月で自分自身で開ける方法へのご質問、またはこころの問題についてのご相談は掲示板またはメッセージBO✕をご利用ください。ボランティア活動でお答えします。

「ため込みをやめられない人が1か月で改善する方法」を述べます。

自分が集めた資料を捨てられない人がいました。ある人は、新聞の「消費税の変更の記事」が捨てられません。もしそれがなくなったら、「変更に関して知ることができなくなる」と考えたのです。そんな理由で、部屋の中は新聞だらけです。それだけではなく週刊誌も、本も捨てられません。部屋の中は新聞に加え週刊誌も、本だらけです。ため込みををやめられない人は将来が心配です。将来にため込んでいるものがないと、心もとないのです。その心配が、ため込みを続けさせます。

将来の心配。それを弱めることが第一歩になります。そのために録音法を用います。心配を録音し、それになれていく方法です。具体的な方法を述べたいと思います。

モデルにより述べます。消費税が導入されるときのことです。3パーセントの消費税導入の時です。新聞に外税なのか、内税なのかはっきりとわかりやすく書かれていない広告が載っていました。本屋でそれを買い求めると、「週刊誌と一般書籍は異なります」と言われました。広告が載っていた本は定価を丁寧に表示してあり、それゆえに混乱したのです。そこでその広告の載っていた新聞を、念の点に読み直したのです。この人の考えていることが正しかったのです。新聞により正しさは、裏付けられました。

その出来事により、この人は「新聞は捨てられない」と考えるようになりました。新聞が無かったら、本当に困ったと考えたのです。その考えは、しみつきました。

ここからため込みは始まります。身動きができないため込みです。新聞は山のようになります。新聞の種類が増えたから、なおさらです。朝日、毎日、読売だけでは気がすみません。スポーツ新聞も買い込み、ため込みます。家の中は新聞の配送所のようです。重みで床が抜けてしまうかもしれません。それほどになりました。引っ越しも考えました。ため込みををやめられない人の中でも、重度の人は引っ越しばかりすることになります。ため込みんだものに、身動きできなくなり引っ越します。引っ越すことにより、身動きできない状況を改めざるを得なくなってしまいます。引っ越しによって、はじめてため込んだものを捨てられます。それほどのピンチにいるのです。

この人の困りごとは予測の中に有りました。それが現実のピンチになったのです。神経症的な人の困りごとは、このようなケースがほとんどです。「予測により不安になる」のです。現実は何もありません。この「予測による不安」が現実にハンドルを切らせ何の心配もない、現実をゆがめていきます。この予測による不安を、弱めていくことは可能です。行動療法的な解決は「不安に慣れれば弱まり消えていく」というものです。これは映画館で私たちが経験することと一致します。

映画館に入ったばかりのときは、真っ暗です。何も見えません。だがしばらくすると目が慣れて、映画館のなかが見えてきます。これは私たちが経験することです。同じような原理は、心配事にも通じます。心配やそれから生まれる不安も慣れれば、適応できるようになります。人にはそんなメカニズムが有ります。

そのメカニズムは「心配や不安は最初の5分をピークに、それに慣れていき20分で消える」と言うものです。心配や不安は、慣れることが解決のポイントです。その心配や不安に、慣れる方法も生み出されています。実践方法も兼ね備えていなければ、意味のないものになってしまいます。その方法を述べます。

その方法はメモ法と録音法があります。メモ法はさらに、二つの方法があります。3種類の方法があると言えます。先ずその中の最もやりやすい方法を行い、それでも効果がなかったら次の方法に進むのが良いでしょう。

最もやりやすい方法はメモ法です。これは心配を打ち消すような言葉をメモし、それを携帯して見直していく方法です。「新聞は捨てられない」と心配する人をモデルに述べていきます。「新聞は捨てられない」と心配する人は、「あとで困る」という連想が続きパニック状態を生んでいきます。そこでメモ法として、適切な言葉を考えていきます。

新聞を捨てられない人は、あとで記事がないとそれを知ることができないから困ると考えるのです。冷静に考えれば、新聞は図書館に保管されています。家に山になるほどため込む必要はありません。いま必要なことはネット検索です。ネット検索により出てきます。それにテレビの坂上忍さんのCMにあるように「5年使わなければ、もう使いません」ね。

以上からメモ法のための適切な言葉を考えていきます。先ずネット検索から、「ネットで検索すれば困らない」という言葉が導き出されます。次はテレビの坂上忍さんのCMの言葉です。「5年使わなければ、もう使いません」という言葉を利用します。テレビのCMは常に放送され、坂上忍さんはいつもテレビに出ています。だから効果的です。そこから「新聞は5週間読まなければ、もう読まない」という言葉を作り、「ネットで検索すれば困らない」という言葉と結びつけます。

こうなります⇓
「新聞は5週間読まなければ、もう読まない。困ってもネットで検索すれば困らない」これをメモします。それをいつも携帯します。それを読み返します。この程度の長さであれば、暗記できます。できるだけ暗記してください。身につけてください。それをこころの中で繰り返せば良いのです。特に不安になったら、読み返してください。読み返すだけでもいいのです。暗記したら、同じようにこころの中で繰り返してください。この方がベターです。ベストは録音し、それを聴くことです。聴くことは、外から入ってくるから効果的です。内的な言葉よりも、外的な言葉の方がストップしやすい、ブレーキが掛かりやすいのです。外側から、言いきかせるようなスタイルの方が効果は有ります。客観性を持ったものとして、印象付けられるからでしょう。多くの場合、このメモ法で改善します。これは最もやりやすい方法です。効果がない人はメモ法を深め、録音法に進めば良いのです。

それでも効果のない人は、長いメモ法を行ってください。長いメモ法は、作文を書くものです。心配の作文を書くものです。あなたの心配事を、作文にしていけばよいのです。いつも心配していることを、そのままに書いていけばよいのです。ため込みをやめられない人の場合の例を、述べていきます。

先ず原稿用紙を用意します。なければレポート用紙でもかまいません。あとはボールペンや鉛筆という筆記用具です。必要ならば消しゴムも用意します。神経症的傾向のある人は、書き直すことが多いのです。それを正す意味で、消しゴムは使わない方が良いのです。だが無理を掛けないことも大切ですから、消しゴムは使ってもかまいません。

「無理をしなくていい」と分かる事も大切です。神経症的傾向のある人は、無理をしがちです。「無理をしなくていい」と分かるだけでも改善する人は多いのです。人によっては最初は消しゴムを使い、慣れたら使わないようにしても良いかもしれません。このように消しゴムの使用に関しても、臨機応変な対応が求められます。カウンセリングには解決のための方法があります。だがそれは妄信されるべきものではありません。妄信された時に最も大切なものを失います。

よってできるだけカウンセラーの指導の下に、この方法は行われるべきです。そのほうが、妄信の迷路に入り込むことが少ないからです。迷路に入り込んでも、すぐに抜け出せます。とにかく紙と鉛筆を用意してください。いつもあなたが心配していることを、そのままに書いてください。できたらオーバーに書ければ、書けるだけ書いてください。心配事に直面します。それも大きな心配事に直面します。その方が効果的だからです。だからできるだけ、オーバーに書ければ、書けるだけ書いてください。オーバーに書けば書くだけでも、心配事に真っ正面から直面します。真っ正面から直面することこそが、大切です。それが解決のポイントです。

神経症的な傾向のある人は、不安から逃げたい。だが逃げれば逃げるほど、まとわりついてくるのが不安というものの性格です。この迷路からの脱出が課題になっています。脱出するためには、不安に直面する事です。行動療法の大きな原則である「不安は最初の5分がピーク。20分で消える」に従います。それにより改善します。

映画館に入ったときに、真っ暗で何も見えません。時間がたてば、自然にその暗さに慣れて見えるようになります。人には、このような適応力があります。行動療法は、この原則の応用です。それを神経症に応用し大きな効果をあげています。きわめて科学的な方法と言えます。科学に裏づけられています。

この方法と日本で生まれた森田療法は、似ています。だが行動療法の方が、合理的な心理療法と言えます。今の日本人には、行動療法の方が受け入れやすいものです。森田療法は、悟った先生がいます。その悟った先生が、指導します。ところがこの指導スタイルが、いまの若い人には受け入れられないのです。そこで問題化しやすいのです。民主化した今の日本では、受け入れられない人が多いのです。それもあって森田療法も民主化する方向に、ハンドルを切っています。行動療法には、悟った先生がいません。そもそもカウンセリングと悟りは、別のものと考えます。ただ科学的に神経症、ノイローゼの改善に向かいます。

だからこそ、現代の若い人に受け入れられやすいのです。「不安は最初の5分がピーク。20分で消える」をマスターし、改善させるカウンセリングが行動療法です。この科学性は、若い人に受け入れられやすいのです。行動療法の先生は、科学者として神経症の人に出会います。ひと言でいえば、近代的な人間関係です。行動療法は協力関係です。権威主義ではありません。だからこそ、行動療法家の暖かさも大切な要素になります。人によっては、行動療法家の暖かさだけで改善してしまう人もいます。神経症に関して、技術的な問題が決定的なものではないと言えます。これは大切です。

とにかく心配の作文を書いてください。書き続けてください。いつも心配しているように心配し、それを紙に書き続けます。そうすると書けなくなる時がやって来ます。どんな心配事にも底があります。底のない心配事はありません。プールで溺れても、プールの底まで沈めば浮かび上がってくるものです。慌てるから、沈んでしまいます。そこ、底まで書き進めてください。そうしただけでも、不安は弱まっています。この次に、録音します。いま書いたものを、録音するのです。自分で録音します。

自分の声で、自分で録音します。それが一番効果的です。自分の声を自分で聴くことは、こころに刻み込まれやすいのです。無意識にまで届きやすいのです。いつもの心配事を書き、それを録音して聴いていきます。途中で聴きたくなくなるかもしれません。それでも聴き続けることが必要です。不安に慣れ、不安を克服するためです。これも「不安は最初の5分がピーク。20分で消える」を利用したものです。それを現実に合わせ、応用して作られた方法です。とても効果的です。

その作文の例をあげます。
ある人は新聞に載った記事が、忘れたら困ると考えると捨てられずため込みます。コロナウィルスに対する記事は、心配であるがゆえに捨てられません。

その人の作文です。
【新聞にまたコロナウィルスの記事が載っていた。「マスクが足りない」というので心配で心配でしょうがなくなった。マスクを買いに行こうと思っても、もう売ってないかもしれない】

【そこでマスクを買いに行ったら、少しもなかった。やっぱり買う時には、買っておかないと困る事になると知ったので、ため込みはやめられない】このように、ため込みをやめられない理由が常に入り込んでくるのが特徴です。その理由に引っ張られて抜け出せなくなっています。

ただし無理に、ため込みをやめられない理由を書く必要はありません。常に入り込んでくる特徴があると述べているだけです。心配を心配のままに書いてください。【マスクを買いに行ったら、少しもなかった。少なくとも記事は取っておこう。忘れたら困る。】この最後の「忘れたら困る」が新聞をため込む人の特徴です。

さらに続きます。
【その新聞をなくしたらどうしよう。それも心配だ】このように続きます。

常に心配する人。
こんな心配の絶えない人が、ため込みをやめられない人です。

さらに続きます。
【その新聞をなくしたらどうしよう。それも心配だ】このように続きます。

さらに突っ走ってしまいます。
【その新聞をなくしたらもうダメだ】このような結論に至ります。

またさらに続きます。
【新聞をなくしたときのために、同じような記事の出ている本も集めよう】このように続きます。

ここから本のため込みも始まります。
それも書いていきます。

【本も集めようと思いました】さらに
【図書館でもいいかもしれないと思いました】

ここでも、不安は積もります。
【ほかに借りる人がいたら】

その結果、こうなります。
【本を集めよう】

【できるだけ本を集めよう】
このように、また悪循環は深まります。

さらにここでも、不安は積もります。
【無くしたらどうしよう】

そこで次のようになります。
【何冊も、同じものを買う】

また悪循環は深まります。
それも書いていきます。

【心配だから何冊も、同じものを買ってしまう】
これがこの人の気持ちです。

その心配は、止まらなくなります。
【同じものを買っても、心配は続く】

【無くすかもしれないので、心配は続く】
悪循環です。

この悪循環を書き続けます。
【心配をなくすために、また買う】

【買って買って、買いまくる】
このように書きます。

その気持ちも書き続けます。
【心配で心配で、どうしようもできない】

さらに続けます。
【買えば心配はなくなる】

【だが買っても買ってもだめ】
こう書きました。

だめさかげんを書きます。
人によっては、それだけで効果が出る人もいます。

自分の不安を書き続けます。
それだけで、効果が出る人もいます。

出ない人もいます。
効果が出た人も、出ない人も書き続けてください。

この人はこう続けました。
【部屋中は新聞と本だらけ】

【困ったものだ】
自分の気持ちに戻ります。

【自分では、どうしようもできない】
もう抜け出せない状態です。

【本の重みで、床は抜ける】
このように心配は、広がります。

【もう床も抜けます】
このように心配の結末まで書きます。

【床は抜けすべて終わります】
これが最悪の結末です。

これは一例です。
このように、いつもの心配を書き続けてください。

人によっては、書いているうちに内容の愚かさに気づく人もいます。
考えていることが、あまりにもオーバーだと気づきます。

軽い人、葛藤の少ない人はそれだけで改善します。
そうでない人は、次に進みます。

ただし軽い人で改善しても、最後まで行った方が良いのです。
そこは頑張ってください。

この人は、ため込んだ本の重みで床が抜けます。
そこで心配は終わります。

次は録音です。
この作文を録音します。

録音するもの、スマートホンでもなんでもいいですから録音します。
自分で吹き込んでください。

自分の声で吹き込むことが大切です。
意味があります。

人は、言葉で考えます。
内的な言葉で考えます。

だからこそ、自分の声で吹き込むことが大切です。
効果もあります。

自分の声で吹き込むことだけでも、効果があります。
それを聴けば、さらに効果があります。

とにかく録音してください。
じっくり聴いてください。

聞くのではありません。
聴くのです。

ぼんやり聞くのではありません。
身を入れて聴くのです。

気持ちを入れて聴くのです。
それにより不安を高めます。

不安を高め、直面します。
直面することにより、克服します。

不安から、逃げない。
逃げるから、追いかけられます。

1か月で改善するためには、2時間聴き続けることが必要です。
あとはほかの方法も行うことです。

それを踏まえ、ため込みをやめられない人が1か月で改善するプログラムを紹介します。
それは10日間を一区切りにして、30日で終了します。

先ず、録音したものを2時間聴き続けることです。
これは最初から、最後まで30日間行います。

さらに協力する人もいた方がいいのです。
いなくてもできますが、いた方がいいです。

その理由を述べます。
ため込みをやめられない人が、ため込んだものを捨てていくのがその方法です。

そのため込んだものを捨てていくことを、自分でできれば理想的です。
だが多くの場合、不可能です。

そこで協力する人もいた方がいいのです。
協力する人は、あなたを励ましてもくれます。

協力する人の条件は、あなたを励ましてもくれる人です。
あともう一つ条件があります。

協力する人はあなたを励ましながらも、ため込んだものを捨てることができる人です。
多くのため込みの人は、捨てる時に抵抗します。

その抵抗に負けない事。
これが最大のポイントです。

励ます、優しさも必要。
抵抗に負けない、厳しさも必要。

この二つの相矛盾する条件が有ります。
それを満たす人です。

その人こそが、協力する人です。
これは全てに通じます。

その協力者は、捨てるもののリストを作ります。
より正確には、捨てるもののリストを作るのを手伝います。

リストは、本人が作ります。
本人は、それだけでもたいへんです。

それを励ます。
くじけないように導きます。

そのリストは、捨てても差しさわりがないと思える順です。
ゴミのようなものが一番になります。

一番に捨てるものが、ゴミのようなものが一番になります。
ただし本人は全部大切な物と思っていますから、CMの坂上忍さんのような判断が必要です。

さらに述べます。
  

Posted by counsellor at 10:05カウンセリング

2020年09月17日

ため込みをやめられない人が1か月で改善する方法 136

この神経症、ノイローゼの迷いの扉を1か月で自分自身で開ける方法へのご質問、またはこころの問題についてのご相談は掲示板またはメッセージBO✕をご利用ください。ボランティア活動でお答えします。

「ため込みをやめられない人が1か月で改善する方法」を述べます。

自分が集めた資料を捨てられない人がいました。ある人は、新聞の「消費税の変更の記事」が捨てられません。もしそれがなくなったら、「変更に関して知ることができなくなる」と考えたのです。そんな理由で、部屋の中は新聞だらけです。それだけではなく週刊誌も、本も捨てられません。部屋の中は新聞に加え週刊誌も、本だらけです。ため込みををやめられない人は将来が心配です。将来にため込んでいるものがないと、心もとないのです。その心配が、ため込みを続けさせます。

将来の心配。それを弱めることが第一歩になります。そのために録音法を用います。心配を録音し、それになれていく方法です。具体的な方法を述べたいと思います。

モデルにより述べます。消費税が導入されるときのことです。3パーセントの消費税導入の時です。新聞に外税なのか、内税なのかはっきりとわかりやすく書かれていない広告が載っていました。本屋でそれを買い求めると、「週刊誌と一般書籍は異なります」と言われました。広告が載っていた本は定価を丁寧に表示してあり、それゆえに混乱したのです。そこでその広告の載っていた新聞を、念の点に読み直したのです。この人の考えていることが正しかったのです。新聞により正しさは、裏付けられました。

その出来事により、この人は「新聞は捨てられない」と考えるようになりました。新聞が無かったら、本当に困ったと考えたのです。その考えは、しみつきました。

ここからため込みは始まります。身動きができないため込みです。新聞は山のようになります。新聞の種類が増えたから、なおさらです。朝日、毎日、読売だけでは気がすみません。スポーツ新聞も買い込み、ため込みます。家の中は新聞の配送所のようです。重みで床が抜けてしまうかもしれません。それほどになりました。引っ越しも考えました。ため込みををやめられない人の中でも、重度の人は引っ越しばかりすることになります。ため込みんだものに、身動きできなくなり引っ越します。引っ越すことにより、身動きできない状況を改めざるを得なくなってしまいます。引っ越しによって、はじめてため込んだものを捨てられます。それほどのピンチにいるのです。

この人の困りごとは予測の中に有りました。それが現実のピンチになったのです。神経症的な人の困りごとは、このようなケースがほとんどです。「予測により不安になる」のです。現実は何もありません。この「予測による不安」が現実にハンドルを切らせ何の心配もない、現実をゆがめていきます。この予測による不安を、弱めていくことは可能です。行動療法的な解決は「不安に慣れれば弱まり消えていく」というものです。これは映画館で私たちが経験することと一致します。

映画館に入ったばかりのときは、真っ暗です。何も見えません。だがしばらくすると目が慣れて、映画館のなかが見えてきます。これは私たちが経験することです。同じような原理は、心配事にも通じます。心配やそれから生まれる不安も慣れれば、適応できるようになります。人にはそんなメカニズムが有ります。

そのメカニズムは「心配や不安は最初の5分をピークに、それに慣れていき20分で消える」と言うものです。心配や不安は、慣れることが解決のポイントです。その心配や不安に、慣れる方法も生み出されています。実践方法も兼ね備えていなければ、意味のないものになってしまいます。その方法を述べます。

その方法はメモ法と録音法があります。メモ法はさらに、二つの方法があります。3種類の方法があると言えます。先ずその中の最もやりやすい方法を行い、それでも効果がなかったら次の方法に進むのが良いでしょう。

最もやりやすい方法はメモ法です。これは心配を打ち消すような言葉をメモし、それを携帯して見直していく方法です。「新聞は捨てられない」と心配する人をモデルに述べていきます。「新聞は捨てられない」と心配する人は、「あとで困る」という連想が続きパニック状態を生んでいきます。そこでメモ法として、適切な言葉を考えていきます。

新聞を捨てられない人は、あとで記事がないとそれを知ることができないから困ると考えるのです。冷静に考えれば、新聞は図書館に保管されています。家に山になるほどため込む必要はありません。いま必要なことはネット検索です。ネット検索により出てきます。それにテレビの坂上忍さんのCMにあるように「5年使わなければ、もう使いません」ね。

以上からメモ法のための適切な言葉を考えていきます。先ずネット検索から、「ネットで検索すれば困らない」という言葉が導き出されます。次はテレビの坂上忍さんのCMの言葉です。「5年使わなければ、もう使いません」という言葉を利用します。テレビのCMは常に放送され、坂上忍さんはいつもテレビに出ています。だから効果的です。そこから「新聞は5週間読まなければ、もう読まない」という言葉を作り、「ネットで検索すれば困らない」という言葉と結びつけます。

こうなります⇓
「新聞は5週間読まなければ、もう読まない。困ってもネットで検索すれば困らない」これをメモします。それをいつも携帯します。それを読み返します。この程度の長さであれば、暗記できます。できるだけ暗記してください。身につけてください。それをこころの中で繰り返せば良いのです。特に不安になったら、読み返してください。読み返すだけでもいいのです。暗記したら、同じようにこころの中で繰り返してください。この方がベターです。ベストは録音し、それを聴くことです。聴くことは、外から入ってくるから効果的です。内的な言葉よりも、外的な言葉の方がストップしやすい、ブレーキが掛かりやすいのです。外側から、言いきかせるようなスタイルの方が効果は有ります。客観性を持ったものとして、印象付けられるからでしょう。多くの場合、このメモ法で改善します。これは最もやりやすい方法です。効果がない人はメモ法を深め、録音法に進めば良いのです。

それでも効果のない人は、長いメモ法を行ってください。長いメモ法は、作文を書くものです。心配の作文を書くものです。あなたの心配事を、作文にしていけばよいのです。いつも心配していることを、そのままに書いていけばよいのです。ため込みをやめられない人の場合の例を、述べていきます。

先ず原稿用紙を用意します。なければレポート用紙でもかまいません。あとはボールペンや鉛筆という筆記用具です。必要ならば消しゴムも用意します。神経症的傾向のある人は、書き直すことが多いのです。それを正す意味で、消しゴムは使わない方が良いのです。だが無理を掛けないことも大切ですから、消しゴムは使ってもかまいません。

「無理をしなくていい」と分かる事も大切です。神経症的傾向のある人は、無理をしがちです。「無理をしなくていい」と分かるだけでも改善する人は多いのです。人によっては最初は消しゴムを使い、慣れたら使わないようにしても良いかもしれません。このように消しゴムの使用に関しても、臨機応変な対応が求められます。カウンセリングには解決のための方法があります。だがそれは妄信されるべきものではありません。妄信された時に最も大切なものを失います。

よってできるだけカウンセラーの指導の下に、この方法は行われるべきです。そのほうが、妄信の迷路に入り込むことが少ないからです。迷路に入り込んでも、すぐに抜け出せます。とにかく紙と鉛筆を用意してください。いつもあなたが心配していることを、そのままに書いてください。できたらオーバーに書ければ、書けるだけ書いてください。心配事に直面します。それも大きな心配事に直面します。その方が効果的だからです。だからできるだけ、オーバーに書ければ、書けるだけ書いてください。オーバーに書けば書くだけでも、心配事に真っ正面から直面します。真っ正面から直面することこそが、大切です。それが解決のポイントです。

神経症的な傾向のある人は、不安から逃げたい。だが逃げれば逃げるほど、まとわりついてくるのが不安というものの性格です。この迷路からの脱出が課題になっています。脱出するためには、不安に直面する事です。行動療法の大きな原則である「不安は最初の5分がピーク。20分で消える」に従います。それにより改善します。

映画館に入ったときに、真っ暗で何も見えません。時間がたてば、自然にその暗さに慣れて見えるようになります。人には、このような適応力があります。行動療法は、この原則の応用です。それを神経症に応用し大きな効果をあげています。きわめて科学的な方法と言えます。科学に裏づけられています。

この方法と日本で生まれた森田療法は、似ています。だが行動療法の方が、合理的な心理療法と言えます。今の日本人には、行動療法の方が受け入れやすいものです。森田療法は、悟った先生がいます。その悟った先生が、指導します。ところがこの指導スタイルが、いまの若い人には受け入れられないのです。そこで問題化しやすいのです。民主化した今の日本では、受け入れられない人が多いのです。それもあって森田療法も民主化する方向に、ハンドルを切っています。行動療法には、悟った先生がいません。そもそもカウンセリングと悟りは、別のものと考えます。ただ科学的に神経症、ノイローゼの改善に向かいます。

だからこそ、現代の若い人に受け入れられやすいのです。「不安は最初の5分がピーク。20分で消える」をマスターし、改善させるカウンセリングが行動療法です。この科学性は、若い人に受け入れられやすいのです。行動療法の先生は、科学者として神経症の人に出会います。ひと言でいえば、近代的な人間関係です。行動療法は協力関係です。権威主義ではありません。だからこそ、行動療法家の暖かさも大切な要素になります。人によっては、行動療法家の暖かさだけで改善してしまう人もいます。神経症に関して、技術的な問題が決定的なものではないと言えます。これは大切です。

とにかく心配の作文を書いてください。書き続けてください。いつも心配しているように心配し、それを紙に書き続けます。そうすると書けなくなる時がやって来ます。どんな心配事にも底があります。底のない心配事はありません。プールで溺れても、プールの底まで沈めば浮かび上がってくるものです。慌てるから、沈んでしまいます。そこ、底まで書き進めてください。そうしただけでも、不安は弱まっています。この次に、録音します。いま書いたものを、録音するのです。自分で録音します。

自分の声で、自分で録音します。それが一番効果的です。自分の声を自分で聴くことは、こころに刻み込まれやすいのです。無意識にまで届きやすいのです。いつもの心配事を書き、それを録音して聴いていきます。途中で聴きたくなくなるかもしれません。それでも聴き続けることが必要です。不安に慣れ、不安を克服するためです。これも「不安は最初の5分がピーク。20分で消える」を利用したものです。それを現実に合わせ、応用して作られた方法です。とても効果的です。

その作文の例をあげます。
ある人は新聞に載った記事が、忘れたら困ると考えると捨てられずため込みます。コロナウィルスに対する記事は、心配であるがゆえに捨てられません。

その人の作文です。
【新聞にまたコロナウィルスの記事が載っていた。「マスクが足りない」というので心配で心配でしょうがなくなった。マスクを買いに行こうと思っても、もう売ってないかもしれない】

【そこでマスクを買いに行ったら、少しもなかった。やっぱり買う時には、買っておかないと困る事になると知ったので、ため込みはやめられない】このように、ため込みをやめられない理由が常に入り込んでくるのが特徴です。その理由に引っ張られて抜け出せなくなっています。

ただし無理に、ため込みをやめられない理由を書く必要はありません。常に入り込んでくる特徴があると述べているだけです。心配を心配のままに書いてください。【マスクを買いに行ったら、少しもなかった。少なくとも記事は取っておこう。忘れたら困る。】この最後の「忘れたら困る」が新聞をため込む人の特徴です。

さらに続きます。
【その新聞をなくしたらどうしよう。それも心配だ】このように続きます。

常に心配する人。
こんな心配の絶えない人が、ため込みをやめられない人です。

さらに続きます。
【その新聞をなくしたらどうしよう。それも心配だ】このように続きます。

さらに突っ走ってしまいます。
【その新聞をなくしたらもうダメだ】このような結論に至ります。

またさらに続きます。
【新聞をなくしたときのために、同じような記事の出ている本も集めよう】このように続きます。

ここから本のため込みも始まります。
それも書いていきます。

【本も集めようと思いました】さらに
【図書館でもいいかもしれないと思いました】

ここでも、不安は積もります。
【ほかに借りる人がいたら】

その結果、こうなります。
【本を集めよう】

【できるだけ本を集めよう】
このように、また悪循環は深まります。

さらにここでも、不安は積もります。
【無くしたらどうしよう】

そこで次のようになります。
【何冊も、同じものを買う】

また悪循環は深まります。
それも書いていきます。

【心配だから何冊も、同じものを買ってしまう】
これがこの人の気持ちです。

その心配は、止まらなくなります。
【同じものを買っても、心配は続く】

【無くすかもしれないので、心配は続く】
悪循環です。

この悪循環を書き続けます。
【心配をなくすために、また買う】

【買って買って、買いまくる】
このように書きます。

その気持ちも書き続けます。
【心配で心配で、どうしようもできない】

さらに続けます。
【買えば心配はなくなる】

【だが買っても買ってもだめ】
こう書きました。

だめさかげんを書きます。
人によっては、それだけで効果が出る人もいます。

自分の不安を書き続けます。
それだけで、効果が出る人もいます。

出ない人もいます。
効果が出た人も、出ない人も書き続けてください。

この人はこう続けました。
【部屋中は新聞と本だらけ】

【困ったものだ】
自分の気持ちに戻ります。

【自分では、どうしようもできない】
もう抜け出せない状態です。

【本の重みで、床は抜ける】
このように心配は、広がります。

【もう床も抜けます】
このように心配の結末まで書きます。

【床は抜けすべて終わります】
これが最悪の結末です。

これは一例です。
このように、いつもの心配を書き続けてください。

人によっては、書いているうちに内容の愚かさに気づく人もいます。
考えていることが、あまりにもオーバーだと気づきます。

軽い人、葛藤の少ない人はそれだけで改善します。
そうでない人は、次に進みます。

ただし軽い人で改善しても、最後まで行った方が良いのです。
そこは頑張ってください。

この人は、ため込んだ本の重みで床が抜けます。
そこで心配は終わります。

次は録音です。
この作文を録音します。

録音するもの、スマートホンでもなんでもいいですから録音します。
自分で吹き込んでください。

自分の声で吹き込むことが大切です。
意味があります。

人は、言葉で考えます。
内的な言葉で考えます。

だからこそ、自分の声で吹き込むことが大切です。
効果もあります。

自分の声で吹き込むことだけでも、効果があります。
それを聴けば、さらに効果があります。

とにかく録音してください。
じっくり聴いてください。

聞くのではありません。
聴くのです。

ぼんやり聞くのではありません。
身を入れて聴くのです。

気持ちを入れて聴くのです。
それにより不安を高めます。

不安を高め、直面します。
直面することにより、克服します。

不安から、逃げない。
逃げるから、追いかけられます。

1か月で改善するためには、2時間聴き続けることが必要です。
あとはほかの方法も行うことです。

それを踏まえ、ため込みをやめられない人が1か月で改善するプログラムを紹介します。
それは10日間を一区切りにして、30日で終了します。

先ず、録音したものを2時間聴き続けることです。
これは最初から、最後まで30日間行います。

さらに協力する人もいた方がいいのです。
いなくてもできますが、いた方がいいです。

その理由を述べます。
ため込みをやめられない人が、ため込んだものを捨てていくのがその方法です。

そのため込んだものを捨てていくことを、自分でできれば理想的です。
だが多くの場合、不可能です。

そこで協力する人もいた方がいいのです。
協力する人は、あなたを励ましてもくれます。

協力する人の条件は、あなたを励ましてもくれる人です。
あともう一つ条件があります。

協力する人はあなたを励ましながらも、ため込んだものを捨てることができる人です。
多くのため込みの人は、捨てる時に抵抗します。

その抵抗に負けない事。
これが最大のポイントです。

励ます、優しさも必要。
抵抗に負けない、厳しさも必要。

この二つの相矛盾する条件が有ります。
それを満たす人です。

その人こそが、協力する人です。
これは全てに通じます。

その協力者は、捨てるもののリストを作ります。
より正確には、捨てるもののリストを作るのを手伝います。

リストは、本人が作ります。
本人は、それだけでもたいへんです。

それを励ます。
くじけないように導きます。

そのリストは、捨てても差しさわりがないと思える順です。
ゴミのようなものが一番になります。

一番に捨てるものが、ゴミのようなものが一番になります。
ただし本人は全部大切な物と思っていますから、CMの坂上忍さんのような判断が必要です。

CMの坂上忍さんは「5年使ってなければ、もう使わない」と言います。
長い間使わないものがリストの先頭になります。

さらに述べます。
  

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2020年09月18日

ため込みをやめられない人が1か月で改善する方法 137

この神経症、ノイローゼの迷いの扉を1か月で自分自身で開ける方法へのご質問、またはこころの問題についてのご相談は掲示板またはメッセージBO✕をご利用ください。ボランティア活動でお答えします。

「ため込みをやめられない人が1か月で改善する方法」を述べます。

自分が集めた資料を捨てられない人がいました。ある人は、新聞の「消費税の変更の記事」が捨てられません。もしそれがなくなったら、「変更に関して知ることができなくなる」と考えたのです。そんな理由で、部屋の中は新聞だらけです。それだけではなく週刊誌も、本も捨てられません。部屋の中は新聞に加え週刊誌も、本だらけです。ため込みををやめられない人は将来が心配です。将来にため込んでいるものがないと、心もとないのです。その心配が、ため込みを続けさせます。

将来の心配。それを弱めることが第一歩になります。そのために録音法を用います。心配を録音し、それになれていく方法です。具体的な方法を述べたいと思います。

モデルにより述べます。消費税が導入されるときのことです。3パーセントの消費税導入の時です。新聞に外税なのか、内税なのかはっきりとわかりやすく書かれていない広告が載っていました。本屋でそれを買い求めると、「週刊誌と一般書籍は異なります」と言われました。広告が載っていた本は定価を丁寧に表示してあり、それゆえに混乱したのです。そこでその広告の載っていた新聞を、念の点に読み直したのです。この人の考えていることが正しかったのです。新聞により正しさは、裏付けられました。

その出来事により、この人は「新聞は捨てられない」と考えるようになりました。新聞が無かったら、本当に困ったと考えたのです。その考えは、しみつきました。

ここからため込みは始まります。身動きができないため込みです。新聞は山のようになります。新聞の種類が増えたから、なおさらです。朝日、毎日、読売だけでは気がすみません。スポーツ新聞も買い込み、ため込みます。家の中は新聞の配送所のようです。重みで床が抜けてしまうかもしれません。それほどになりました。引っ越しも考えました。ため込みををやめられない人の中でも、重度の人は引っ越しばかりすることになります。ため込みんだものに、身動きできなくなり引っ越します。引っ越すことにより、身動きできない状況を改めざるを得なくなってしまいます。引っ越しによって、はじめてため込んだものを捨てられます。それほどのピンチにいるのです。

この人の困りごとは予測の中に有りました。それが現実のピンチになったのです。神経症的な人の困りごとは、このようなケースがほとんどです。「予測により不安になる」のです。現実は何もありません。この「予測による不安」が現実にハンドルを切らせ何の心配もない、現実をゆがめていきます。この予測による不安を、弱めていくことは可能です。行動療法的な解決は「不安に慣れれば弱まり消えていく」というものです。これは映画館で私たちが経験することと一致します。

映画館に入ったばかりのときは、真っ暗です。何も見えません。だがしばらくすると目が慣れて、映画館のなかが見えてきます。これは私たちが経験することです。同じような原理は、心配事にも通じます。心配やそれから生まれる不安も慣れれば、適応できるようになります。人にはそんなメカニズムが有ります。

そのメカニズムは「心配や不安は最初の5分をピークに、それに慣れていき20分で消える」と言うものです。心配や不安は、慣れることが解決のポイントです。その心配や不安に、慣れる方法も生み出されています。実践方法も兼ね備えていなければ、意味のないものになってしまいます。その方法を述べます。

その方法はメモ法と録音法があります。メモ法はさらに、二つの方法があります。3種類の方法があると言えます。先ずその中の最もやりやすい方法を行い、それでも効果がなかったら次の方法に進むのが良いでしょう。

最もやりやすい方法はメモ法です。これは心配を打ち消すような言葉をメモし、それを携帯して見直していく方法です。「新聞は捨てられない」と心配する人をモデルに述べていきます。「新聞は捨てられない」と心配する人は、「あとで困る」という連想が続きパニック状態を生んでいきます。そこでメモ法として、適切な言葉を考えていきます。

新聞を捨てられない人は、あとで記事がないとそれを知ることができないから困ると考えるのです。冷静に考えれば、新聞は図書館に保管されています。家に山になるほどため込む必要はありません。いま必要なことはネット検索です。ネット検索により出てきます。それにテレビの坂上忍さんのCMにあるように「5年使わなければ、もう使いません」ね。

以上からメモ法のための適切な言葉を考えていきます。先ずネット検索から、「ネットで検索すれば困らない」という言葉が導き出されます。次はテレビの坂上忍さんのCMの言葉です。「5年使わなければ、もう使いません」という言葉を利用します。テレビのCMは常に放送され、坂上忍さんはいつもテレビに出ています。だから効果的です。そこから「新聞は5週間読まなければ、もう読まない」という言葉を作り、「ネットで検索すれば困らない」という言葉と結びつけます。

こうなります⇓
「新聞は5週間読まなければ、もう読まない。困ってもネットで検索すれば困らない」これをメモします。それをいつも携帯します。それを読み返します。この程度の長さであれば、暗記できます。できるだけ暗記してください。身につけてください。それをこころの中で繰り返せば良いのです。特に不安になったら、読み返してください。読み返すだけでもいいのです。暗記したら、同じようにこころの中で繰り返してください。この方がベターです。ベストは録音し、それを聴くことです。聴くことは、外から入ってくるから効果的です。内的な言葉よりも、外的な言葉の方がストップしやすい、ブレーキが掛かりやすいのです。外側から、言いきかせるようなスタイルの方が効果は有ります。客観性を持ったものとして、印象付けられるからでしょう。多くの場合、このメモ法で改善します。これは最もやりやすい方法です。効果がない人はメモ法を深め、録音法に進めば良いのです。

それでも効果のない人は、長いメモ法を行ってください。長いメモ法は、作文を書くものです。心配の作文を書くものです。あなたの心配事を、作文にしていけばよいのです。いつも心配していることを、そのままに書いていけばよいのです。ため込みをやめられない人の場合の例を、述べていきます。

先ず原稿用紙を用意します。なければレポート用紙でもかまいません。あとはボールペンや鉛筆という筆記用具です。必要ならば消しゴムも用意します。神経症的傾向のある人は、書き直すことが多いのです。それを正す意味で、消しゴムは使わない方が良いのです。だが無理を掛けないことも大切ですから、消しゴムは使ってもかまいません。

「無理をしなくていい」と分かる事も大切です。神経症的傾向のある人は、無理をしがちです。「無理をしなくていい」と分かるだけでも改善する人は多いのです。人によっては最初は消しゴムを使い、慣れたら使わないようにしても良いかもしれません。このように消しゴムの使用に関しても、臨機応変な対応が求められます。カウンセリングには解決のための方法があります。だがそれは妄信されるべきものではありません。妄信された時に最も大切なものを失います。

よってできるだけカウンセラーの指導の下に、この方法は行われるべきです。そのほうが、妄信の迷路に入り込むことが少ないからです。迷路に入り込んでも、すぐに抜け出せます。とにかく紙と鉛筆を用意してください。いつもあなたが心配していることを、そのままに書いてください。できたらオーバーに書ければ、書けるだけ書いてください。心配事に直面します。それも大きな心配事に直面します。その方が効果的だからです。だからできるだけ、オーバーに書ければ、書けるだけ書いてください。オーバーに書けば書くだけでも、心配事に真っ正面から直面します。真っ正面から直面することこそが、大切です。それが解決のポイントです。

神経症的な傾向のある人は、不安から逃げたい。だが逃げれば逃げるほど、まとわりついてくるのが不安というものの性格です。この迷路からの脱出が課題になっています。脱出するためには、不安に直面する事です。行動療法の大きな原則である「不安は最初の5分がピーク。20分で消える」に従います。それにより改善します。

映画館に入ったときに、真っ暗で何も見えません。時間がたてば、自然にその暗さに慣れて見えるようになります。人には、このような適応力があります。行動療法は、この原則の応用です。それを神経症に応用し大きな効果をあげています。きわめて科学的な方法と言えます。科学に裏づけられています。

この方法と日本で生まれた森田療法は、似ています。だが行動療法の方が、合理的な心理療法と言えます。今の日本人には、行動療法の方が受け入れやすいものです。森田療法は、悟った先生がいます。その悟った先生が、指導します。ところがこの指導スタイルが、いまの若い人には受け入れられないのです。そこで問題化しやすいのです。民主化した今の日本では、受け入れられない人が多いのです。それもあって森田療法も民主化する方向に、ハンドルを切っています。行動療法には、悟った先生がいません。そもそもカウンセリングと悟りは、別のものと考えます。ただ科学的に神経症、ノイローゼの改善に向かいます。

だからこそ、現代の若い人に受け入れられやすいのです。「不安は最初の5分がピーク。20分で消える」をマスターし、改善させるカウンセリングが行動療法です。この科学性は、若い人に受け入れられやすいのです。行動療法の先生は、科学者として神経症の人に出会います。ひと言でいえば、近代的な人間関係です。行動療法は協力関係です。権威主義ではありません。だからこそ、行動療法家の暖かさも大切な要素になります。人によっては、行動療法家の暖かさだけで改善してしまう人もいます。神経症に関して、技術的な問題が決定的なものではないと言えます。これは大切です。

とにかく心配の作文を書いてください。書き続けてください。いつも心配しているように心配し、それを紙に書き続けます。そうすると書けなくなる時がやって来ます。どんな心配事にも底があります。底のない心配事はありません。プールで溺れても、プールの底まで沈めば浮かび上がってくるものです。慌てるから、沈んでしまいます。そこ、底まで書き進めてください。そうしただけでも、不安は弱まっています。この次に、録音します。いま書いたものを、録音するのです。自分で録音します。

自分の声で、自分で録音します。それが一番効果的です。自分の声を自分で聴くことは、こころに刻み込まれやすいのです。無意識にまで届きやすいのです。いつもの心配事を書き、それを録音して聴いていきます。途中で聴きたくなくなるかもしれません。それでも聴き続けることが必要です。不安に慣れ、不安を克服するためです。これも「不安は最初の5分がピーク。20分で消える」を利用したものです。それを現実に合わせ、応用して作られた方法です。とても効果的です。

その作文の例をあげます。
ある人は新聞に載った記事が、忘れたら困ると考えると捨てられずため込みます。コロナウィルスに対する記事は、心配であるがゆえに捨てられません。

その人の作文です。
【新聞にまたコロナウィルスの記事が載っていた。「マスクが足りない」というので心配で心配でしょうがなくなった。マスクを買いに行こうと思っても、もう売ってないかもしれない】

【そこでマスクを買いに行ったら、少しもなかった。やっぱり買う時には、買っておかないと困る事になると知ったので、ため込みはやめられない】このように、ため込みをやめられない理由が常に入り込んでくるのが特徴です。その理由に引っ張られて抜け出せなくなっています。

ただし無理に、ため込みをやめられない理由を書く必要はありません。常に入り込んでくる特徴があると述べているだけです。心配を心配のままに書いてください。【マスクを買いに行ったら、少しもなかった。少なくとも記事は取っておこう。忘れたら困る。】この最後の「忘れたら困る」が新聞をため込む人の特徴です。

さらに続きます。
【その新聞をなくしたらどうしよう。それも心配だ】このように続きます。

常に心配する人。
こんな心配の絶えない人が、ため込みをやめられない人です。

さらに続きます。
【その新聞をなくしたらどうしよう。それも心配だ】このように続きます。

さらに突っ走ってしまいます。
【その新聞をなくしたらもうダメだ】このような結論に至ります。

またさらに続きます。
【新聞をなくしたときのために、同じような記事の出ている本も集めよう】このように続きます。

ここから本のため込みも始まります。
それも書いていきます。

【本も集めようと思いました】さらに
【図書館でもいいかもしれないと思いました】

ここでも、不安は積もります。
【ほかに借りる人がいたら】

その結果、こうなります。
【本を集めよう】

【できるだけ本を集めよう】
このように、また悪循環は深まります。

さらにここでも、不安は積もります。
【無くしたらどうしよう】

そこで次のようになります。
【何冊も、同じものを買う】

また悪循環は深まります。
それも書いていきます。

【心配だから何冊も、同じものを買ってしまう】
これがこの人の気持ちです。

その心配は、止まらなくなります。
【同じものを買っても、心配は続く】

【無くすかもしれないので、心配は続く】
悪循環です。

この悪循環を書き続けます。
【心配をなくすために、また買う】

【買って買って、買いまくる】
このように書きます。

その気持ちも書き続けます。
【心配で心配で、どうしようもできない】

さらに続けます。
【買えば心配はなくなる】

【だが買っても買ってもだめ】
こう書きました。

だめさかげんを書きます。
人によっては、それだけで効果が出る人もいます。

自分の不安を書き続けます。
それだけで、効果が出る人もいます。

出ない人もいます。
効果が出た人も、出ない人も書き続けてください。

この人はこう続けました。
【部屋中は新聞と本だらけ】

【困ったものだ】
自分の気持ちに戻ります。

【自分では、どうしようもできない】
もう抜け出せない状態です。

【本の重みで、床は抜ける】
このように心配は、広がります。

【もう床も抜けます】
このように心配の結末まで書きます。

【床は抜けすべて終わります】
これが最悪の結末です。

これは一例です。
このように、いつもの心配を書き続けてください。

人によっては、書いているうちに内容の愚かさに気づく人もいます。
考えていることが、あまりにもオーバーだと気づきます。

軽い人、葛藤の少ない人はそれだけで改善します。
そうでない人は、次に進みます。

ただし軽い人で改善しても、最後まで行った方が良いのです。
そこは頑張ってください。

この人は、ため込んだ本の重みで床が抜けます。
そこで心配は終わります。

次は録音です。
この作文を録音します。

録音するもの、スマートホンでもなんでもいいですから録音します。
自分で吹き込んでください。

自分の声で吹き込むことが大切です。
意味があります。

人は、言葉で考えます。
内的な言葉で考えます。

だからこそ、自分の声で吹き込むことが大切です。
効果もあります。

自分の声で吹き込むことだけでも、効果があります。
それを聴けば、さらに効果があります。

とにかく録音してください。
じっくり聴いてください。

聞くのではありません。
聴くのです。

ぼんやり聞くのではありません。
身を入れて聴くのです。

気持ちを入れて聴くのです。
それにより不安を高めます。

不安を高め、直面します。
直面することにより、克服します。

不安から、逃げない。
逃げるから、追いかけられます。

1か月で改善するためには、2時間聴き続けることが必要です。
あとはほかの方法も行うことです。

それを踏まえ、ため込みをやめられない人が1か月で改善するプログラムを紹介します。
それは10日間を一区切りにして、30日で終了します。

先ず、録音したものを2時間聴き続けることです。
これは最初から、最後まで30日間行います。

さらに協力する人もいた方がいいのです。
いなくてもできますが、いた方がいいです。

その理由を述べます。
ため込みをやめられない人が、ため込んだものを捨てていくのがその方法です。

そのため込んだものを捨てていくことを、自分でできれば理想的です。
だが多くの場合、不可能です。

そこで協力する人もいた方がいいのです。
協力する人は、あなたを励ましてもくれます。

協力する人の条件は、あなたを励ましてもくれる人です。
あともう一つ条件があります。

協力する人はあなたを励ましながらも、ため込んだものを捨てることができる人です。
多くのため込みの人は、捨てる時に抵抗します。

その抵抗に負けない事。
これが最大のポイントです。

励ます、優しさも必要。
抵抗に負けない、厳しさも必要。

この二つの相矛盾する条件が有ります。
それを満たす人です。

その人こそが、協力する人です。
これは全てに通じます。

その協力者は、捨てるもののリストを作ります。
より正確には、捨てるもののリストを作るのを手伝います。

リストは、本人が作ります。
本人は、それだけでもたいへんです。

それを励ます。
くじけないように導きます。

そのリストは、捨てても差しさわりがないと思える順です。
ゴミのようなものが一番になります。

一番に捨てるものが、ゴミのようなものが一番になります。
ただし本人は全部大切な物と思っていますから、CMの坂上忍さんのような判断が必要です。

CMの坂上忍さんは「5年使ってなければ、もう使わない」と言います。
長い間使わないものがリストの先頭になります。

この坂上忍さんの言葉が、捨てる基準です。
人によっても、何10年も使っていないものもあります。

さらに述べます。
  

Posted by counsellor at 09:49カウンセリング

2020年09月19日

ため込みをやめられない人が1か月で改善する方法 138

この神経症、ノイローゼの迷いの扉を1か月で自分自身で開ける方法へのご質問、またはこころの問題についてのご相談は掲示板またはメッセージBO✕をご利用ください。ボランティア活動でお答えします。

「ため込みをやめられない人が1か月で改善する方法」を述べます。

自分が集めた資料を捨てられない人がいました。ある人は、新聞の「消費税の変更の記事」が捨てられません。もしそれがなくなったら、「変更に関して知ることができなくなる」と考えたのです。そんな理由で、部屋の中は新聞だらけです。それだけではなく週刊誌も、本も捨てられません。部屋の中は新聞に加え週刊誌も、本だらけです。ため込みををやめられない人は将来が心配です。将来にため込んでいるものがないと、心もとないのです。その心配が、ため込みを続けさせます。

将来の心配。それを弱めることが第一歩になります。そのために録音法を用います。心配を録音し、それになれていく方法です。具体的な方法を述べたいと思います。

モデルにより述べます。消費税が導入されるときのことです。3パーセントの消費税導入の時です。新聞に外税なのか、内税なのかはっきりとわかりやすく書かれていない広告が載っていました。本屋でそれを買い求めると、「週刊誌と一般書籍は異なります」と言われました。広告が載っていた本は定価を丁寧に表示してあり、それゆえに混乱したのです。そこでその広告の載っていた新聞を、念の点に読み直したのです。この人の考えていることが正しかったのです。新聞により正しさは、裏付けられました。

その出来事により、この人は「新聞は捨てられない」と考えるようになりました。新聞が無かったら、本当に困ったと考えたのです。その考えは、しみつきました。

ここからため込みは始まります。身動きができないため込みです。新聞は山のようになります。新聞の種類が増えたから、なおさらです。朝日、毎日、読売だけでは気がすみません。スポーツ新聞も買い込み、ため込みます。家の中は新聞の配送所のようです。重みで床が抜けてしまうかもしれません。それほどになりました。引っ越しも考えました。ため込みををやめられない人の中でも、重度の人は引っ越しばかりすることになります。ため込みんだものに、身動きできなくなり引っ越します。引っ越すことにより、身動きできない状況を改めざるを得なくなってしまいます。引っ越しによって、はじめてため込んだものを捨てられます。それほどのピンチにいるのです。

この人の困りごとは予測の中に有りました。それが現実のピンチになったのです。神経症的な人の困りごとは、このようなケースがほとんどです。「予測により不安になる」のです。現実は何もありません。この「予測による不安」が現実にハンドルを切らせ何の心配もない、現実をゆがめていきます。この予測による不安を、弱めていくことは可能です。行動療法的な解決は「不安に慣れれば弱まり消えていく」というものです。これは映画館で私たちが経験することと一致します。

映画館に入ったばかりのときは、真っ暗です。何も見えません。だがしばらくすると目が慣れて、映画館のなかが見えてきます。これは私たちが経験することです。同じような原理は、心配事にも通じます。心配やそれから生まれる不安も慣れれば、適応できるようになります。人にはそんなメカニズムが有ります。

そのメカニズムは「心配や不安は最初の5分をピークに、それに慣れていき20分で消える」と言うものです。心配や不安は、慣れることが解決のポイントです。その心配や不安に、慣れる方法も生み出されています。実践方法も兼ね備えていなければ、意味のないものになってしまいます。その方法を述べます。

その方法はメモ法と録音法があります。メモ法はさらに、二つの方法があります。3種類の方法があると言えます。先ずその中の最もやりやすい方法を行い、それでも効果がなかったら次の方法に進むのが良いでしょう。

最もやりやすい方法はメモ法です。これは心配を打ち消すような言葉をメモし、それを携帯して見直していく方法です。「新聞は捨てられない」と心配する人をモデルに述べていきます。「新聞は捨てられない」と心配する人は、「あとで困る」という連想が続きパニック状態を生んでいきます。そこでメモ法として、適切な言葉を考えていきます。

新聞を捨てられない人は、あとで記事がないとそれを知ることができないから困ると考えるのです。冷静に考えれば、新聞は図書館に保管されています。家に山になるほどため込む必要はありません。いま必要なことはネット検索です。ネット検索により出てきます。それにテレビの坂上忍さんのCMにあるように「5年使わなければ、もう使いません」ね。

以上からメモ法のための適切な言葉を考えていきます。先ずネット検索から、「ネットで検索すれば困らない」という言葉が導き出されます。次はテレビの坂上忍さんのCMの言葉です。「5年使わなければ、もう使いません」という言葉を利用します。テレビのCMは常に放送され、坂上忍さんはいつもテレビに出ています。だから効果的です。そこから「新聞は5週間読まなければ、もう読まない」という言葉を作り、「ネットで検索すれば困らない」という言葉と結びつけます。

こうなります⇓
「新聞は5週間読まなければ、もう読まない。困ってもネットで検索すれば困らない」これをメモします。それをいつも携帯します。それを読み返します。この程度の長さであれば、暗記できます。できるだけ暗記してください。身につけてください。それをこころの中で繰り返せば良いのです。特に不安になったら、読み返してください。読み返すだけでもいいのです。暗記したら、同じようにこころの中で繰り返してください。この方がベターです。ベストは録音し、それを聴くことです。聴くことは、外から入ってくるから効果的です。内的な言葉よりも、外的な言葉の方がストップしやすい、ブレーキが掛かりやすいのです。外側から、言いきかせるようなスタイルの方が効果は有ります。客観性を持ったものとして、印象付けられるからでしょう。多くの場合、このメモ法で改善します。これは最もやりやすい方法です。効果がない人はメモ法を深め、録音法に進めば良いのです。

それでも効果のない人は、長いメモ法を行ってください。長いメモ法は、作文を書くものです。心配の作文を書くものです。あなたの心配事を、作文にしていけばよいのです。いつも心配していることを、そのままに書いていけばよいのです。ため込みをやめられない人の場合の例を、述べていきます。

先ず原稿用紙を用意します。なければレポート用紙でもかまいません。あとはボールペンや鉛筆という筆記用具です。必要ならば消しゴムも用意します。神経症的傾向のある人は、書き直すことが多いのです。それを正す意味で、消しゴムは使わない方が良いのです。だが無理を掛けないことも大切ですから、消しゴムは使ってもかまいません。

「無理をしなくていい」と分かる事も大切です。神経症的傾向のある人は、無理をしがちです。「無理をしなくていい」と分かるだけでも改善する人は多いのです。人によっては最初は消しゴムを使い、慣れたら使わないようにしても良いかもしれません。このように消しゴムの使用に関しても、臨機応変な対応が求められます。カウンセリングには解決のための方法があります。だがそれは妄信されるべきものではありません。妄信された時に最も大切なものを失います。

よってできるだけカウンセラーの指導の下に、この方法は行われるべきです。そのほうが、妄信の迷路に入り込むことが少ないからです。迷路に入り込んでも、すぐに抜け出せます。とにかく紙と鉛筆を用意してください。いつもあなたが心配していることを、そのままに書いてください。できたらオーバーに書ければ、書けるだけ書いてください。心配事に直面します。それも大きな心配事に直面します。その方が効果的だからです。だからできるだけ、オーバーに書ければ、書けるだけ書いてください。オーバーに書けば書くだけでも、心配事に真っ正面から直面します。真っ正面から直面することこそが、大切です。それが解決のポイントです。

神経症的な傾向のある人は、不安から逃げたい。だが逃げれば逃げるほど、まとわりついてくるのが不安というものの性格です。この迷路からの脱出が課題になっています。脱出するためには、不安に直面する事です。行動療法の大きな原則である「不安は最初の5分がピーク。20分で消える」に従います。それにより改善します。

映画館に入ったときに、真っ暗で何も見えません。時間がたてば、自然にその暗さに慣れて見えるようになります。人には、このような適応力があります。行動療法は、この原則の応用です。それを神経症に応用し大きな効果をあげています。きわめて科学的な方法と言えます。科学に裏づけられています。

この方法と日本で生まれた森田療法は、似ています。だが行動療法の方が、合理的な心理療法と言えます。今の日本人には、行動療法の方が受け入れやすいものです。森田療法は、悟った先生がいます。その悟った先生が、指導します。ところがこの指導スタイルが、いまの若い人には受け入れられないのです。そこで問題化しやすいのです。民主化した今の日本では、受け入れられない人が多いのです。それもあって森田療法も民主化する方向に、ハンドルを切っています。行動療法には、悟った先生がいません。そもそもカウンセリングと悟りは、別のものと考えます。ただ科学的に神経症、ノイローゼの改善に向かいます。

だからこそ、現代の若い人に受け入れられやすいのです。「不安は最初の5分がピーク。20分で消える」をマスターし、改善させるカウンセリングが行動療法です。この科学性は、若い人に受け入れられやすいのです。行動療法の先生は、科学者として神経症の人に出会います。ひと言でいえば、近代的な人間関係です。行動療法は協力関係です。権威主義ではありません。だからこそ、行動療法家の暖かさも大切な要素になります。人によっては、行動療法家の暖かさだけで改善してしまう人もいます。神経症に関して、技術的な問題が決定的なものではないと言えます。これは大切です。

とにかく心配の作文を書いてください。書き続けてください。いつも心配しているように心配し、それを紙に書き続けます。そうすると書けなくなる時がやって来ます。どんな心配事にも底があります。底のない心配事はありません。プールで溺れても、プールの底まで沈めば浮かび上がってくるものです。慌てるから、沈んでしまいます。そこ、底まで書き進めてください。そうしただけでも、不安は弱まっています。この次に、録音します。いま書いたものを、録音するのです。自分で録音します。

自分の声で、自分で録音します。それが一番効果的です。自分の声を自分で聴くことは、こころに刻み込まれやすいのです。無意識にまで届きやすいのです。いつもの心配事を書き、それを録音して聴いていきます。途中で聴きたくなくなるかもしれません。それでも聴き続けることが必要です。不安に慣れ、不安を克服するためです。これも「不安は最初の5分がピーク。20分で消える」を利用したものです。それを現実に合わせ、応用して作られた方法です。とても効果的です。

その作文の例をあげます。
ある人は新聞に載った記事が、忘れたら困ると考えると捨てられずため込みます。コロナウィルスに対する記事は、心配であるがゆえに捨てられません。

その人の作文です。
【新聞にまたコロナウィルスの記事が載っていた。「マスクが足りない」というので心配で心配でしょうがなくなった。マスクを買いに行こうと思っても、もう売ってないかもしれない】

【そこでマスクを買いに行ったら、少しもなかった。やっぱり買う時には、買っておかないと困る事になると知ったので、ため込みはやめられない】このように、ため込みをやめられない理由が常に入り込んでくるのが特徴です。その理由に引っ張られて抜け出せなくなっています。

ただし無理に、ため込みをやめられない理由を書く必要はありません。常に入り込んでくる特徴があると述べているだけです。心配を心配のままに書いてください。【マスクを買いに行ったら、少しもなかった。少なくとも記事は取っておこう。忘れたら困る。】この最後の「忘れたら困る」が新聞をため込む人の特徴です。

さらに続きます。
【その新聞をなくしたらどうしよう。それも心配だ】このように続きます。

常に心配する人。
こんな心配の絶えない人が、ため込みをやめられない人です。

さらに続きます。
【その新聞をなくしたらどうしよう。それも心配だ】このように続きます。

さらに突っ走ってしまいます。
【その新聞をなくしたらもうダメだ】このような結論に至ります。

またさらに続きます。
【新聞をなくしたときのために、同じような記事の出ている本も集めよう】このように続きます。

ここから本のため込みも始まります。
それも書いていきます。

【本も集めようと思いました】さらに
【図書館でもいいかもしれないと思いました】

ここでも、不安は積もります。
【ほかに借りる人がいたら】

その結果、こうなります。
【本を集めよう】

【できるだけ本を集めよう】
このように、また悪循環は深まります。

さらにここでも、不安は積もります。
【無くしたらどうしよう】

そこで次のようになります。
【何冊も、同じものを買う】

また悪循環は深まります。
それも書いていきます。

【心配だから何冊も、同じものを買ってしまう】
これがこの人の気持ちです。

その心配は、止まらなくなります。
【同じものを買っても、心配は続く】

【無くすかもしれないので、心配は続く】
悪循環です。

この悪循環を書き続けます。
【心配をなくすために、また買う】

【買って買って、買いまくる】
このように書きます。

その気持ちも書き続けます。
【心配で心配で、どうしようもできない】

さらに続けます。
【買えば心配はなくなる】

【だが買っても買ってもだめ】
こう書きました。

だめさかげんを書きます。
人によっては、それだけで効果が出る人もいます。

自分の不安を書き続けます。
それだけで、効果が出る人もいます。

出ない人もいます。
効果が出た人も、出ない人も書き続けてください。

この人はこう続けました。
【部屋中は新聞と本だらけ】

【困ったものだ】
自分の気持ちに戻ります。

【自分では、どうしようもできない】
もう抜け出せない状態です。

【本の重みで、床は抜ける】
このように心配は、広がります。

【もう床も抜けます】
このように心配の結末まで書きます。

【床は抜けすべて終わります】
これが最悪の結末です。

これは一例です。
このように、いつもの心配を書き続けてください。

人によっては、書いているうちに内容の愚かさに気づく人もいます。
考えていることが、あまりにもオーバーだと気づきます。

軽い人、葛藤の少ない人はそれだけで改善します。
そうでない人は、次に進みます。

ただし軽い人で改善しても、最後まで行った方が良いのです。
そこは頑張ってください。

この人は、ため込んだ本の重みで床が抜けます。
そこで心配は終わります。

次は録音です。
この作文を録音します。

録音するもの、スマートホンでもなんでもいいですから録音します。
自分で吹き込んでください。

自分の声で吹き込むことが大切です。
意味があります。

人は、言葉で考えます。
内的な言葉で考えます。

だからこそ、自分の声で吹き込むことが大切です。
効果もあります。

自分の声で吹き込むことだけでも、効果があります。
それを聴けば、さらに効果があります。

とにかく録音してください。
じっくり聴いてください。

聞くのではありません。
聴くのです。

ぼんやり聞くのではありません。
身を入れて聴くのです。

気持ちを入れて聴くのです。
それにより不安を高めます。

不安を高め、直面します。
直面することにより、克服します。

不安から、逃げない。
逃げるから、追いかけられます。

1か月で改善するためには、2時間聴き続けることが必要です。
あとはほかの方法も行うことです。

それを踏まえ、ため込みをやめられない人が1か月で改善するプログラムを紹介します。
それは10日間を一区切りにして、30日で終了します。

先ず、録音したものを2時間聴き続けることです。
これは最初から、最後まで30日間行います。

さらに協力する人もいた方がいいのです。
いなくてもできますが、いた方がいいです。

その理由を述べます。
ため込みをやめられない人が、ため込んだものを捨てていくのがその方法です。

そのため込んだものを捨てていくことを、自分でできれば理想的です。
だが多くの場合、不可能です。

そこで協力する人もいた方がいいのです。
協力する人は、あなたを励ましてもくれます。

協力する人の条件は、あなたを励ましてもくれる人です。
あともう一つ条件があります。

協力する人はあなたを励ましながらも、ため込んだものを捨てることができる人です。
多くのため込みの人は、捨てる時に抵抗します。

その抵抗に負けない事。
これが最大のポイントです。

励ます、優しさも必要。
抵抗に負けない、厳しさも必要。

この二つの相矛盾する条件が有ります。
それを満たす人です。

その人こそが、協力する人です。
これは全てに通じます。

その協力者は、捨てるもののリストを作ります。
より正確には、捨てるもののリストを作るのを手伝います。

リストは、本人が作ります。
本人は、それだけでもたいへんです。

それを励ます。
くじけないように導きます。

そのリストは、捨てても差しさわりがないと思える順です。
ゴミのようなものが一番になります。

一番に捨てるものが、ゴミのようなものが一番になります。
ただし本人は全部大切な物と思っていますから、CMの坂上忍さんのような判断が必要です。

CMの坂上忍さんは「5年使ってなければ、もう使わない」と言います。
長い間使わないものがリストの先頭になります。

この坂上忍さんの言葉が、捨てる基準です。
人によっても、何10年も使っていないものもあります。

長く使っていないものから、捨てる。
これが原則です。

さらに述べます。
  

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2020年09月21日

ため込みをやめられない人が1か月で改善する方法 139

この神経症、ノイローゼの迷いの扉を1か月で自分自身で開ける方法へのご質問、またはこころの問題についてのご相談は掲示板またはメッセージBO✕をご利用ください。ボランティア活動でお答えします。

「ため込みをやめられない人が1か月で改善する方法」を述べます。

自分が集めた資料を捨てられない人がいました。ある人は、新聞の「消費税の変更の記事」が捨てられません。もしそれがなくなったら、「変更に関して知ることができなくなる」と考えたのです。そんな理由で、部屋の中は新聞だらけです。それだけではなく週刊誌も、本も捨てられません。部屋の中は新聞に加え週刊誌も、本だらけです。ため込みををやめられない人は将来が心配です。将来にため込んでいるものがないと、心もとないのです。その心配が、ため込みを続けさせます。

将来の心配。それを弱めることが第一歩になります。そのために録音法を用います。心配を録音し、それになれていく方法です。具体的な方法を述べたいと思います。

モデルにより述べます。消費税が導入されるときのことです。3パーセントの消費税導入の時です。新聞に外税なのか、内税なのかはっきりとわかりやすく書かれていない広告が載っていました。本屋でそれを買い求めると、「週刊誌と一般書籍は異なります」と言われました。広告が載っていた本は定価を丁寧に表示してあり、それゆえに混乱したのです。そこでその広告の載っていた新聞を、念の点に読み直したのです。この人の考えていることが正しかったのです。新聞により正しさは、裏付けられました。

その出来事により、この人は「新聞は捨てられない」と考えるようになりました。新聞が無かったら、本当に困ったと考えたのです。その考えは、しみつきました。

ここからため込みは始まります。身動きができないため込みです。新聞は山のようになります。新聞の種類が増えたから、なおさらです。朝日、毎日、読売だけでは気がすみません。スポーツ新聞も買い込み、ため込みます。家の中は新聞の配送所のようです。重みで床が抜けてしまうかもしれません。それほどになりました。引っ越しも考えました。ため込みををやめられない人の中でも、重度の人は引っ越しばかりすることになります。ため込みんだものに、身動きできなくなり引っ越します。引っ越すことにより、身動きできない状況を改めざるを得なくなってしまいます。引っ越しによって、はじめてため込んだものを捨てられます。それほどのピンチにいるのです。

この人の困りごとは予測の中に有りました。それが現実のピンチになったのです。神経症的な人の困りごとは、このようなケースがほとんどです。「予測により不安になる」のです。現実は何もありません。この「予測による不安」が現実にハンドルを切らせ何の心配もない、現実をゆがめていきます。この予測による不安を、弱めていくことは可能です。行動療法的な解決は「不安に慣れれば弱まり消えていく」というものです。これは映画館で私たちが経験することと一致します。

映画館に入ったばかりのときは、真っ暗です。何も見えません。だがしばらくすると目が慣れて、映画館のなかが見えてきます。これは私たちが経験することです。同じような原理は、心配事にも通じます。心配やそれから生まれる不安も慣れれば、適応できるようになります。人にはそんなメカニズムが有ります。

そのメカニズムは「心配や不安は最初の5分をピークに、それに慣れていき20分で消える」と言うものです。心配や不安は、慣れることが解決のポイントです。その心配や不安に、慣れる方法も生み出されています。実践方法も兼ね備えていなければ、意味のないものになってしまいます。その方法を述べます。

その方法はメモ法と録音法があります。メモ法はさらに、二つの方法があります。3種類の方法があると言えます。先ずその中の最もやりやすい方法を行い、それでも効果がなかったら次の方法に進むのが良いでしょう。

最もやりやすい方法はメモ法です。これは心配を打ち消すような言葉をメモし、それを携帯して見直していく方法です。「新聞は捨てられない」と心配する人をモデルに述べていきます。「新聞は捨てられない」と心配する人は、「あとで困る」という連想が続きパニック状態を生んでいきます。そこでメモ法として、適切な言葉を考えていきます。

新聞を捨てられない人は、あとで記事がないとそれを知ることができないから困ると考えるのです。冷静に考えれば、新聞は図書館に保管されています。家に山になるほどため込む必要はありません。いま必要なことはネット検索です。ネット検索により出てきます。それにテレビの坂上忍さんのCMにあるように「5年使わなければ、もう使いません」ね。

以上からメモ法のための適切な言葉を考えていきます。先ずネット検索から、「ネットで検索すれば困らない」という言葉が導き出されます。次はテレビの坂上忍さんのCMの言葉です。「5年使わなければ、もう使いません」という言葉を利用します。テレビのCMは常に放送され、坂上忍さんはいつもテレビに出ています。だから効果的です。そこから「新聞は5週間読まなければ、もう読まない」という言葉を作り、「ネットで検索すれば困らない」という言葉と結びつけます。

こうなります⇓
「新聞は5週間読まなければ、もう読まない。困ってもネットで検索すれば困らない」これをメモします。それをいつも携帯します。それを読み返します。この程度の長さであれば、暗記できます。できるだけ暗記してください。身につけてください。それをこころの中で繰り返せば良いのです。特に不安になったら、読み返してください。読み返すだけでもいいのです。暗記したら、同じようにこころの中で繰り返してください。この方がベターです。ベストは録音し、それを聴くことです。聴くことは、外から入ってくるから効果的です。内的な言葉よりも、外的な言葉の方がストップしやすい、ブレーキが掛かりやすいのです。外側から、言いきかせるようなスタイルの方が効果は有ります。客観性を持ったものとして、印象付けられるからでしょう。多くの場合、このメモ法で改善します。これは最もやりやすい方法です。効果がない人はメモ法を深め、録音法に進めば良いのです。

それでも効果のない人は、長いメモ法を行ってください。長いメモ法は、作文を書くものです。心配の作文を書くものです。あなたの心配事を、作文にしていけばよいのです。いつも心配していることを、そのままに書いていけばよいのです。ため込みをやめられない人の場合の例を、述べていきます。

先ず原稿用紙を用意します。なければレポート用紙でもかまいません。あとはボールペンや鉛筆という筆記用具です。必要ならば消しゴムも用意します。神経症的傾向のある人は、書き直すことが多いのです。それを正す意味で、消しゴムは使わない方が良いのです。だが無理を掛けないことも大切ですから、消しゴムは使ってもかまいません。

「無理をしなくていい」と分かる事も大切です。神経症的傾向のある人は、無理をしがちです。「無理をしなくていい」と分かるだけでも改善する人は多いのです。人によっては最初は消しゴムを使い、慣れたら使わないようにしても良いかもしれません。このように消しゴムの使用に関しても、臨機応変な対応が求められます。カウンセリングには解決のための方法があります。だがそれは妄信されるべきものではありません。妄信された時に最も大切なものを失います。

よってできるだけカウンセラーの指導の下に、この方法は行われるべきです。そのほうが、妄信の迷路に入り込むことが少ないからです。迷路に入り込んでも、すぐに抜け出せます。とにかく紙と鉛筆を用意してください。いつもあなたが心配していることを、そのままに書いてください。できたらオーバーに書ければ、書けるだけ書いてください。心配事に直面します。それも大きな心配事に直面します。その方が効果的だからです。だからできるだけ、オーバーに書ければ、書けるだけ書いてください。オーバーに書けば書くだけでも、心配事に真っ正面から直面します。真っ正面から直面することこそが、大切です。それが解決のポイントです。

神経症的な傾向のある人は、不安から逃げたい。だが逃げれば逃げるほど、まとわりついてくるのが不安というものの性格です。この迷路からの脱出が課題になっています。脱出するためには、不安に直面する事です。行動療法の大きな原則である「不安は最初の5分がピーク。20分で消える」に従います。それにより改善します。

映画館に入ったときに、真っ暗で何も見えません。時間がたてば、自然にその暗さに慣れて見えるようになります。人には、このような適応力があります。行動療法は、この原則の応用です。それを神経症に応用し大きな効果をあげています。きわめて科学的な方法と言えます。科学に裏づけられています。

この方法と日本で生まれた森田療法は、似ています。だが行動療法の方が、合理的な心理療法と言えます。今の日本人には、行動療法の方が受け入れやすいものです。森田療法は、悟った先生がいます。その悟った先生が、指導します。ところがこの指導スタイルが、いまの若い人には受け入れられないのです。そこで問題化しやすいのです。民主化した今の日本では、受け入れられない人が多いのです。それもあって森田療法も民主化する方向に、ハンドルを切っています。行動療法には、悟った先生がいません。そもそもカウンセリングと悟りは、別のものと考えます。ただ科学的に神経症、ノイローゼの改善に向かいます。

だからこそ、現代の若い人に受け入れられやすいのです。「不安は最初の5分がピーク。20分で消える」をマスターし、改善させるカウンセリングが行動療法です。この科学性は、若い人に受け入れられやすいのです。行動療法の先生は、科学者として神経症の人に出会います。ひと言でいえば、近代的な人間関係です。行動療法は協力関係です。権威主義ではありません。だからこそ、行動療法家の暖かさも大切な要素になります。人によっては、行動療法家の暖かさだけで改善してしまう人もいます。神経症に関して、技術的な問題が決定的なものではないと言えます。これは大切です。

とにかく心配の作文を書いてください。書き続けてください。いつも心配しているように心配し、それを紙に書き続けます。そうすると書けなくなる時がやって来ます。どんな心配事にも底があります。底のない心配事はありません。プールで溺れても、プールの底まで沈めば浮かび上がってくるものです。慌てるから、沈んでしまいます。そこ、底まで書き進めてください。そうしただけでも、不安は弱まっています。この次に、録音します。いま書いたものを、録音するのです。自分で録音します。

自分の声で、自分で録音します。それが一番効果的です。自分の声を自分で聴くことは、こころに刻み込まれやすいのです。無意識にまで届きやすいのです。いつもの心配事を書き、それを録音して聴いていきます。途中で聴きたくなくなるかもしれません。それでも聴き続けることが必要です。不安に慣れ、不安を克服するためです。これも「不安は最初の5分がピーク。20分で消える」を利用したものです。それを現実に合わせ、応用して作られた方法です。とても効果的です。

その作文の例をあげます。
ある人は新聞に載った記事が、忘れたら困ると考えると捨てられずため込みます。コロナウィルスに対する記事は、心配であるがゆえに捨てられません。

その人の作文です。
【新聞にまたコロナウィルスの記事が載っていた。「マスクが足りない」というので心配で心配でしょうがなくなった。マスクを買いに行こうと思っても、もう売ってないかもしれない】

【そこでマスクを買いに行ったら、少しもなかった。やっぱり買う時には、買っておかないと困る事になると知ったので、ため込みはやめられない】このように、ため込みをやめられない理由が常に入り込んでくるのが特徴です。その理由に引っ張られて抜け出せなくなっています。

ただし無理に、ため込みをやめられない理由を書く必要はありません。常に入り込んでくる特徴があると述べているだけです。心配を心配のままに書いてください。【マスクを買いに行ったら、少しもなかった。少なくとも記事は取っておこう。忘れたら困る。】この最後の「忘れたら困る」が新聞をため込む人の特徴です。

さらに続きます。
【その新聞をなくしたらどうしよう。それも心配だ】このように続きます。

常に心配する人。
こんな心配の絶えない人が、ため込みをやめられない人です。

さらに続きます。
【その新聞をなくしたらどうしよう。それも心配だ】このように続きます。

さらに突っ走ってしまいます。
【その新聞をなくしたらもうダメだ】このような結論に至ります。

またさらに続きます。
【新聞をなくしたときのために、同じような記事の出ている本も集めよう】このように続きます。

ここから本のため込みも始まります。
それも書いていきます。

【本も集めようと思いました】さらに
【図書館でもいいかもしれないと思いました】

ここでも、不安は積もります。
【ほかに借りる人がいたら】

その結果、こうなります。
【本を集めよう】

【できるだけ本を集めよう】
このように、また悪循環は深まります。

さらにここでも、不安は積もります。
【無くしたらどうしよう】

そこで次のようになります。
【何冊も、同じものを買う】

また悪循環は深まります。
それも書いていきます。

【心配だから何冊も、同じものを買ってしまう】
これがこの人の気持ちです。

その心配は、止まらなくなります。
【同じものを買っても、心配は続く】

【無くすかもしれないので、心配は続く】
悪循環です。

この悪循環を書き続けます。
【心配をなくすために、また買う】

【買って買って、買いまくる】
このように書きます。

その気持ちも書き続けます。
【心配で心配で、どうしようもできない】

さらに続けます。
【買えば心配はなくなる】

【だが買っても買ってもだめ】
こう書きました。

だめさかげんを書きます。
人によっては、それだけで効果が出る人もいます。

自分の不安を書き続けます。
それだけで、効果が出る人もいます。

出ない人もいます。
効果が出た人も、出ない人も書き続けてください。

この人はこう続けました。
【部屋中は新聞と本だらけ】

【困ったものだ】
自分の気持ちに戻ります。

【自分では、どうしようもできない】
もう抜け出せない状態です。

【本の重みで、床は抜ける】
このように心配は、広がります。

【もう床も抜けます】
このように心配の結末まで書きます。

【床は抜けすべて終わります】
これが最悪の結末です。

これは一例です。
このように、いつもの心配を書き続けてください。

人によっては、書いているうちに内容の愚かさに気づく人もいます。
考えていることが、あまりにもオーバーだと気づきます。

軽い人、葛藤の少ない人はそれだけで改善します。
そうでない人は、次に進みます。

ただし軽い人で改善しても、最後まで行った方が良いのです。
そこは頑張ってください。

この人は、ため込んだ本の重みで床が抜けます。
そこで心配は終わります。

次は録音です。
この作文を録音します。

録音するもの、スマートホンでもなんでもいいですから録音します。
自分で吹き込んでください。

自分の声で吹き込むことが大切です。
意味があります。

人は、言葉で考えます。
内的な言葉で考えます。

だからこそ、自分の声で吹き込むことが大切です。
効果もあります。

自分の声で吹き込むことだけでも、効果があります。
それを聴けば、さらに効果があります。

とにかく録音してください。
じっくり聴いてください。

聞くのではありません。
聴くのです。

ぼんやり聞くのではありません。
身を入れて聴くのです。

気持ちを入れて聴くのです。
それにより不安を高めます。

不安を高め、直面します。
直面することにより、克服します。

不安から、逃げない。
逃げるから、追いかけられます。

1か月で改善するためには、2時間聴き続けることが必要です。
あとはほかの方法も行うことです。

それを踏まえ、ため込みをやめられない人が1か月で改善するプログラムを紹介します。
それは10日間を一区切りにして、30日で終了します。

先ず、録音したものを2時間聴き続けることです。
これは最初から、最後まで30日間行います。

さらに協力する人もいた方がいいのです。
いなくてもできますが、いた方がいいです。

その理由を述べます。
ため込みをやめられない人が、ため込んだものを捨てていくのがその方法です。

そのため込んだものを捨てていくことを、自分でできれば理想的です。
だが多くの場合、不可能です。

そこで協力する人もいた方がいいのです。
協力する人は、あなたを励ましてもくれます。

協力する人の条件は、あなたを励ましてもくれる人です。
あともう一つ条件があります。

協力する人はあなたを励ましながらも、ため込んだものを捨てることができる人です。
多くのため込みの人は、捨てる時に抵抗します。

その抵抗に負けない事。
これが最大のポイントです。

励ます、優しさも必要。
抵抗に負けない、厳しさも必要。

この二つの相矛盾する条件が有ります。
それを満たす人です。

その人こそが、協力する人です。
これは全てに通じます。

その協力者は、捨てるもののリストを作ります。
より正確には、捨てるもののリストを作るのを手伝います。

リストは、本人が作ります。
本人は、それだけでもたいへんです。

それを励ます。
くじけないように導きます。

そのリストは、捨てても差しさわりがないと思える順です。
ゴミのようなものが一番になります。

一番に捨てるものが、ゴミのようなものが一番になります。
ただし本人は全部大切な物と思っていますから、CMの坂上忍さんのような判断が必要です。

CMの坂上忍さんは「5年使ってなければ、もう使わない」と言います。
長い間使わないものがリストの先頭になります。

この坂上忍さんの言葉が、捨てる基準です。
人によっても、何10年も使っていないものもあります。

長く使っていないものから、捨てる。
これが原則です。

だがそこで、こういう考えが浮かびます。
「今まではそうだったが、これからは使うかもしれない」

さらに述べます。
  

Posted by counsellor at 09:53カウンセリング

2020年09月23日

ため込みをやめられない人が1か月で改善する方法 140

この神経症、ノイローゼの迷いの扉を1か月で自分自身で開ける方法へのご質問、またはこころの問題についてのご相談は掲示板またはメッセージBO✕をご利用ください。ボランティア活動でお答えします。

「ため込みをやめられない人が1か月で改善する方法」を述べます。

自分が集めた資料を捨てられない人がいました。ある人は、新聞の「消費税の変更の記事」が捨てられません。もしそれがなくなったら、「変更に関して知ることができなくなる」と考えたのです。そんな理由で、部屋の中は新聞だらけです。それだけではなく週刊誌も、本も捨てられません。部屋の中は新聞に加え週刊誌も、本だらけです。ため込みををやめられない人は将来が心配です。将来にため込んでいるものがないと、心もとないのです。その心配が、ため込みを続けさせます。

将来の心配。それを弱めることが第一歩になります。そのために録音法を用います。心配を録音し、それになれていく方法です。具体的な方法を述べたいと思います。

モデルにより述べます。消費税が導入されるときのことです。3パーセントの消費税導入の時です。新聞に外税なのか、内税なのかはっきりとわかりやすく書かれていない広告が載っていました。本屋でそれを買い求めると、「週刊誌と一般書籍は異なります」と言われました。広告が載っていた本は定価を丁寧に表示してあり、それゆえに混乱したのです。そこでその広告の載っていた新聞を、念の点に読み直したのです。この人の考えていることが正しかったのです。新聞により正しさは、裏付けられました。

その出来事により、この人は「新聞は捨てられない」と考えるようになりました。新聞が無かったら、本当に困ったと考えたのです。その考えは、しみつきました。

ここからため込みは始まります。身動きができないため込みです。新聞は山のようになります。新聞の種類が増えたから、なおさらです。朝日、毎日、読売だけでは気がすみません。スポーツ新聞も買い込み、ため込みます。家の中は新聞の配送所のようです。重みで床が抜けてしまうかもしれません。それほどになりました。引っ越しも考えました。ため込みををやめられない人の中でも、重度の人は引っ越しばかりすることになります。ため込みんだものに、身動きできなくなり引っ越します。引っ越すことにより、身動きできない状況を改めざるを得なくなってしまいます。引っ越しによって、はじめてため込んだものを捨てられます。それほどのピンチにいるのです。

この人の困りごとは予測の中に有りました。それが現実のピンチになったのです。神経症的な人の困りごとは、このようなケースがほとんどです。「予測により不安になる」のです。現実は何もありません。この「予測による不安」が現実にハンドルを切らせ何の心配もない、現実をゆがめていきます。この予測による不安を、弱めていくことは可能です。行動療法的な解決は「不安に慣れれば弱まり消えていく」というものです。これは映画館で私たちが経験することと一致します。

映画館に入ったばかりのときは、真っ暗です。何も見えません。だがしばらくすると目が慣れて、映画館のなかが見えてきます。これは私たちが経験することです。同じような原理は、心配事にも通じます。心配やそれから生まれる不安も慣れれば、適応できるようになります。人にはそんなメカニズムが有ります。

そのメカニズムは「心配や不安は最初の5分をピークに、それに慣れていき20分で消える」と言うものです。心配や不安は、慣れることが解決のポイントです。その心配や不安に、慣れる方法も生み出されています。実践方法も兼ね備えていなければ、意味のないものになってしまいます。その方法を述べます。

その方法はメモ法と録音法があります。メモ法はさらに、二つの方法があります。3種類の方法があると言えます。先ずその中の最もやりやすい方法を行い、それでも効果がなかったら次の方法に進むのが良いでしょう。

最もやりやすい方法はメモ法です。これは心配を打ち消すような言葉をメモし、それを携帯して見直していく方法です。「新聞は捨てられない」と心配する人をモデルに述べていきます。「新聞は捨てられない」と心配する人は、「あとで困る」という連想が続きパニック状態を生んでいきます。そこでメモ法として、適切な言葉を考えていきます。

新聞を捨てられない人は、あとで記事がないとそれを知ることができないから困ると考えるのです。冷静に考えれば、新聞は図書館に保管されています。家に山になるほどため込む必要はありません。いま必要なことはネット検索です。ネット検索により出てきます。それにテレビの坂上忍さんのCMにあるように「5年使わなければ、もう使いません」ね。

以上からメモ法のための適切な言葉を考えていきます。先ずネット検索から、「ネットで検索すれば困らない」という言葉が導き出されます。次はテレビの坂上忍さんのCMの言葉です。「5年使わなければ、もう使いません」という言葉を利用します。テレビのCMは常に放送され、坂上忍さんはいつもテレビに出ています。だから効果的です。そこから「新聞は5週間読まなければ、もう読まない」という言葉を作り、「ネットで検索すれば困らない」という言葉と結びつけます。

こうなります⇓
「新聞は5週間読まなければ、もう読まない。困ってもネットで検索すれば困らない」これをメモします。それをいつも携帯します。それを読み返します。この程度の長さであれば、暗記できます。できるだけ暗記してください。身につけてください。それをこころの中で繰り返せば良いのです。特に不安になったら、読み返してください。読み返すだけでもいいのです。暗記したら、同じようにこころの中で繰り返してください。この方がベターです。ベストは録音し、それを聴くことです。聴くことは、外から入ってくるから効果的です。内的な言葉よりも、外的な言葉の方がストップしやすい、ブレーキが掛かりやすいのです。外側から、言いきかせるようなスタイルの方が効果は有ります。客観性を持ったものとして、印象付けられるからでしょう。多くの場合、このメモ法で改善します。これは最もやりやすい方法です。効果がない人はメモ法を深め、録音法に進めば良いのです。

それでも効果のない人は、長いメモ法を行ってください。長いメモ法は、作文を書くものです。心配の作文を書くものです。あなたの心配事を、作文にしていけばよいのです。いつも心配していることを、そのままに書いていけばよいのです。ため込みをやめられない人の場合の例を、述べていきます。

先ず原稿用紙を用意します。なければレポート用紙でもかまいません。あとはボールペンや鉛筆という筆記用具です。必要ならば消しゴムも用意します。神経症的傾向のある人は、書き直すことが多いのです。それを正す意味で、消しゴムは使わない方が良いのです。だが無理を掛けないことも大切ですから、消しゴムは使ってもかまいません。

「無理をしなくていい」と分かる事も大切です。神経症的傾向のある人は、無理をしがちです。「無理をしなくていい」と分かるだけでも改善する人は多いのです。人によっては最初は消しゴムを使い、慣れたら使わないようにしても良いかもしれません。このように消しゴムの使用に関しても、臨機応変な対応が求められます。カウンセリングには解決のための方法があります。だがそれは妄信されるべきものではありません。妄信された時に最も大切なものを失います。

よってできるだけカウンセラーの指導の下に、この方法は行われるべきです。そのほうが、妄信の迷路に入り込むことが少ないからです。迷路に入り込んでも、すぐに抜け出せます。とにかく紙と鉛筆を用意してください。いつもあなたが心配していることを、そのままに書いてください。できたらオーバーに書ければ、書けるだけ書いてください。心配事に直面します。それも大きな心配事に直面します。その方が効果的だからです。だからできるだけ、オーバーに書ければ、書けるだけ書いてください。オーバーに書けば書くだけでも、心配事に真っ正面から直面します。真っ正面から直面することこそが、大切です。それが解決のポイントです。

神経症的な傾向のある人は、不安から逃げたい。だが逃げれば逃げるほど、まとわりついてくるのが不安というものの性格です。この迷路からの脱出が課題になっています。脱出するためには、不安に直面する事です。行動療法の大きな原則である「不安は最初の5分がピーク。20分で消える」に従います。それにより改善します。

映画館に入ったときに、真っ暗で何も見えません。時間がたてば、自然にその暗さに慣れて見えるようになります。人には、このような適応力があります。行動療法は、この原則の応用です。それを神経症に応用し大きな効果をあげています。きわめて科学的な方法と言えます。科学に裏づけられています。

この方法と日本で生まれた森田療法は、似ています。だが行動療法の方が、合理的な心理療法と言えます。今の日本人には、行動療法の方が受け入れやすいものです。森田療法は、悟った先生がいます。その悟った先生が、指導します。ところがこの指導スタイルが、いまの若い人には受け入れられないのです。そこで問題化しやすいのです。民主化した今の日本では、受け入れられない人が多いのです。それもあって森田療法も民主化する方向に、ハンドルを切っています。行動療法には、悟った先生がいません。そもそもカウンセリングと悟りは、別のものと考えます。ただ科学的に神経症、ノイローゼの改善に向かいます。

だからこそ、現代の若い人に受け入れられやすいのです。「不安は最初の5分がピーク。20分で消える」をマスターし、改善させるカウンセリングが行動療法です。この科学性は、若い人に受け入れられやすいのです。行動療法の先生は、科学者として神経症の人に出会います。ひと言でいえば、近代的な人間関係です。行動療法は協力関係です。権威主義ではありません。だからこそ、行動療法家の暖かさも大切な要素になります。人によっては、行動療法家の暖かさだけで改善してしまう人もいます。神経症に関して、技術的な問題が決定的なものではないと言えます。これは大切です。

とにかく心配の作文を書いてください。書き続けてください。いつも心配しているように心配し、それを紙に書き続けます。そうすると書けなくなる時がやって来ます。どんな心配事にも底があります。底のない心配事はありません。プールで溺れても、プールの底まで沈めば浮かび上がってくるものです。慌てるから、沈んでしまいます。そこ、底まで書き進めてください。そうしただけでも、不安は弱まっています。この次に、録音します。いま書いたものを、録音するのです。自分で録音します。

自分の声で、自分で録音します。それが一番効果的です。自分の声を自分で聴くことは、こころに刻み込まれやすいのです。無意識にまで届きやすいのです。いつもの心配事を書き、それを録音して聴いていきます。途中で聴きたくなくなるかもしれません。それでも聴き続けることが必要です。不安に慣れ、不安を克服するためです。これも「不安は最初の5分がピーク。20分で消える」を利用したものです。それを現実に合わせ、応用して作られた方法です。とても効果的です。

その作文の例をあげます。
ある人は新聞に載った記事が、忘れたら困ると考えると捨てられずため込みます。コロナウィルスに対する記事は、心配であるがゆえに捨てられません。

その人の作文です。
【新聞にまたコロナウィルスの記事が載っていた。「マスクが足りない」というので心配で心配でしょうがなくなった。マスクを買いに行こうと思っても、もう売ってないかもしれない】

【そこでマスクを買いに行ったら、少しもなかった。やっぱり買う時には、買っておかないと困る事になると知ったので、ため込みはやめられない】このように、ため込みをやめられない理由が常に入り込んでくるのが特徴です。その理由に引っ張られて抜け出せなくなっています。

ただし無理に、ため込みをやめられない理由を書く必要はありません。常に入り込んでくる特徴があると述べているだけです。心配を心配のままに書いてください。【マスクを買いに行ったら、少しもなかった。少なくとも記事は取っておこう。忘れたら困る。】この最後の「忘れたら困る」が新聞をため込む人の特徴です。

さらに続きます。
【その新聞をなくしたらどうしよう。それも心配だ】このように続きます。

常に心配する人。
こんな心配の絶えない人が、ため込みをやめられない人です。

さらに続きます。
【その新聞をなくしたらどうしよう。それも心配だ】このように続きます。

さらに突っ走ってしまいます。
【その新聞をなくしたらもうダメだ】このような結論に至ります。

またさらに続きます。
【新聞をなくしたときのために、同じような記事の出ている本も集めよう】このように続きます。

ここから本のため込みも始まります。
それも書いていきます。

【本も集めようと思いました】さらに
【図書館でもいいかもしれないと思いました】

ここでも、不安は積もります。
【ほかに借りる人がいたら】

その結果、こうなります。
【本を集めよう】

【できるだけ本を集めよう】
このように、また悪循環は深まります。

さらにここでも、不安は積もります。
【無くしたらどうしよう】

そこで次のようになります。
【何冊も、同じものを買う】

また悪循環は深まります。
それも書いていきます。

【心配だから何冊も、同じものを買ってしまう】
これがこの人の気持ちです。

その心配は、止まらなくなります。
【同じものを買っても、心配は続く】

【無くすかもしれないので、心配は続く】
悪循環です。

この悪循環を書き続けます。
【心配をなくすために、また買う】

【買って買って、買いまくる】
このように書きます。

その気持ちも書き続けます。
【心配で心配で、どうしようもできない】

さらに続けます。
【買えば心配はなくなる】

【だが買っても買ってもだめ】
こう書きました。

だめさかげんを書きます。
人によっては、それだけで効果が出る人もいます。

自分の不安を書き続けます。
それだけで、効果が出る人もいます。

出ない人もいます。
効果が出た人も、出ない人も書き続けてください。

この人はこう続けました。
【部屋中は新聞と本だらけ】

【困ったものだ】
自分の気持ちに戻ります。

【自分では、どうしようもできない】
もう抜け出せない状態です。

【本の重みで、床は抜ける】
このように心配は、広がります。

【もう床も抜けます】
このように心配の結末まで書きます。

【床は抜けすべて終わります】
これが最悪の結末です。

これは一例です。
このように、いつもの心配を書き続けてください。

人によっては、書いているうちに内容の愚かさに気づく人もいます。
考えていることが、あまりにもオーバーだと気づきます。

軽い人、葛藤の少ない人はそれだけで改善します。
そうでない人は、次に進みます。

ただし軽い人で改善しても、最後まで行った方が良いのです。
そこは頑張ってください。

この人は、ため込んだ本の重みで床が抜けます。
そこで心配は終わります。

次は録音です。
この作文を録音します。

録音するもの、スマートホンでもなんでもいいですから録音します。
自分で吹き込んでください。

自分の声で吹き込むことが大切です。
意味があります。

人は、言葉で考えます。
内的な言葉で考えます。

だからこそ、自分の声で吹き込むことが大切です。
効果もあります。

自分の声で吹き込むことだけでも、効果があります。
それを聴けば、さらに効果があります。

とにかく録音してください。
じっくり聴いてください。

聞くのではありません。
聴くのです。

ぼんやり聞くのではありません。
身を入れて聴くのです。

気持ちを入れて聴くのです。
それにより不安を高めます。

不安を高め、直面します。
直面することにより、克服します。

不安から、逃げない。
逃げるから、追いかけられます。

1か月で改善するためには、2時間聴き続けることが必要です。
あとはほかの方法も行うことです。

それを踏まえ、ため込みをやめられない人が1か月で改善するプログラムを紹介します。
それは10日間を一区切りにして、30日で終了します。

先ず、録音したものを2時間聴き続けることです。
これは最初から、最後まで30日間行います。

さらに協力する人もいた方がいいのです。
いなくてもできますが、いた方がいいです。

その理由を述べます。
ため込みをやめられない人が、ため込んだものを捨てていくのがその方法です。

そのため込んだものを捨てていくことを、自分でできれば理想的です。
だが多くの場合、不可能です。

そこで協力する人もいた方がいいのです。
協力する人は、あなたを励ましてもくれます。

協力する人の条件は、あなたを励ましてもくれる人です。
あともう一つ条件があります。

協力する人はあなたを励ましながらも、ため込んだものを捨てることができる人です。
多くのため込みの人は、捨てる時に抵抗します。

その抵抗に負けない事。
これが最大のポイントです。

励ます、優しさも必要。
抵抗に負けない、厳しさも必要。

この二つの相矛盾する条件が有ります。
それを満たす人です。

その人こそが、協力する人です。
これは全てに通じます。

その協力者は、捨てるもののリストを作ります。
より正確には、捨てるもののリストを作るのを手伝います。

リストは、本人が作ります。
本人は、それだけでもたいへんです。

それを励ます。
くじけないように導きます。

そのリストは、捨てても差しさわりがないと思える順です。
ゴミのようなものが一番になります。

一番に捨てるものが、ゴミのようなものが一番になります。
ただし本人は全部大切な物と思っていますから、CMの坂上忍さんのような判断が必要です。

CMの坂上忍さんは「5年使ってなければ、もう使わない」と言います。
長い間使わないものがリストの先頭になります。

この坂上忍さんの言葉が、捨てる基準です。
人によっても、何10年も使っていないものもあります。

長く使っていないものから、捨てる。
これが原則です。

だがそこで、こういう考えが浮かびます。
「今まではそうだったが、これからは使うかもしれない」

協力者は、ここでストップをかけてください。
情けに負けないで、ストップをかけてください。

さらに述べます。
  

Posted by counsellor at 10:14カウンセリング

2020年09月24日

ため込みをやめられない人が1か月で改善する方法 141

この神経症、ノイローゼの迷いの扉を1か月で自分自身で開ける方法へのご質問、またはこころの問題についてのご相談は掲示板またはメッセージBO✕をご利用ください。ボランティア活動でお答えします。

「ため込みをやめられない人が1か月で改善する方法」を述べます。

自分が集めた資料を捨てられない人がいました。ある人は、新聞の「消費税の変更の記事」が捨てられません。もしそれがなくなったら、「変更に関して知ることができなくなる」と考えたのです。そんな理由で、部屋の中は新聞だらけです。それだけではなく週刊誌も、本も捨てられません。部屋の中は新聞に加え週刊誌も、本だらけです。ため込みををやめられない人は将来が心配です。将来にため込んでいるものがないと、心もとないのです。その心配が、ため込みを続けさせます。

将来の心配。それを弱めることが第一歩になります。そのために録音法を用います。心配を録音し、それになれていく方法です。具体的な方法を述べたいと思います。

モデルにより述べます。消費税が導入されるときのことです。3パーセントの消費税導入の時です。新聞に外税なのか、内税なのかはっきりとわかりやすく書かれていない広告が載っていました。本屋でそれを買い求めると、「週刊誌と一般書籍は異なります」と言われました。広告が載っていた本は定価を丁寧に表示してあり、それゆえに混乱したのです。そこでその広告の載っていた新聞を、念の点に読み直したのです。この人の考えていることが正しかったのです。新聞により正しさは、裏付けられました。

その出来事により、この人は「新聞は捨てられない」と考えるようになりました。新聞が無かったら、本当に困ったと考えたのです。その考えは、しみつきました。

ここからため込みは始まります。身動きができないため込みです。新聞は山のようになります。新聞の種類が増えたから、なおさらです。朝日、毎日、読売だけでは気がすみません。スポーツ新聞も買い込み、ため込みます。家の中は新聞の配送所のようです。重みで床が抜けてしまうかもしれません。それほどになりました。引っ越しも考えました。ため込みををやめられない人の中でも、重度の人は引っ越しばかりすることになります。ため込みんだものに、身動きできなくなり引っ越します。引っ越すことにより、身動きできない状況を改めざるを得なくなってしまいます。引っ越しによって、はじめてため込んだものを捨てられます。それほどのピンチにいるのです。

この人の困りごとは予測の中に有りました。それが現実のピンチになったのです。神経症的な人の困りごとは、このようなケースがほとんどです。「予測により不安になる」のです。現実は何もありません。この「予測による不安」が現実にハンドルを切らせ何の心配もない、現実をゆがめていきます。この予測による不安を、弱めていくことは可能です。行動療法的な解決は「不安に慣れれば弱まり消えていく」というものです。これは映画館で私たちが経験することと一致します。

映画館に入ったばかりのときは、真っ暗です。何も見えません。だがしばらくすると目が慣れて、映画館のなかが見えてきます。これは私たちが経験することです。同じような原理は、心配事にも通じます。心配やそれから生まれる不安も慣れれば、適応できるようになります。人にはそんなメカニズムが有ります。

そのメカニズムは「心配や不安は最初の5分をピークに、それに慣れていき20分で消える」と言うものです。心配や不安は、慣れることが解決のポイントです。その心配や不安に、慣れる方法も生み出されています。実践方法も兼ね備えていなければ、意味のないものになってしまいます。その方法を述べます。

その方法はメモ法と録音法があります。メモ法はさらに、二つの方法があります。3種類の方法があると言えます。先ずその中の最もやりやすい方法を行い、それでも効果がなかったら次の方法に進むのが良いでしょう。

最もやりやすい方法はメモ法です。これは心配を打ち消すような言葉をメモし、それを携帯して見直していく方法です。「新聞は捨てられない」と心配する人をモデルに述べていきます。「新聞は捨てられない」と心配する人は、「あとで困る」という連想が続きパニック状態を生んでいきます。そこでメモ法として、適切な言葉を考えていきます。

新聞を捨てられない人は、あとで記事がないとそれを知ることができないから困ると考えるのです。冷静に考えれば、新聞は図書館に保管されています。家に山になるほどため込む必要はありません。いま必要なことはネット検索です。ネット検索により出てきます。それにテレビの坂上忍さんのCMにあるように「5年使わなければ、もう使いません」ね。

以上からメモ法のための適切な言葉を考えていきます。先ずネット検索から、「ネットで検索すれば困らない」という言葉が導き出されます。次はテレビの坂上忍さんのCMの言葉です。「5年使わなければ、もう使いません」という言葉を利用します。テレビのCMは常に放送され、坂上忍さんはいつもテレビに出ています。だから効果的です。そこから「新聞は5週間読まなければ、もう読まない」という言葉を作り、「ネットで検索すれば困らない」という言葉と結びつけます。

こうなります⇓
「新聞は5週間読まなければ、もう読まない。困ってもネットで検索すれば困らない」これをメモします。それをいつも携帯します。それを読み返します。この程度の長さであれば、暗記できます。できるだけ暗記してください。身につけてください。それをこころの中で繰り返せば良いのです。特に不安になったら、読み返してください。読み返すだけでもいいのです。暗記したら、同じようにこころの中で繰り返してください。この方がベターです。ベストは録音し、それを聴くことです。聴くことは、外から入ってくるから効果的です。内的な言葉よりも、外的な言葉の方がストップしやすい、ブレーキが掛かりやすいのです。外側から、言いきかせるようなスタイルの方が効果は有ります。客観性を持ったものとして、印象付けられるからでしょう。多くの場合、このメモ法で改善します。これは最もやりやすい方法です。効果がない人はメモ法を深め、録音法に進めば良いのです。

それでも効果のない人は、長いメモ法を行ってください。長いメモ法は、作文を書くものです。心配の作文を書くものです。あなたの心配事を、作文にしていけばよいのです。いつも心配していることを、そのままに書いていけばよいのです。ため込みをやめられない人の場合の例を、述べていきます。

先ず原稿用紙を用意します。なければレポート用紙でもかまいません。あとはボールペンや鉛筆という筆記用具です。必要ならば消しゴムも用意します。神経症的傾向のある人は、書き直すことが多いのです。それを正す意味で、消しゴムは使わない方が良いのです。だが無理を掛けないことも大切ですから、消しゴムは使ってもかまいません。

「無理をしなくていい」と分かる事も大切です。神経症的傾向のある人は、無理をしがちです。「無理をしなくていい」と分かるだけでも改善する人は多いのです。人によっては最初は消しゴムを使い、慣れたら使わないようにしても良いかもしれません。このように消しゴムの使用に関しても、臨機応変な対応が求められます。カウンセリングには解決のための方法があります。だがそれは妄信されるべきものではありません。妄信された時に最も大切なものを失います。

よってできるだけカウンセラーの指導の下に、この方法は行われるべきです。そのほうが、妄信の迷路に入り込むことが少ないからです。迷路に入り込んでも、すぐに抜け出せます。とにかく紙と鉛筆を用意してください。いつもあなたが心配していることを、そのままに書いてください。できたらオーバーに書ければ、書けるだけ書いてください。心配事に直面します。それも大きな心配事に直面します。その方が効果的だからです。だからできるだけ、オーバーに書ければ、書けるだけ書いてください。オーバーに書けば書くだけでも、心配事に真っ正面から直面します。真っ正面から直面することこそが、大切です。それが解決のポイントです。

神経症的な傾向のある人は、不安から逃げたい。だが逃げれば逃げるほど、まとわりついてくるのが不安というものの性格です。この迷路からの脱出が課題になっています。脱出するためには、不安に直面する事です。行動療法の大きな原則である「不安は最初の5分がピーク。20分で消える」に従います。それにより改善します。

映画館に入ったときに、真っ暗で何も見えません。時間がたてば、自然にその暗さに慣れて見えるようになります。人には、このような適応力があります。行動療法は、この原則の応用です。それを神経症に応用し大きな効果をあげています。きわめて科学的な方法と言えます。科学に裏づけられています。

この方法と日本で生まれた森田療法は、似ています。だが行動療法の方が、合理的な心理療法と言えます。今の日本人には、行動療法の方が受け入れやすいものです。森田療法は、悟った先生がいます。その悟った先生が、指導します。ところがこの指導スタイルが、いまの若い人には受け入れられないのです。そこで問題化しやすいのです。民主化した今の日本では、受け入れられない人が多いのです。それもあって森田療法も民主化する方向に、ハンドルを切っています。行動療法には、悟った先生がいません。そもそもカウンセリングと悟りは、別のものと考えます。ただ科学的に神経症、ノイローゼの改善に向かいます。

だからこそ、現代の若い人に受け入れられやすいのです。「不安は最初の5分がピーク。20分で消える」をマスターし、改善させるカウンセリングが行動療法です。この科学性は、若い人に受け入れられやすいのです。行動療法の先生は、科学者として神経症の人に出会います。ひと言でいえば、近代的な人間関係です。行動療法は協力関係です。権威主義ではありません。だからこそ、行動療法家の暖かさも大切な要素になります。人によっては、行動療法家の暖かさだけで改善してしまう人もいます。神経症に関して、技術的な問題が決定的なものではないと言えます。これは大切です。

とにかく心配の作文を書いてください。書き続けてください。いつも心配しているように心配し、それを紙に書き続けます。そうすると書けなくなる時がやって来ます。どんな心配事にも底があります。底のない心配事はありません。プールで溺れても、プールの底まで沈めば浮かび上がってくるものです。慌てるから、沈んでしまいます。そこ、底まで書き進めてください。そうしただけでも、不安は弱まっています。この次に、録音します。いま書いたものを、録音するのです。自分で録音します。

自分の声で、自分で録音します。それが一番効果的です。自分の声を自分で聴くことは、こころに刻み込まれやすいのです。無意識にまで届きやすいのです。いつもの心配事を書き、それを録音して聴いていきます。途中で聴きたくなくなるかもしれません。それでも聴き続けることが必要です。不安に慣れ、不安を克服するためです。これも「不安は最初の5分がピーク。20分で消える」を利用したものです。それを現実に合わせ、応用して作られた方法です。とても効果的です。

その作文の例をあげます。
ある人は新聞に載った記事が、忘れたら困ると考えると捨てられずため込みます。コロナウィルスに対する記事は、心配であるがゆえに捨てられません。

その人の作文です。
【新聞にまたコロナウィルスの記事が載っていた。「マスクが足りない」というので心配で心配でしょうがなくなった。マスクを買いに行こうと思っても、もう売ってないかもしれない】

【そこでマスクを買いに行ったら、少しもなかった。やっぱり買う時には、買っておかないと困る事になると知ったので、ため込みはやめられない】このように、ため込みをやめられない理由が常に入り込んでくるのが特徴です。その理由に引っ張られて抜け出せなくなっています。

ただし無理に、ため込みをやめられない理由を書く必要はありません。常に入り込んでくる特徴があると述べているだけです。心配を心配のままに書いてください。【マスクを買いに行ったら、少しもなかった。少なくとも記事は取っておこう。忘れたら困る。】この最後の「忘れたら困る」が新聞をため込む人の特徴です。

さらに続きます。
【その新聞をなくしたらどうしよう。それも心配だ】このように続きます。

常に心配する人。
こんな心配の絶えない人が、ため込みをやめられない人です。

さらに続きます。
【その新聞をなくしたらどうしよう。それも心配だ】このように続きます。

さらに突っ走ってしまいます。
【その新聞をなくしたらもうダメだ】このような結論に至ります。

またさらに続きます。
【新聞をなくしたときのために、同じような記事の出ている本も集めよう】このように続きます。

ここから本のため込みも始まります。
それも書いていきます。

【本も集めようと思いました】さらに
【図書館でもいいかもしれないと思いました】

ここでも、不安は積もります。
【ほかに借りる人がいたら】

その結果、こうなります。
【本を集めよう】

【できるだけ本を集めよう】
このように、また悪循環は深まります。

さらにここでも、不安は積もります。
【無くしたらどうしよう】

そこで次のようになります。
【何冊も、同じものを買う】

また悪循環は深まります。
それも書いていきます。

【心配だから何冊も、同じものを買ってしまう】
これがこの人の気持ちです。

その心配は、止まらなくなります。
【同じものを買っても、心配は続く】

【無くすかもしれないので、心配は続く】
悪循環です。

この悪循環を書き続けます。
【心配をなくすために、また買う】

【買って買って、買いまくる】
このように書きます。

その気持ちも書き続けます。
【心配で心配で、どうしようもできない】

さらに続けます。
【買えば心配はなくなる】

【だが買っても買ってもだめ】
こう書きました。

だめさかげんを書きます。
人によっては、それだけで効果が出る人もいます。

自分の不安を書き続けます。
それだけで、効果が出る人もいます。

出ない人もいます。
効果が出た人も、出ない人も書き続けてください。

この人はこう続けました。
【部屋中は新聞と本だらけ】

【困ったものだ】
自分の気持ちに戻ります。

【自分では、どうしようもできない】
もう抜け出せない状態です。

【本の重みで、床は抜ける】
このように心配は、広がります。

【もう床も抜けます】
このように心配の結末まで書きます。

【床は抜けすべて終わります】
これが最悪の結末です。

これは一例です。
このように、いつもの心配を書き続けてください。

人によっては、書いているうちに内容の愚かさに気づく人もいます。
考えていることが、あまりにもオーバーだと気づきます。

軽い人、葛藤の少ない人はそれだけで改善します。
そうでない人は、次に進みます。

ただし軽い人で改善しても、最後まで行った方が良いのです。
そこは頑張ってください。

この人は、ため込んだ本の重みで床が抜けます。
そこで心配は終わります。

次は録音です。
この作文を録音します。

録音するもの、スマートホンでもなんでもいいですから録音します。
自分で吹き込んでください。

自分の声で吹き込むことが大切です。
意味があります。

人は、言葉で考えます。
内的な言葉で考えます。

だからこそ、自分の声で吹き込むことが大切です。
効果もあります。

自分の声で吹き込むことだけでも、効果があります。
それを聴けば、さらに効果があります。

とにかく録音してください。
じっくり聴いてください。

聞くのではありません。
聴くのです。

ぼんやり聞くのではありません。
身を入れて聴くのです。

気持ちを入れて聴くのです。
それにより不安を高めます。

不安を高め、直面します。
直面することにより、克服します。

不安から、逃げない。
逃げるから、追いかけられます。

1か月で改善するためには、2時間聴き続けることが必要です。
あとはほかの方法も行うことです。

それを踏まえ、ため込みをやめられない人が1か月で改善するプログラムを紹介します。
それは10日間を一区切りにして、30日で終了します。

先ず、録音したものを2時間聴き続けることです。
これは最初から、最後まで30日間行います。

さらに協力する人もいた方がいいのです。
いなくてもできますが、いた方がいいです。

その理由を述べます。
ため込みをやめられない人が、ため込んだものを捨てていくのがその方法です。

そのため込んだものを捨てていくことを、自分でできれば理想的です。
だが多くの場合、不可能です。

そこで協力する人もいた方がいいのです。
協力する人は、あなたを励ましてもくれます。

協力する人の条件は、あなたを励ましてもくれる人です。
あともう一つ条件があります。

協力する人はあなたを励ましながらも、ため込んだものを捨てることができる人です。
多くのため込みの人は、捨てる時に抵抗します。

その抵抗に負けない事。
これが最大のポイントです。

励ます、優しさも必要。
抵抗に負けない、厳しさも必要。

この二つの相矛盾する条件が有ります。
それを満たす人です。

その人こそが、協力する人です。
これは全てに通じます。

その協力者は、捨てるもののリストを作ります。
より正確には、捨てるもののリストを作るのを手伝います。

リストは、本人が作ります。
本人は、それだけでもたいへんです。

それを励ます。
くじけないように導きます。

そのリストは、捨てても差しさわりがないと思える順です。
ゴミのようなものが一番になります。

一番に捨てるものが、ゴミのようなものが一番になります。
ただし本人は全部大切な物と思っていますから、CMの坂上忍さんのような判断が必要です。

CMの坂上忍さんは「5年使ってなければ、もう使わない」と言います。
長い間使わないものがリストの先頭になります。

この坂上忍さんの言葉が、捨てる基準です。
人によっても、何10年も使っていないものもあります。

長く使っていないものから、捨てる。
これが原則です。

だがそこで、こういう考えが浮かびます。
「今まではそうだったが、これからは使うかもしれない」

協力者は、ここでストップをかけてください。
情けに負けないで、ストップをかけてください。

ストップをかけ、捨てるリストに入れてください。
これが大切です。

さらに述べます。
  

Posted by counsellor at 10:16カウンセリング

2020年09月25日

ため込みをやめられない人が1か月で改善する方法 142

この神経症、ノイローゼの迷いの扉を1か月で自分自身で開ける方法へのご質問、またはこころの問題についてのご相談は掲示板またはメッセージBO✕をご利用ください。ボランティア活動でお答えします。

「ため込みをやめられない人が1か月で改善する方法」を述べます。

自分が集めた資料を捨てられない人がいました。ある人は、新聞の「消費税の変更の記事」が捨てられません。もしそれがなくなったら、「変更に関して知ることができなくなる」と考えたのです。そんな理由で、部屋の中は新聞だらけです。それだけではなく週刊誌も、本も捨てられません。部屋の中は新聞に加え週刊誌も、本だらけです。ため込みををやめられない人は将来が心配です。将来にため込んでいるものがないと、心もとないのです。その心配が、ため込みを続けさせます。

将来の心配。それを弱めることが第一歩になります。そのために録音法を用います。心配を録音し、それになれていく方法です。具体的な方法を述べたいと思います。

モデルにより述べます。消費税が導入されるときのことです。3パーセントの消費税導入の時です。新聞に外税なのか、内税なのかはっきりとわかりやすく書かれていない広告が載っていました。本屋でそれを買い求めると、「週刊誌と一般書籍は異なります」と言われました。広告が載っていた本は定価を丁寧に表示してあり、それゆえに混乱したのです。そこでその広告の載っていた新聞を、念の点に読み直したのです。この人の考えていることが正しかったのです。新聞により正しさは、裏付けられました。

その出来事により、この人は「新聞は捨てられない」と考えるようになりました。新聞が無かったら、本当に困ったと考えたのです。その考えは、しみつきました。

ここからため込みは始まります。身動きができないため込みです。新聞は山のようになります。新聞の種類が増えたから、なおさらです。朝日、毎日、読売だけでは気がすみません。スポーツ新聞も買い込み、ため込みます。家の中は新聞の配送所のようです。重みで床が抜けてしまうかもしれません。それほどになりました。引っ越しも考えました。ため込みををやめられない人の中でも、重度の人は引っ越しばかりすることになります。ため込みんだものに、身動きできなくなり引っ越します。引っ越すことにより、身動きできない状況を改めざるを得なくなってしまいます。引っ越しによって、はじめてため込んだものを捨てられます。それほどのピンチにいるのです。

この人の困りごとは予測の中に有りました。それが現実のピンチになったのです。神経症的な人の困りごとは、このようなケースがほとんどです。「予測により不安になる」のです。現実は何もありません。この「予測による不安」が現実にハンドルを切らせ何の心配もない、現実をゆがめていきます。この予測による不安を、弱めていくことは可能です。行動療法的な解決は「不安に慣れれば弱まり消えていく」というものです。これは映画館で私たちが経験することと一致します。

映画館に入ったばかりのときは、真っ暗です。何も見えません。だがしばらくすると目が慣れて、映画館のなかが見えてきます。これは私たちが経験することです。同じような原理は、心配事にも通じます。心配やそれから生まれる不安も慣れれば、適応できるようになります。人にはそんなメカニズムが有ります。

そのメカニズムは「心配や不安は最初の5分をピークに、それに慣れていき20分で消える」と言うものです。心配や不安は、慣れることが解決のポイントです。その心配や不安に、慣れる方法も生み出されています。実践方法も兼ね備えていなければ、意味のないものになってしまいます。その方法を述べます。

その方法はメモ法と録音法があります。メモ法はさらに、二つの方法があります。3種類の方法があると言えます。先ずその中の最もやりやすい方法を行い、それでも効果がなかったら次の方法に進むのが良いでしょう。

最もやりやすい方法はメモ法です。これは心配を打ち消すような言葉をメモし、それを携帯して見直していく方法です。「新聞は捨てられない」と心配する人をモデルに述べていきます。「新聞は捨てられない」と心配する人は、「あとで困る」という連想が続きパニック状態を生んでいきます。そこでメモ法として、適切な言葉を考えていきます。

新聞を捨てられない人は、あとで記事がないとそれを知ることができないから困ると考えるのです。冷静に考えれば、新聞は図書館に保管されています。家に山になるほどため込む必要はありません。いま必要なことはネット検索です。ネット検索により出てきます。それにテレビの坂上忍さんのCMにあるように「5年使わなければ、もう使いません」ね。

以上からメモ法のための適切な言葉を考えていきます。先ずネット検索から、「ネットで検索すれば困らない」という言葉が導き出されます。次はテレビの坂上忍さんのCMの言葉です。「5年使わなければ、もう使いません」という言葉を利用します。テレビのCMは常に放送され、坂上忍さんはいつもテレビに出ています。だから効果的です。そこから「新聞は5週間読まなければ、もう読まない」という言葉を作り、「ネットで検索すれば困らない」という言葉と結びつけます。

こうなります⇓
「新聞は5週間読まなければ、もう読まない。困ってもネットで検索すれば困らない」これをメモします。それをいつも携帯します。それを読み返します。この程度の長さであれば、暗記できます。できるだけ暗記してください。身につけてください。それをこころの中で繰り返せば良いのです。特に不安になったら、読み返してください。読み返すだけでもいいのです。暗記したら、同じようにこころの中で繰り返してください。この方がベターです。ベストは録音し、それを聴くことです。聴くことは、外から入ってくるから効果的です。内的な言葉よりも、外的な言葉の方がストップしやすい、ブレーキが掛かりやすいのです。外側から、言いきかせるようなスタイルの方が効果は有ります。客観性を持ったものとして、印象付けられるからでしょう。多くの場合、このメモ法で改善します。これは最もやりやすい方法です。効果がない人はメモ法を深め、録音法に進めば良いのです。

それでも効果のない人は、長いメモ法を行ってください。長いメモ法は、作文を書くものです。心配の作文を書くものです。あなたの心配事を、作文にしていけばよいのです。いつも心配していることを、そのままに書いていけばよいのです。ため込みをやめられない人の場合の例を、述べていきます。

先ず原稿用紙を用意します。なければレポート用紙でもかまいません。あとはボールペンや鉛筆という筆記用具です。必要ならば消しゴムも用意します。神経症的傾向のある人は、書き直すことが多いのです。それを正す意味で、消しゴムは使わない方が良いのです。だが無理を掛けないことも大切ですから、消しゴムは使ってもかまいません。

「無理をしなくていい」と分かる事も大切です。神経症的傾向のある人は、無理をしがちです。「無理をしなくていい」と分かるだけでも改善する人は多いのです。人によっては最初は消しゴムを使い、慣れたら使わないようにしても良いかもしれません。このように消しゴムの使用に関しても、臨機応変な対応が求められます。カウンセリングには解決のための方法があります。だがそれは妄信されるべきものではありません。妄信された時に最も大切なものを失います。

よってできるだけカウンセラーの指導の下に、この方法は行われるべきです。そのほうが、妄信の迷路に入り込むことが少ないからです。迷路に入り込んでも、すぐに抜け出せます。とにかく紙と鉛筆を用意してください。いつもあなたが心配していることを、そのままに書いてください。できたらオーバーに書ければ、書けるだけ書いてください。心配事に直面します。それも大きな心配事に直面します。その方が効果的だからです。だからできるだけ、オーバーに書ければ、書けるだけ書いてください。オーバーに書けば書くだけでも、心配事に真っ正面から直面します。真っ正面から直面することこそが、大切です。それが解決のポイントです。

神経症的な傾向のある人は、不安から逃げたい。だが逃げれば逃げるほど、まとわりついてくるのが不安というものの性格です。この迷路からの脱出が課題になっています。脱出するためには、不安に直面する事です。行動療法の大きな原則である「不安は最初の5分がピーク。20分で消える」に従います。それにより改善します。

映画館に入ったときに、真っ暗で何も見えません。時間がたてば、自然にその暗さに慣れて見えるようになります。人には、このような適応力があります。行動療法は、この原則の応用です。それを神経症に応用し大きな効果をあげています。きわめて科学的な方法と言えます。科学に裏づけられています。

この方法と日本で生まれた森田療法は、似ています。だが行動療法の方が、合理的な心理療法と言えます。今の日本人には、行動療法の方が受け入れやすいものです。森田療法は、悟った先生がいます。その悟った先生が、指導します。ところがこの指導スタイルが、いまの若い人には受け入れられないのです。そこで問題化しやすいのです。民主化した今の日本では、受け入れられない人が多いのです。それもあって森田療法も民主化する方向に、ハンドルを切っています。行動療法には、悟った先生がいません。そもそもカウンセリングと悟りは、別のものと考えます。ただ科学的に神経症、ノイローゼの改善に向かいます。

だからこそ、現代の若い人に受け入れられやすいのです。「不安は最初の5分がピーク。20分で消える」をマスターし、改善させるカウンセリングが行動療法です。この科学性は、若い人に受け入れられやすいのです。行動療法の先生は、科学者として神経症の人に出会います。ひと言でいえば、近代的な人間関係です。行動療法は協力関係です。権威主義ではありません。だからこそ、行動療法家の暖かさも大切な要素になります。人によっては、行動療法家の暖かさだけで改善してしまう人もいます。神経症に関して、技術的な問題が決定的なものではないと言えます。これは大切です。

とにかく心配の作文を書いてください。書き続けてください。いつも心配しているように心配し、それを紙に書き続けます。そうすると書けなくなる時がやって来ます。どんな心配事にも底があります。底のない心配事はありません。プールで溺れても、プールの底まで沈めば浮かび上がってくるものです。慌てるから、沈んでしまいます。そこ、底まで書き進めてください。そうしただけでも、不安は弱まっています。この次に、録音します。いま書いたものを、録音するのです。自分で録音します。

自分の声で、自分で録音します。それが一番効果的です。自分の声を自分で聴くことは、こころに刻み込まれやすいのです。無意識にまで届きやすいのです。いつもの心配事を書き、それを録音して聴いていきます。途中で聴きたくなくなるかもしれません。それでも聴き続けることが必要です。不安に慣れ、不安を克服するためです。これも「不安は最初の5分がピーク。20分で消える」を利用したものです。それを現実に合わせ、応用して作られた方法です。とても効果的です。

その作文の例をあげます。
ある人は新聞に載った記事が、忘れたら困ると考えると捨てられずため込みます。コロナウィルスに対する記事は、心配であるがゆえに捨てられません。

その人の作文です。
【新聞にまたコロナウィルスの記事が載っていた。「マスクが足りない」というので心配で心配でしょうがなくなった。マスクを買いに行こうと思っても、もう売ってないかもしれない】

【そこでマスクを買いに行ったら、少しもなかった。やっぱり買う時には、買っておかないと困る事になると知ったので、ため込みはやめられない】このように、ため込みをやめられない理由が常に入り込んでくるのが特徴です。その理由に引っ張られて抜け出せなくなっています。

ただし無理に、ため込みをやめられない理由を書く必要はありません。常に入り込んでくる特徴があると述べているだけです。心配を心配のままに書いてください。【マスクを買いに行ったら、少しもなかった。少なくとも記事は取っておこう。忘れたら困る。】この最後の「忘れたら困る」が新聞をため込む人の特徴です。

さらに続きます。
【その新聞をなくしたらどうしよう。それも心配だ】このように続きます。

常に心配する人。
こんな心配の絶えない人が、ため込みをやめられない人です。

さらに続きます。
【その新聞をなくしたらどうしよう。それも心配だ】このように続きます。

さらに突っ走ってしまいます。
【その新聞をなくしたらもうダメだ】このような結論に至ります。

またさらに続きます。
【新聞をなくしたときのために、同じような記事の出ている本も集めよう】このように続きます。

ここから本のため込みも始まります。
それも書いていきます。

【本も集めようと思いました】さらに
【図書館でもいいかもしれないと思いました】

ここでも、不安は積もります。
【ほかに借りる人がいたら】

その結果、こうなります。
【本を集めよう】

【できるだけ本を集めよう】
このように、また悪循環は深まります。

さらにここでも、不安は積もります。
【無くしたらどうしよう】

そこで次のようになります。
【何冊も、同じものを買う】

また悪循環は深まります。
それも書いていきます。

【心配だから何冊も、同じものを買ってしまう】
これがこの人の気持ちです。

その心配は、止まらなくなります。
【同じものを買っても、心配は続く】

【無くすかもしれないので、心配は続く】
悪循環です。

この悪循環を書き続けます。
【心配をなくすために、また買う】

【買って買って、買いまくる】
このように書きます。

その気持ちも書き続けます。
【心配で心配で、どうしようもできない】

さらに続けます。
【買えば心配はなくなる】

【だが買っても買ってもだめ】
こう書きました。

だめさかげんを書きます。
人によっては、それだけで効果が出る人もいます。

自分の不安を書き続けます。
それだけで、効果が出る人もいます。

出ない人もいます。
効果が出た人も、出ない人も書き続けてください。

この人はこう続けました。
【部屋中は新聞と本だらけ】

【困ったものだ】
自分の気持ちに戻ります。

【自分では、どうしようもできない】
もう抜け出せない状態です。

【本の重みで、床は抜ける】
このように心配は、広がります。

【もう床も抜けます】
このように心配の結末まで書きます。

【床は抜けすべて終わります】
これが最悪の結末です。

これは一例です。
このように、いつもの心配を書き続けてください。

人によっては、書いているうちに内容の愚かさに気づく人もいます。
考えていることが、あまりにもオーバーだと気づきます。

軽い人、葛藤の少ない人はそれだけで改善します。
そうでない人は、次に進みます。

ただし軽い人で改善しても、最後まで行った方が良いのです。
そこは頑張ってください。

この人は、ため込んだ本の重みで床が抜けます。
そこで心配は終わります。

次は録音です。
この作文を録音します。

録音するもの、スマートホンでもなんでもいいですから録音します。
自分で吹き込んでください。

自分の声で吹き込むことが大切です。
意味があります。

人は、言葉で考えます。
内的な言葉で考えます。

だからこそ、自分の声で吹き込むことが大切です。
効果もあります。

自分の声で吹き込むことだけでも、効果があります。
それを聴けば、さらに効果があります。

とにかく録音してください。
じっくり聴いてください。

聞くのではありません。
聴くのです。

ぼんやり聞くのではありません。
身を入れて聴くのです。

気持ちを入れて聴くのです。
それにより不安を高めます。

不安を高め、直面します。
直面することにより、克服します。

不安から、逃げない。
逃げるから、追いかけられます。

1か月で改善するためには、2時間聴き続けることが必要です。
あとはほかの方法も行うことです。

それを踏まえ、ため込みをやめられない人が1か月で改善するプログラムを紹介します。
それは10日間を一区切りにして、30日で終了します。

先ず、録音したものを2時間聴き続けることです。
これは最初から、最後まで30日間行います。

さらに協力する人もいた方がいいのです。
いなくてもできますが、いた方がいいです。

その理由を述べます。
ため込みをやめられない人が、ため込んだものを捨てていくのがその方法です。

そのため込んだものを捨てていくことを、自分でできれば理想的です。
だが多くの場合、不可能です。

そこで協力する人もいた方がいいのです。
協力する人は、あなたを励ましてもくれます。

協力する人の条件は、あなたを励ましてもくれる人です。
あともう一つ条件があります。

協力する人はあなたを励ましながらも、ため込んだものを捨てることができる人です。
多くのため込みの人は、捨てる時に抵抗します。

その抵抗に負けない事。
これが最大のポイントです。

励ます、優しさも必要。
抵抗に負けない、厳しさも必要。

この二つの相矛盾する条件が有ります。
それを満たす人です。

その人こそが、協力する人です。
これは全てに通じます。

その協力者は、捨てるもののリストを作ります。
より正確には、捨てるもののリストを作るのを手伝います。

リストは、本人が作ります。
本人は、それだけでもたいへんです。

それを励ます。
くじけないように導きます。

そのリストは、捨てても差しさわりがないと思える順です。
ゴミのようなものが一番になります。

一番に捨てるものが、ゴミのようなものが一番になります。
ただし本人は全部大切な物と思っていますから、CMの坂上忍さんのような判断が必要です。

CMの坂上忍さんは「5年使ってなければ、もう使わない」と言います。
長い間使わないものがリストの先頭になります。

この坂上忍さんの言葉が、捨てる基準です。
人によっても、何10年も使っていないものもあります。

長く使っていないものから、捨てる。
これが原則です。

だがそこで、こういう考えが浮かびます。
「今まではそうだったが、これからは使うかもしれない」

協力者は、ここでストップをかけてください。
情けに負けないで、ストップをかけてください。

ストップをかけ、捨てるリストに入れてください。
これが大切です。

このように、リストを作ります。
さらにリストを、10段階に分けてください。

さらに述べます。
  

Posted by counsellor at 09:56カウンセリング

2020年09月26日

ため込みをやめられない人が1か月で改善する方法 143

この神経症、ノイローゼの迷いの扉を1か月で自分自身で開ける方法へのご質問、またはこころの問題についてのご相談は掲示板またはメッセージBO✕をご利用ください。ボランティア活動でお答えします。

「ため込みをやめられない人が1か月で改善する方法」を述べます。

自分が集めた資料を捨てられない人がいました。ある人は、新聞の「消費税の変更の記事」が捨てられません。もしそれがなくなったら、「変更に関して知ることができなくなる」と考えたのです。そんな理由で、部屋の中は新聞だらけです。それだけではなく週刊誌も、本も捨てられません。部屋の中は新聞に加え週刊誌も、本だらけです。ため込みををやめられない人は将来が心配です。将来にため込んでいるものがないと、心もとないのです。その心配が、ため込みを続けさせます。

将来の心配。それを弱めることが第一歩になります。そのために録音法を用います。心配を録音し、それになれていく方法です。具体的な方法を述べたいと思います。

モデルにより述べます。消費税が導入されるときのことです。3パーセントの消費税導入の時です。新聞に外税なのか、内税なのかはっきりとわかりやすく書かれていない広告が載っていました。本屋でそれを買い求めると、「週刊誌と一般書籍は異なります」と言われました。広告が載っていた本は定価を丁寧に表示してあり、それゆえに混乱したのです。そこでその広告の載っていた新聞を、念の点に読み直したのです。この人の考えていることが正しかったのです。新聞により正しさは、裏付けられました。

その出来事により、この人は「新聞は捨てられない」と考えるようになりました。新聞が無かったら、本当に困ったと考えたのです。その考えは、しみつきました。

ここからため込みは始まります。身動きができないため込みです。新聞は山のようになります。新聞の種類が増えたから、なおさらです。朝日、毎日、読売だけでは気がすみません。スポーツ新聞も買い込み、ため込みます。家の中は新聞の配送所のようです。重みで床が抜けてしまうかもしれません。それほどになりました。引っ越しも考えました。ため込みををやめられない人の中でも、重度の人は引っ越しばかりすることになります。ため込みんだものに、身動きできなくなり引っ越します。引っ越すことにより、身動きできない状況を改めざるを得なくなってしまいます。引っ越しによって、はじめてため込んだものを捨てられます。それほどのピンチにいるのです。

この人の困りごとは予測の中に有りました。それが現実のピンチになったのです。神経症的な人の困りごとは、このようなケースがほとんどです。「予測により不安になる」のです。現実は何もありません。この「予測による不安」が現実にハンドルを切らせ何の心配もない、現実をゆがめていきます。この予測による不安を、弱めていくことは可能です。行動療法的な解決は「不安に慣れれば弱まり消えていく」というものです。これは映画館で私たちが経験することと一致します。

映画館に入ったばかりのときは、真っ暗です。何も見えません。だがしばらくすると目が慣れて、映画館のなかが見えてきます。これは私たちが経験することです。同じような原理は、心配事にも通じます。心配やそれから生まれる不安も慣れれば、適応できるようになります。人にはそんなメカニズムが有ります。

そのメカニズムは「心配や不安は最初の5分をピークに、それに慣れていき20分で消える」と言うものです。心配や不安は、慣れることが解決のポイントです。その心配や不安に、慣れる方法も生み出されています。実践方法も兼ね備えていなければ、意味のないものになってしまいます。その方法を述べます。

その方法はメモ法と録音法があります。メモ法はさらに、二つの方法があります。3種類の方法があると言えます。先ずその中の最もやりやすい方法を行い、それでも効果がなかったら次の方法に進むのが良いでしょう。

最もやりやすい方法はメモ法です。これは心配を打ち消すような言葉をメモし、それを携帯して見直していく方法です。「新聞は捨てられない」と心配する人をモデルに述べていきます。「新聞は捨てられない」と心配する人は、「あとで困る」という連想が続きパニック状態を生んでいきます。そこでメモ法として、適切な言葉を考えていきます。

新聞を捨てられない人は、あとで記事がないとそれを知ることができないから困ると考えるのです。冷静に考えれば、新聞は図書館に保管されています。家に山になるほどため込む必要はありません。いま必要なことはネット検索です。ネット検索により出てきます。それにテレビの坂上忍さんのCMにあるように「5年使わなければ、もう使いません」ね。

以上からメモ法のための適切な言葉を考えていきます。先ずネット検索から、「ネットで検索すれば困らない」という言葉が導き出されます。次はテレビの坂上忍さんのCMの言葉です。「5年使わなければ、もう使いません」という言葉を利用します。テレビのCMは常に放送され、坂上忍さんはいつもテレビに出ています。だから効果的です。そこから「新聞は5週間読まなければ、もう読まない」という言葉を作り、「ネットで検索すれば困らない」という言葉と結びつけます。

こうなります⇓
「新聞は5週間読まなければ、もう読まない。困ってもネットで検索すれば困らない」これをメモします。それをいつも携帯します。それを読み返します。この程度の長さであれば、暗記できます。できるだけ暗記してください。身につけてください。それをこころの中で繰り返せば良いのです。特に不安になったら、読み返してください。読み返すだけでもいいのです。暗記したら、同じようにこころの中で繰り返してください。この方がベターです。ベストは録音し、それを聴くことです。聴くことは、外から入ってくるから効果的です。内的な言葉よりも、外的な言葉の方がストップしやすい、ブレーキが掛かりやすいのです。外側から、言いきかせるようなスタイルの方が効果は有ります。客観性を持ったものとして、印象付けられるからでしょう。多くの場合、このメモ法で改善します。これは最もやりやすい方法です。効果がない人はメモ法を深め、録音法に進めば良いのです。

それでも効果のない人は、長いメモ法を行ってください。長いメモ法は、作文を書くものです。心配の作文を書くものです。あなたの心配事を、作文にしていけばよいのです。いつも心配していることを、そのままに書いていけばよいのです。ため込みをやめられない人の場合の例を、述べていきます。

先ず原稿用紙を用意します。なければレポート用紙でもかまいません。あとはボールペンや鉛筆という筆記用具です。必要ならば消しゴムも用意します。神経症的傾向のある人は、書き直すことが多いのです。それを正す意味で、消しゴムは使わない方が良いのです。だが無理を掛けないことも大切ですから、消しゴムは使ってもかまいません。

「無理をしなくていい」と分かる事も大切です。神経症的傾向のある人は、無理をしがちです。「無理をしなくていい」と分かるだけでも改善する人は多いのです。人によっては最初は消しゴムを使い、慣れたら使わないようにしても良いかもしれません。このように消しゴムの使用に関しても、臨機応変な対応が求められます。カウンセリングには解決のための方法があります。だがそれは妄信されるべきものではありません。妄信された時に最も大切なものを失います。

よってできるだけカウンセラーの指導の下に、この方法は行われるべきです。そのほうが、妄信の迷路に入り込むことが少ないからです。迷路に入り込んでも、すぐに抜け出せます。とにかく紙と鉛筆を用意してください。いつもあなたが心配していることを、そのままに書いてください。できたらオーバーに書ければ、書けるだけ書いてください。心配事に直面します。それも大きな心配事に直面します。その方が効果的だからです。だからできるだけ、オーバーに書ければ、書けるだけ書いてください。オーバーに書けば書くだけでも、心配事に真っ正面から直面します。真っ正面から直面することこそが、大切です。それが解決のポイントです。

神経症的な傾向のある人は、不安から逃げたい。だが逃げれば逃げるほど、まとわりついてくるのが不安というものの性格です。この迷路からの脱出が課題になっています。脱出するためには、不安に直面する事です。行動療法の大きな原則である「不安は最初の5分がピーク。20分で消える」に従います。それにより改善します。

映画館に入ったときに、真っ暗で何も見えません。時間がたてば、自然にその暗さに慣れて見えるようになります。人には、このような適応力があります。行動療法は、この原則の応用です。それを神経症に応用し大きな効果をあげています。きわめて科学的な方法と言えます。科学に裏づけられています。

この方法と日本で生まれた森田療法は、似ています。だが行動療法の方が、合理的な心理療法と言えます。今の日本人には、行動療法の方が受け入れやすいものです。森田療法は、悟った先生がいます。その悟った先生が、指導します。ところがこの指導スタイルが、いまの若い人には受け入れられないのです。そこで問題化しやすいのです。民主化した今の日本では、受け入れられない人が多いのです。それもあって森田療法も民主化する方向に、ハンドルを切っています。行動療法には、悟った先生がいません。そもそもカウンセリングと悟りは、別のものと考えます。ただ科学的に神経症、ノイローゼの改善に向かいます。

だからこそ、現代の若い人に受け入れられやすいのです。「不安は最初の5分がピーク。20分で消える」をマスターし、改善させるカウンセリングが行動療法です。この科学性は、若い人に受け入れられやすいのです。行動療法の先生は、科学者として神経症の人に出会います。ひと言でいえば、近代的な人間関係です。行動療法は協力関係です。権威主義ではありません。だからこそ、行動療法家の暖かさも大切な要素になります。人によっては、行動療法家の暖かさだけで改善してしまう人もいます。神経症に関して、技術的な問題が決定的なものではないと言えます。これは大切です。

とにかく心配の作文を書いてください。書き続けてください。いつも心配しているように心配し、それを紙に書き続けます。そうすると書けなくなる時がやって来ます。どんな心配事にも底があります。底のない心配事はありません。プールで溺れても、プールの底まで沈めば浮かび上がってくるものです。慌てるから、沈んでしまいます。そこ、底まで書き進めてください。そうしただけでも、不安は弱まっています。この次に、録音します。いま書いたものを、録音するのです。自分で録音します。

自分の声で、自分で録音します。それが一番効果的です。自分の声を自分で聴くことは、こころに刻み込まれやすいのです。無意識にまで届きやすいのです。いつもの心配事を書き、それを録音して聴いていきます。途中で聴きたくなくなるかもしれません。それでも聴き続けることが必要です。不安に慣れ、不安を克服するためです。これも「不安は最初の5分がピーク。20分で消える」を利用したものです。それを現実に合わせ、応用して作られた方法です。とても効果的です。

その作文の例をあげます。
ある人は新聞に載った記事が、忘れたら困ると考えると捨てられずため込みます。コロナウィルスに対する記事は、心配であるがゆえに捨てられません。

その人の作文です。
【新聞にまたコロナウィルスの記事が載っていた。「マスクが足りない」というので心配で心配でしょうがなくなった。マスクを買いに行こうと思っても、もう売ってないかもしれない】

【そこでマスクを買いに行ったら、少しもなかった。やっぱり買う時には、買っておかないと困る事になると知ったので、ため込みはやめられない】このように、ため込みをやめられない理由が常に入り込んでくるのが特徴です。その理由に引っ張られて抜け出せなくなっています。

ただし無理に、ため込みをやめられない理由を書く必要はありません。常に入り込んでくる特徴があると述べているだけです。心配を心配のままに書いてください。【マスクを買いに行ったら、少しもなかった。少なくとも記事は取っておこう。忘れたら困る。】この最後の「忘れたら困る」が新聞をため込む人の特徴です。

さらに続きます。
【その新聞をなくしたらどうしよう。それも心配だ】このように続きます。

常に心配する人。
こんな心配の絶えない人が、ため込みをやめられない人です。

さらに続きます。
【その新聞をなくしたらどうしよう。それも心配だ】このように続きます。

さらに突っ走ってしまいます。
【その新聞をなくしたらもうダメだ】このような結論に至ります。

またさらに続きます。
【新聞をなくしたときのために、同じような記事の出ている本も集めよう】このように続きます。

ここから本のため込みも始まります。
それも書いていきます。

【本も集めようと思いました】さらに
【図書館でもいいかもしれないと思いました】

ここでも、不安は積もります。
【ほかに借りる人がいたら】

その結果、こうなります。
【本を集めよう】

【できるだけ本を集めよう】
このように、また悪循環は深まります。

さらにここでも、不安は積もります。
【無くしたらどうしよう】

そこで次のようになります。
【何冊も、同じものを買う】

また悪循環は深まります。
それも書いていきます。

【心配だから何冊も、同じものを買ってしまう】
これがこの人の気持ちです。

その心配は、止まらなくなります。
【同じものを買っても、心配は続く】

【無くすかもしれないので、心配は続く】
悪循環です。

この悪循環を書き続けます。
【心配をなくすために、また買う】

【買って買って、買いまくる】
このように書きます。

その気持ちも書き続けます。
【心配で心配で、どうしようもできない】

さらに続けます。
【買えば心配はなくなる】

【だが買っても買ってもだめ】
こう書きました。

だめさかげんを書きます。
人によっては、それだけで効果が出る人もいます。

自分の不安を書き続けます。
それだけで、効果が出る人もいます。

出ない人もいます。
効果が出た人も、出ない人も書き続けてください。

この人はこう続けました。
【部屋中は新聞と本だらけ】

【困ったものだ】
自分の気持ちに戻ります。

【自分では、どうしようもできない】
もう抜け出せない状態です。

【本の重みで、床は抜ける】
このように心配は、広がります。

【もう床も抜けます】
このように心配の結末まで書きます。

【床は抜けすべて終わります】
これが最悪の結末です。

これは一例です。
このように、いつもの心配を書き続けてください。

人によっては、書いているうちに内容の愚かさに気づく人もいます。
考えていることが、あまりにもオーバーだと気づきます。

軽い人、葛藤の少ない人はそれだけで改善します。
そうでない人は、次に進みます。

ただし軽い人で改善しても、最後まで行った方が良いのです。
そこは頑張ってください。

この人は、ため込んだ本の重みで床が抜けます。
そこで心配は終わります。

次は録音です。
この作文を録音します。

録音するもの、スマートホンでもなんでもいいですから録音します。
自分で吹き込んでください。

自分の声で吹き込むことが大切です。
意味があります。

人は、言葉で考えます。
内的な言葉で考えます。

だからこそ、自分の声で吹き込むことが大切です。
効果もあります。

自分の声で吹き込むことだけでも、効果があります。
それを聴けば、さらに効果があります。

とにかく録音してください。
じっくり聴いてください。

聞くのではありません。
聴くのです。

ぼんやり聞くのではありません。
身を入れて聴くのです。

気持ちを入れて聴くのです。
それにより不安を高めます。

不安を高め、直面します。
直面することにより、克服します。

不安から、逃げない。
逃げるから、追いかけられます。

1か月で改善するためには、2時間聴き続けることが必要です。
あとはほかの方法も行うことです。

それを踏まえ、ため込みをやめられない人が1か月で改善するプログラムを紹介します。
それは10日間を一区切りにして、30日で終了します。

先ず、録音したものを2時間聴き続けることです。
これは最初から、最後まで30日間行います。

さらに協力する人もいた方がいいのです。
いなくてもできますが、いた方がいいです。

その理由を述べます。
ため込みをやめられない人が、ため込んだものを捨てていくのがその方法です。

そのため込んだものを捨てていくことを、自分でできれば理想的です。
だが多くの場合、不可能です。

そこで協力する人もいた方がいいのです。
協力する人は、あなたを励ましてもくれます。

協力する人の条件は、あなたを励ましてもくれる人です。
あともう一つ条件があります。

協力する人はあなたを励ましながらも、ため込んだものを捨てることができる人です。
多くのため込みの人は、捨てる時に抵抗します。

その抵抗に負けない事。
これが最大のポイントです。

励ます、優しさも必要。
抵抗に負けない、厳しさも必要。

この二つの相矛盾する条件が有ります。
それを満たす人です。

その人こそが、協力する人です。
これは全てに通じます。

その協力者は、捨てるもののリストを作ります。
より正確には、捨てるもののリストを作るのを手伝います。

リストは、本人が作ります。
本人は、それだけでもたいへんです。

それを励ます。
くじけないように導きます。

そのリストは、捨てても差しさわりがないと思える順です。
ゴミのようなものが一番になります。

一番に捨てるものが、ゴミのようなものが一番になります。
ただし本人は全部大切な物と思っていますから、CMの坂上忍さんのような判断が必要です。

CMの坂上忍さんは「5年使ってなければ、もう使わない」と言います。
長い間使わないものがリストの先頭になります。

この坂上忍さんの言葉が、捨てる基準です。
人によっても、何10年も使っていないものもあります。

長く使っていないものから、捨てる。
これが原則です。

だがそこで、こういう考えが浮かびます。
「今まではそうだったが、これからは使うかもしれない」

協力者は、ここでストップをかけてください。
情けに負けないで、ストップをかけてください。

ストップをかけ、捨てるリストに入れてください。
これが大切です。

このように、リストを作ります。
さらにリストを、10段階に分けてください。

最も捨てることに抵抗の無いものを1。
逆に最も捨てることに抵抗の有るものを10。

さらに述べます。
  

Posted by counsellor at 09:55カウンセリング

2020年09月28日

ため込みをやめられない人が1か月で改善する方法 144

この神経症、ノイローゼの迷いの扉を1か月で自分自身で開ける方法へのご質問、またはこころの問題についてのご相談は掲示板またはメッセージBO✕をご利用ください。ボランティア活動でお答えします。

「ため込みをやめられない人が1か月で改善する方法」を述べます。

自分が集めた資料を捨てられない人がいました。ある人は、新聞の「消費税の変更の記事」が捨てられません。もしそれがなくなったら、「変更に関して知ることができなくなる」と考えたのです。そんな理由で、部屋の中は新聞だらけです。それだけではなく週刊誌も、本も捨てられません。部屋の中は新聞に加え週刊誌も、本だらけです。ため込みををやめられない人は将来が心配です。将来にため込んでいるものがないと、心もとないのです。その心配が、ため込みを続けさせます。

将来の心配。それを弱めることが第一歩になります。そのために録音法を用います。心配を録音し、それになれていく方法です。具体的な方法を述べたいと思います。

モデルにより述べます。消費税が導入されるときのことです。3パーセントの消費税導入の時です。新聞に外税なのか、内税なのかはっきりとわかりやすく書かれていない広告が載っていました。本屋でそれを買い求めると、「週刊誌と一般書籍は異なります」と言われました。広告が載っていた本は定価を丁寧に表示してあり、それゆえに混乱したのです。そこでその広告の載っていた新聞を、念の点に読み直したのです。この人の考えていることが正しかったのです。新聞により正しさは、裏付けられました。

その出来事により、この人は「新聞は捨てられない」と考えるようになりました。新聞が無かったら、本当に困ったと考えたのです。その考えは、しみつきました。

ここからため込みは始まります。身動きができないため込みです。新聞は山のようになります。新聞の種類が増えたから、なおさらです。朝日、毎日、読売だけでは気がすみません。スポーツ新聞も買い込み、ため込みます。家の中は新聞の配送所のようです。重みで床が抜けてしまうかもしれません。それほどになりました。引っ越しも考えました。ため込みををやめられない人の中でも、重度の人は引っ越しばかりすることになります。ため込みんだものに、身動きできなくなり引っ越します。引っ越すことにより、身動きできない状況を改めざるを得なくなってしまいます。引っ越しによって、はじめてため込んだものを捨てられます。それほどのピンチにいるのです。

この人の困りごとは予測の中に有りました。それが現実のピンチになったのです。神経症的な人の困りごとは、このようなケースがほとんどです。「予測により不安になる」のです。現実は何もありません。この「予測による不安」が現実にハンドルを切らせ何の心配もない、現実をゆがめていきます。この予測による不安を、弱めていくことは可能です。行動療法的な解決は「不安に慣れれば弱まり消えていく」というものです。これは映画館で私たちが経験することと一致します。

映画館に入ったばかりのときは、真っ暗です。何も見えません。だがしばらくすると目が慣れて、映画館のなかが見えてきます。これは私たちが経験することです。同じような原理は、心配事にも通じます。心配やそれから生まれる不安も慣れれば、適応できるようになります。人にはそんなメカニズムが有ります。

そのメカニズムは「心配や不安は最初の5分をピークに、それに慣れていき20分で消える」と言うものです。心配や不安は、慣れることが解決のポイントです。その心配や不安に、慣れる方法も生み出されています。実践方法も兼ね備えていなければ、意味のないものになってしまいます。その方法を述べます。

その方法はメモ法と録音法があります。メモ法はさらに、二つの方法があります。3種類の方法があると言えます。先ずその中の最もやりやすい方法を行い、それでも効果がなかったら次の方法に進むのが良いでしょう。

最もやりやすい方法はメモ法です。これは心配を打ち消すような言葉をメモし、それを携帯して見直していく方法です。「新聞は捨てられない」と心配する人をモデルに述べていきます。「新聞は捨てられない」と心配する人は、「あとで困る」という連想が続きパニック状態を生んでいきます。そこでメモ法として、適切な言葉を考えていきます。

新聞を捨てられない人は、あとで記事がないとそれを知ることができないから困ると考えるのです。冷静に考えれば、新聞は図書館に保管されています。家に山になるほどため込む必要はありません。いま必要なことはネット検索です。ネット検索により出てきます。それにテレビの坂上忍さんのCMにあるように「5年使わなければ、もう使いません」ね。

以上からメモ法のための適切な言葉を考えていきます。先ずネット検索から、「ネットで検索すれば困らない」という言葉が導き出されます。次はテレビの坂上忍さんのCMの言葉です。「5年使わなければ、もう使いません」という言葉を利用します。テレビのCMは常に放送され、坂上忍さんはいつもテレビに出ています。だから効果的です。そこから「新聞は5週間読まなければ、もう読まない」という言葉を作り、「ネットで検索すれば困らない」という言葉と結びつけます。

こうなります⇓
「新聞は5週間読まなければ、もう読まない。困ってもネットで検索すれば困らない」これをメモします。それをいつも携帯します。それを読み返します。この程度の長さであれば、暗記できます。できるだけ暗記してください。身につけてください。それをこころの中で繰り返せば良いのです。特に不安になったら、読み返してください。読み返すだけでもいいのです。暗記したら、同じようにこころの中で繰り返してください。この方がベターです。ベストは録音し、それを聴くことです。聴くことは、外から入ってくるから効果的です。内的な言葉よりも、外的な言葉の方がストップしやすい、ブレーキが掛かりやすいのです。外側から、言いきかせるようなスタイルの方が効果は有ります。客観性を持ったものとして、印象付けられるからでしょう。多くの場合、このメモ法で改善します。これは最もやりやすい方法です。効果がない人はメモ法を深め、録音法に進めば良いのです。

それでも効果のない人は、長いメモ法を行ってください。長いメモ法は、作文を書くものです。心配の作文を書くものです。あなたの心配事を、作文にしていけばよいのです。いつも心配していることを、そのままに書いていけばよいのです。ため込みをやめられない人の場合の例を、述べていきます。

先ず原稿用紙を用意します。なければレポート用紙でもかまいません。あとはボールペンや鉛筆という筆記用具です。必要ならば消しゴムも用意します。神経症的傾向のある人は、書き直すことが多いのです。それを正す意味で、消しゴムは使わない方が良いのです。だが無理を掛けないことも大切ですから、消しゴムは使ってもかまいません。

「無理をしなくていい」と分かる事も大切です。神経症的傾向のある人は、無理をしがちです。「無理をしなくていい」と分かるだけでも改善する人は多いのです。人によっては最初は消しゴムを使い、慣れたら使わないようにしても良いかもしれません。このように消しゴムの使用に関しても、臨機応変な対応が求められます。カウンセリングには解決のための方法があります。だがそれは妄信されるべきものではありません。妄信された時に最も大切なものを失います。

よってできるだけカウンセラーの指導の下に、この方法は行われるべきです。そのほうが、妄信の迷路に入り込むことが少ないからです。迷路に入り込んでも、すぐに抜け出せます。とにかく紙と鉛筆を用意してください。いつもあなたが心配していることを、そのままに書いてください。できたらオーバーに書ければ、書けるだけ書いてください。心配事に直面します。それも大きな心配事に直面します。その方が効果的だからです。だからできるだけ、オーバーに書ければ、書けるだけ書いてください。オーバーに書けば書くだけでも、心配事に真っ正面から直面します。真っ正面から直面することこそが、大切です。それが解決のポイントです。

神経症的な傾向のある人は、不安から逃げたい。だが逃げれば逃げるほど、まとわりついてくるのが不安というものの性格です。この迷路からの脱出が課題になっています。脱出するためには、不安に直面する事です。行動療法の大きな原則である「不安は最初の5分がピーク。20分で消える」に従います。それにより改善します。

映画館に入ったときに、真っ暗で何も見えません。時間がたてば、自然にその暗さに慣れて見えるようになります。人には、このような適応力があります。行動療法は、この原則の応用です。それを神経症に応用し大きな効果をあげています。きわめて科学的な方法と言えます。科学に裏づけられています。

この方法と日本で生まれた森田療法は、似ています。だが行動療法の方が、合理的な心理療法と言えます。今の日本人には、行動療法の方が受け入れやすいものです。森田療法は、悟った先生がいます。その悟った先生が、指導します。ところがこの指導スタイルが、いまの若い人には受け入れられないのです。そこで問題化しやすいのです。民主化した今の日本では、受け入れられない人が多いのです。それもあって森田療法も民主化する方向に、ハンドルを切っています。行動療法には、悟った先生がいません。そもそもカウンセリングと悟りは、別のものと考えます。ただ科学的に神経症、ノイローゼの改善に向かいます。

だからこそ、現代の若い人に受け入れられやすいのです。「不安は最初の5分がピーク。20分で消える」をマスターし、改善させるカウンセリングが行動療法です。この科学性は、若い人に受け入れられやすいのです。行動療法の先生は、科学者として神経症の人に出会います。ひと言でいえば、近代的な人間関係です。行動療法は協力関係です。権威主義ではありません。だからこそ、行動療法家の暖かさも大切な要素になります。人によっては、行動療法家の暖かさだけで改善してしまう人もいます。神経症に関して、技術的な問題が決定的なものではないと言えます。これは大切です。

とにかく心配の作文を書いてください。書き続けてください。いつも心配しているように心配し、それを紙に書き続けます。そうすると書けなくなる時がやって来ます。どんな心配事にも底があります。底のない心配事はありません。プールで溺れても、プールの底まで沈めば浮かび上がってくるものです。慌てるから、沈んでしまいます。そこ、底まで書き進めてください。そうしただけでも、不安は弱まっています。この次に、録音します。いま書いたものを、録音するのです。自分で録音します。

自分の声で、自分で録音します。それが一番効果的です。自分の声を自分で聴くことは、こころに刻み込まれやすいのです。無意識にまで届きやすいのです。いつもの心配事を書き、それを録音して聴いていきます。途中で聴きたくなくなるかもしれません。それでも聴き続けることが必要です。不安に慣れ、不安を克服するためです。これも「不安は最初の5分がピーク。20分で消える」を利用したものです。それを現実に合わせ、応用して作られた方法です。とても効果的です。

その作文の例をあげます。
ある人は新聞に載った記事が、忘れたら困ると考えると捨てられずため込みます。コロナウィルスに対する記事は、心配であるがゆえに捨てられません。

その人の作文です。
【新聞にまたコロナウィルスの記事が載っていた。「マスクが足りない」というので心配で心配でしょうがなくなった。マスクを買いに行こうと思っても、もう売ってないかもしれない】

【そこでマスクを買いに行ったら、少しもなかった。やっぱり買う時には、買っておかないと困る事になると知ったので、ため込みはやめられない】このように、ため込みをやめられない理由が常に入り込んでくるのが特徴です。その理由に引っ張られて抜け出せなくなっています。

ただし無理に、ため込みをやめられない理由を書く必要はありません。常に入り込んでくる特徴があると述べているだけです。心配を心配のままに書いてください。【マスクを買いに行ったら、少しもなかった。少なくとも記事は取っておこう。忘れたら困る。】この最後の「忘れたら困る」が新聞をため込む人の特徴です。

さらに続きます。
【その新聞をなくしたらどうしよう。それも心配だ】このように続きます。

常に心配する人。
こんな心配の絶えない人が、ため込みをやめられない人です。

さらに続きます。
【その新聞をなくしたらどうしよう。それも心配だ】このように続きます。

さらに突っ走ってしまいます。
【その新聞をなくしたらもうダメだ】このような結論に至ります。

またさらに続きます。
【新聞をなくしたときのために、同じような記事の出ている本も集めよう】このように続きます。

ここから本のため込みも始まります。
それも書いていきます。

【本も集めようと思いました】さらに
【図書館でもいいかもしれないと思いました】

ここでも、不安は積もります。
【ほかに借りる人がいたら】

その結果、こうなります。
【本を集めよう】

【できるだけ本を集めよう】
このように、また悪循環は深まります。

さらにここでも、不安は積もります。
【無くしたらどうしよう】

そこで次のようになります。
【何冊も、同じものを買う】

また悪循環は深まります。
それも書いていきます。

【心配だから何冊も、同じものを買ってしまう】
これがこの人の気持ちです。

その心配は、止まらなくなります。
【同じものを買っても、心配は続く】

【無くすかもしれないので、心配は続く】
悪循環です。

この悪循環を書き続けます。
【心配をなくすために、また買う】

【買って買って、買いまくる】
このように書きます。

その気持ちも書き続けます。
【心配で心配で、どうしようもできない】

さらに続けます。
【買えば心配はなくなる】

【だが買っても買ってもだめ】
こう書きました。

だめさかげんを書きます。
人によっては、それだけで効果が出る人もいます。

自分の不安を書き続けます。
それだけで、効果が出る人もいます。

出ない人もいます。
効果が出た人も、出ない人も書き続けてください。

この人はこう続けました。
【部屋中は新聞と本だらけ】

【困ったものだ】
自分の気持ちに戻ります。

【自分では、どうしようもできない】
もう抜け出せない状態です。

【本の重みで、床は抜ける】
このように心配は、広がります。

【もう床も抜けます】
このように心配の結末まで書きます。

【床は抜けすべて終わります】
これが最悪の結末です。

これは一例です。
このように、いつもの心配を書き続けてください。

人によっては、書いているうちに内容の愚かさに気づく人もいます。
考えていることが、あまりにもオーバーだと気づきます。

軽い人、葛藤の少ない人はそれだけで改善します。
そうでない人は、次に進みます。

ただし軽い人で改善しても、最後まで行った方が良いのです。
そこは頑張ってください。

この人は、ため込んだ本の重みで床が抜けます。
そこで心配は終わります。

次は録音です。
この作文を録音します。

録音するもの、スマートホンでもなんでもいいですから録音します。
自分で吹き込んでください。

自分の声で吹き込むことが大切です。
意味があります。

人は、言葉で考えます。
内的な言葉で考えます。

だからこそ、自分の声で吹き込むことが大切です。
効果もあります。

自分の声で吹き込むことだけでも、効果があります。
それを聴けば、さらに効果があります。

とにかく録音してください。
じっくり聴いてください。

聞くのではありません。
聴くのです。

ぼんやり聞くのではありません。
身を入れて聴くのです。

気持ちを入れて聴くのです。
それにより不安を高めます。

不安を高め、直面します。
直面することにより、克服します。

不安から、逃げない。
逃げるから、追いかけられます。

1か月で改善するためには、2時間聴き続けることが必要です。
あとはほかの方法も行うことです。

それを踏まえ、ため込みをやめられない人が1か月で改善するプログラムを紹介します。
それは10日間を一区切りにして、30日で終了します。

先ず、録音したものを2時間聴き続けることです。
これは最初から、最後まで30日間行います。

さらに協力する人もいた方がいいのです。
いなくてもできますが、いた方がいいです。

その理由を述べます。
ため込みをやめられない人が、ため込んだものを捨てていくのがその方法です。

そのため込んだものを捨てていくことを、自分でできれば理想的です。
だが多くの場合、不可能です。

そこで協力する人もいた方がいいのです。
協力する人は、あなたを励ましてもくれます。

協力する人の条件は、あなたを励ましてもくれる人です。
あともう一つ条件があります。

協力する人はあなたを励ましながらも、ため込んだものを捨てることができる人です。
多くのため込みの人は、捨てる時に抵抗します。

その抵抗に負けない事。
これが最大のポイントです。

励ます、優しさも必要。
抵抗に負けない、厳しさも必要。

この二つの相矛盾する条件が有ります。
それを満たす人です。

その人こそが、協力する人です。
これは全てに通じます。

その協力者は、捨てるもののリストを作ります。
より正確には、捨てるもののリストを作るのを手伝います。

リストは、本人が作ります。
本人は、それだけでもたいへんです。

それを励ます。
くじけないように導きます。

そのリストは、捨てても差しさわりがないと思える順です。
ゴミのようなものが一番になります。

一番に捨てるものが、ゴミのようなものが一番になります。
ただし本人は全部大切な物と思っていますから、CMの坂上忍さんのような判断が必要です。

CMの坂上忍さんは「5年使ってなければ、もう使わない」と言います。
長い間使わないものがリストの先頭になります。

この坂上忍さんの言葉が、捨てる基準です。
人によっても、何10年も使っていないものもあります。

長く使っていないものから、捨てる。
これが原則です。

だがそこで、こういう考えが浮かびます。
「今まではそうだったが、これからは使うかもしれない」

協力者は、ここでストップをかけてください。
情けに負けないで、ストップをかけてください。

ストップをかけ、捨てるリストに入れてください。
これが大切です。

このように、リストを作ります。
さらにリストを、10段階に分けてください。

最も捨てることに抵抗の無いものを1。
逆に最も捨てることに抵抗の有るものを10。

このようにメモリをつけていきます。
それを 1⇒10 に踏み上がっていきます。

さらに述べます。
  

Posted by counsellor at 09:50カウンセリング